>作文は自分の考えを書き、小論文は実際に起こった事を書く。
違います。
作文は自分の考えを書くのが目的ではありません。作文は、修辞能力を試験者に示すために作成する文章です。だから、隠喩を駆使して主題をぼかし、具体的なデータは挙げないのが基本です。また、書く内容に根拠は要りません。朝日新聞の天声人語が作文の手本と呼ばれるのは、これらの条件を満たすからです。
また、小論文は「起こった事」を書くのが目的ではありません。それは論文ではなくて報告書と呼びます。論文は「私は何々は何々だと考える」という主張を構成する文章です。単に「主張を述べる」のではなく「構成する」と書いたのは、その根拠を示すことが重要だからです。主張の根拠として「起こった事」を挙げることがありますが、それが目的ではありません。
>作文は『です、ます』で、小論文は『だ、である』というかきかたをする。
違います。
文体は関係ありません。
お礼
大変わかりやすい解説ありがとうございました。 とても参考になりました。