- 締切済み
健康保険のオンラインの非対応について
医療事務に従事する者ですが、健康保険の資格確認にどうしていまだにオンライン化されていないのか、不思議で仕方がありません。クレジットカードのようにオンライン化されていれば、被保険者の事故情報を吸収することにより、資格喪失や盗難・紛失による他人による不正利用を防げるはずですのに。厚労省の担当課にEメールで聞いても返事は来ませんし。保険者(国保-市町村、政管健保-社保庁、健保組合)、医療機関、調剤薬局、厚労省のどこにネックがあるのでしょうか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- srs160
- ベストアンサー率55% (54/97)
たしかに政府管掌はカード化されましたが、国保は市町村独自のシステムですので保険証がカード化されているのは一部ですよね。 たしかにオンラインでの資格確認システムが実現すればコストの低下につながると思いますが、おそらくそのシステムを導入するに際して膨大な導入コストを必要とする点でしょう。 保険者のほうでそのシステムを構築するのもコストはかかると思いますが、問題は医療機関や調剤薬局のほうです。 現在では審査支払機関に持ち込まれるレセプトのほとんどがコンピュータで印字されたものですが、零細な診療所などではいまだにボールペンなどでの手書きレセプトが残っているのが現状です。 そのような医療機関等にそのような資格確認オンラインシステムを導入する費用があるのかどうかです。 また、現在レセプト電算処理システムというものがありますが、システム導入を国が進めているにもかかわらず一向に電算処理が進まないのもこういった点があると思います。 結局のところ高額なシステムへの参加するためのコストをを医療機関等に求めることが難しい点ではないか思います。
- naosan1229
- ベストアンサー率70% (988/1406)
まず、#1の方の回答にもありますように、保険者が多いんですよ。 政府管掌健康保険は社会保険庁長官ですが、国民健康保険は各市区町村ごとが保険者ですし、そのほかにも各健康保険組合(約1,600組合だったと思います。)、共済組合、国民健康保険組合などがあり、それぞれをオンラインでつながなければなりませんし、健康保険組合や市区町村の国民健康保険は、老人医療費の増大や被保険者の収入減により、そのほとんどが赤字経営です。 そのため、資格のオンラインによる確認のためのハード面での整備ができないでいるんです。 あと、病院側でもその整備をしてくれるところとしてくれないところがあるため、どれだけの費用が初期にかかるのかが想像つかないものでもあります。 クレジットカード会社や消費者金融は、会社数としてはそんなに多くなく、昔はクレジットカード会社での信用情報と、消費者金融会社の信用情報と、それぞれが連合会を持っていましたので、二系統のオンラインによる信用情報となっていました。(今現在は統一化されているかも)そのため、オンライン化するのも楽だったのでしょう。 また、健康保険を資格喪失後に使用してしまうのは、たいていの場合は被保険者の退職を知らない被扶養者だったり、退職後であってもしばらくは保険証が使用できるだろうなどと言う考えだったり、月の途中で資格喪失し、病院としては月初に保険証を確認した後だったりということが主な原因で、資格喪失後の数日以内での使用となっているのが現状です。 割と悪意があって喪失後に使用している方は少ないんですよ。 また、もしオンライン化されたとしても、事業主などからの資格喪失届が、保険者に届け出られるのが遅ければ意味がありません。 もっとも、社会保険庁としても何もしていないわけではありません。 政府管掌健康保険は将来的に保険証をICカード化して、病院の資格確認に役立てる方向で考えています。(下記参考URL参照) そうなれば、他の保険者もそれにならうことになりますので、将来的には全保険者の保険証について、資格確認が病院にて行うことができるようになる方向で、考えられています。 ま、私個人的にはこれだけネットが普及しているわけですから、病院や保険者間でのイントラネットを構築して、被保険者や被扶養者の資格情報を共有できるようにしたほうが、わざわざICカード化してコストをかけて整備するよりも、もっと安価にできると思うんですけどねぇ。(もちろん、誰が検索したかもわかるようにしなければいけませんが)
- beam-
- ベストアンサー率25% (447/1721)
保険者(国保-市町村、政管健保-社保庁、健保組合)、医療機関、調剤薬局、厚労省の全てにネックがあります。 今の手順で充分利潤があるのに、なんで今更システム変えなきゃならんねん?と誰も手を出しませんから。
補足
早速のご回答、ありがとうございます。ただ、保険者は、膨大なレセプトデータを毎月業者にパンチ入力させ、レセプト点検資格システムを構築しているんですよ。事後に資格喪失等により過誤返戻をするのが実態です。事前にチェックできれば、保険者としては、大いに助かるのですが・・・。