[N](ニュートン)は「力の単位」です。
「力の単位」といえば、[kgf](kg重と読む)が馴染み深いですが、これは重力の加速度が変わると変わってくるので、[N]で表現する方が実際の力を表現していることになります。
([kgw]とは表記しません。[kgf]です)
[kgf]は重さの単位[kg]に「重力の加速度」を乗じたものです。
例えば地球上では、重力の加速度はほぼ9.8m/s2です。([s2] は秒の2乗の意味です)
よって、
1kgf=1kgx9.8m/s2=9.8kg-m/s2=9.8N
となります。
この計算式からわかるように、同じ質量[1kg]のものでも、地球上にあるときと、月へ持っていったときとでは「力」が変わります。
また地球上でも地域によって「重力の加速度」は僅かに違います。
「力」を、[N]で表現するときと、[kgf](kg重)で表現するときの違いがおわかりいただけたでしょうか?
今気がついたのですが、「重さ」といういいかたは曖昧ですね。(^_^;)
厳密には「重さ」の単位が[kg]なら、これは「質量」(重力が変わっても不変)のことなのですが、一般にはモノを持ったときに手(腕)に感じる「力」を「重さ」と言いますね。(これは正しくは「力」というべきなのです)
もっとも地球上ではあまり変わりませんから、どちらでもよい、といえばそれまでですが・・・。
ところでA2のURLには妙な注釈があります。本文とこの関連がわかりません。訂正するなら「注釈」にせず、本文にすればよいと思うのです。紛らわしいです。いったいどっちが正しいのかと混乱します。
「物理」の下、7行目・・・比熱の定義
これは一般常識とは違うので訂正願います。大学では高校で習った比熱c [J/(g・K)](単位重量またはmolあたり)を熱容量と教え、比熱は忘れてもらう。ただしこの「比熱」はJISにもそのように記されているので間違いともいえない。しかし世界には通用しない。
「なんのこっちゃ?」という気分です。
(「JISにも記されているので間違いともいえない」・・・そんなら書くな、といいたい)
ちなみに、わたしは「比熱」と「熱容量」は違うと思います。本文支持、注釈誤り・・・の考え方です。
HPにはいい加減な記述がいっぱいあります。
シロウトさん宛の回答に、HPを丸投げするのはやめましょう。