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遺伝子操作の倫理的問題とは?
遺伝子を操作して人のクローンを作ったりすることは、倫理上問題があるとかで国際的に禁止されておりますが、ここでいう倫理とは具体的にどういったことなのでしょうか? 私が思うに、きっと何かの宗教的考えに根ざしたもの(例えばキリスト教とか)で、遺伝子操作は神の冒涜にあたるとかそういった感じだと思うのですが、もしそうであるとするなら、無宗教国家の日本は禁止する必要は無いのでは? (ちなみに私は別に賛成してほしいというわけではありません)
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やっぱり自分でも興味のある題材というのは答えてて も楽しいですね。 ということで、また補足から。^^; しかも余談のほうにおもいっきり反応します。^^;;; >優れた子孫を残すことは全ての生物にとっての最大 >の使命なわけで、人類はその手っ取り早い方法を入 >手することができているのです。 これですが。 「人為的な変化」そのものである、遺伝子を操作する という技術が、問題になる可能性があると考えられる からでしょうね。 他の方も述べられてましたが、個別な変化は差別の 温床になるでしょうし、貧富の差によって種そのも のが分化してしまったり問題がガンガン出手来るで しょう。 さらに、「自分達自身で変化するという事」に根源的 な恐怖を感じたり、次世代が自分達よりも優れた形質 を得る事に嫉妬を感じたり・・・・。 そういうむき出しの感情をコントロールする術として 文明人は倫理を持ち出したりするみたいです。 また、ルール化しない事には、種そのものが危険にな る可能性があります。 遺伝子操作が進みきって、自由に自分や家族をデザイ ン出来るようになったときに、他の人間との間に子供 が生まれる事が可能でなくなるほどの差異が当たり前 になって、さらに操作をしなければ子供が産まれない という世界になった時、はたしてその種は、種として 生き残ったといえるのでしょうか? 遺伝子操作に伴ういいしれない不安感とは、ひょっと すると、ヒトという種を守るという根源的な部分から くる恐怖なのかもしれませんね。 そして、遺伝子操作への憧れは、より生存率を高める ための欲求からくるのかもしれません。 全部想像ですけどね^^; まあ。私としては、 出来るならいろいろやってみたいけど最終的には戻せ るような可逆的な技術に育ってほしい分野 ですね。
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ありありですよ(^^;゚。 すべての人が遺伝子に関する知識を正しく有し、正しく利用するなら何の問題もないです。 しかし、世の中奇麗ごとだけじゃ渡っていけないのも事実で、やろうと思えば、たとえばサッカーの神様○○氏のクローンを9人作って育て、サッカーチームを作ることだってできるんです。 また、thethe80さんのクローン(thethe80さんとまったく同じ遺伝子を持つ赤ん坊)を、本人に黙って作る事だってできます。 そんなのイヤでしょう?(笑) つまり、ichizoさんもちらっとおっしゃってますが、クローン技術というのは「人権を有する物を科学的に合成できる」んです。 と、こういう言い方をすれば、クローン技術がいかにヤバいものか分かっていただけるかと思いますけど(笑)
補足
ありがとーございます。 いや、わたしもうすうす問題があるんだろうなと思っているのですが、具体的に何が問題なの?と自問してみると答えが見つからないのです。 下のかたの補足にもかきましたが、過去の天才、例えばアインシュタインとかのクーロンを作ったり、遺伝子操作で化学の天才を作って、彼らの人権に配慮して普通に生まれた子供と同様の育て方をして、将来人類の科学に貢献させる、というのは問題ですか?彼らの人権を十分配慮してあげればよいのでは?
- ichizo
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倫理的かわかりませんが、多分クローンで作られた(言い方が正しくないかもしれません)人間も、DNAや特徴が一緒でまったくの同一人物だとしても思考などは別の一個人だから問題になるのではないのでしょうか。 例えば僕のクローンが出来て見た目や声まで一緒だとしても、考えている事は全く別な訳で、そうなると彼には彼の人生と言うものが出来てくると思います。 僕が重病人でとある臓器を入れ替えなくてはいけない。だからクローンを作ってその臓器と交換しようなどということをおこなったら、クローンの側としてはたまったものではないですよね。だから問題になっているのだと思います。学者さんに聞いたりした訳ではないので、あまり自信はありません。一応参考意見程度に聞いといて下さい。
補足
ありがとーございます。 なんとなくわかりました。 でも、過去の天才、例えばアインシュタインとかのクーロンを作ったり、遺伝子操作で化学の天才を作って、彼らの人権に配慮して普通に生まれた子供と同様の育て方をして、将来人類の科学に貢献させる、というのは問題ですか?
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お礼
ご回答ありがとうございます 皆さんの回答を元に、しばらく頭を冷やして考えてまして、以下のような結論に達しました。 補足に 「ヒトの遺伝子操作に対する私の根本的な考え方は... 優れた子孫を残すことは全ての生物にとっての最大の使命なわけで、人類はその手っ取り早い方法を入手することができているのです。なぜそれを「倫理的」という後天的に発生した理由で禁止しなければならないのか、と思ってます。」 などと書き込みましたが、ヒトが他の生物とちがうのは人としての「尊厳」が有るか無いかなのではないでしょうか。この尊厳をいかにして守っていくかの方法が「倫理」なのでしょう。人としての尊厳が守れないような遺伝子操作を行った時点で、人は尊厳を失い、動物以下と成り下がってしまう。そこで「倫理」によって「尊厳」を守らなければいけない、ということなのでしょう。 「それはちがーう!」という意見がございましたら、また回答してください