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法律関係の仕事に就きたいんです(カテゴリ違いかもしれませんが・・・)
僕は今年で中学生になります。 将来、裁判官か弁護士か検察官になりたいと思っています。ですが、司法試験がとても難しいらしく、今から何かできることはないかと思っています。今は何をすればいいんでしょうか? アドバイスをください。
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「今行われている」司法試験は確かに、とんでもなく難しいです。合格率が2パーセントです。 ただ、「司法制度改革」といいまして、日本の法曹(ほうそう)人口(裁判官・弁護士・検察官として職業についている人の人数)は今、3万人くらいなんです。しかし、これでは裁判官がたらないばかりに裁判が遅れたり、弁護士がたらないために市民が相談をしにくい、などの問題が起こっているんです。ということで、もっと法曹人口を増やそう!ということで、はじまったのが「法科大学院」という制度です。あなたはいま、中学生ですが一番良い道はこれから高校へ進んで頑張って勉強をして、大学の法学部(法律の勉強を行う学部)に入学することです。大学で4年間勉強したあと、さらに先ほどあげた「法科大学院」へ進学します。法科大学院で2年間勉強すれば、今行われている司法試験よりも易しい試験を通過することで弁護士・裁判官・検察官になれるんです。 ただ、この新しい司法試験は来年から行われるので、来年の合格率を見てみないとどうなるかわかりませんが、今の司法試験のように2パーセントと言う事はないはずです。それではわざわざ法科大学院を設置した意味がありませんから。もし、法律以外に勉強したいことがあれば大学は必ずしも法学部でなくとも良いですが、法学部でないと法科大学院で3年勉強しなければなりません。 今からやっておくことですが、国語や社会、英語を頑張るのはもちろん、数学や理科もそれなりの点を取れるようならば、あとあとそれが生きてきます。今はとにかく学校の勉強を頑張ることです。あとは政治の動向などにも注目できればなお良いかと思います。今年中学生1年生と言う事は3年生(?)で政治や経済の勉強を社会科でやると思いますが、弁護士や裁判官の活動の元になっている「法律」を作っているのは国会なんです。 …というのはありきたりな答えですよね。私のお勧めは「裁判の傍聴」をすることです。つまり、裁判が開かれているとき、後ろのいすに腰掛けて裁判を聞くんです。私は、1回だけ「東京地方裁判所」というところで、殺人の裁判を傍聴したことがありますが、法廷の雰囲気というのはこういうものかと実感させられました。(ただ、実際の裁判で検察官と弁護士が激しく言い合うことはほとんどないのでこういうのを期待していくと期待はずれになりますが)傍聴するときには、予約・事前の電話などいっさい必要ありません。裁判所にいけば、当日行われる裁判の一覧が貼り出されているので、見たい裁判が行われる部屋に入ればいいんです。でも、できれば「刑事裁判」の裁判が分かりやすくて良いと思います。殺人とか、強盗、窃盗、詐欺などを裁く裁判ですね。「民事裁判」の場合、債権がどうしたとかこうしたとか、聞いててもわけがわかりません…。あ、それから「家庭裁判所」の審判は非公開なので傍聴することはできません。このあいだ、最終回を迎えた金八先生を観ていましたか?あのドラマの中で金八先生が教え子の審判(裁判)に付き添うシーンがありましたが、実際には部外者が立ち入ることは出来ません。たとえ、担任であってもです。付き添うことが出来るのは保護者だけなんですよ。なので、まずは地方裁判所からはじめるのが良いと思います。各都道府県に一つはおかれているのでお住まいの都道府県の地方裁判所がどこにあるか、調べてみてください。
お礼
詳しく、分かりやすい回答をありがとうございます。 裁判を傍聴できるということにびっくりしました。 今は勉強をがんばって将来法律関係の仕事に就けるようにがんばりたいです。 本当にありがとうございました!