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欧米でのハーケンクロイツ(鍵十字)の禁忌ぶりを教えて下さい。
外国製フライトシムのパソコンゲームをやって気がついたのですが、(IL2シリーズ) ドイツの戦闘機の尾翼に鍵十字、ハーケンクロイツがありません。 ドイツ第三帝国の飛行機がリアルに再現されていても、 単にマークが世間に嫌われるから入れないというのはバランス感覚が無いように感じます。 歴史の歪曲ではないのでしょうか?またそれに対しておかしいと言う人はいないのでしょうか? 欧米人は卍マークはなにがなんでも認めないものなんでしょうか。そのとりまく環境と原因を教えて下さい。
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実感した例だと、子どもの頃作っていたプラモデルでしょうか。 WW2当時(1944年まで)はフィンランドも逆さ卍を航空機などの国籍認識標として使っていました(白丸の中に空色の逆さ卍。ナチと違い45度傾けることはない)。これ、とある伯爵家の紋章で、ナチよりも使用は早く、まるで無関係なのですが、舶来のプラモデルでは絶対にラベルが入っていません(輸入業者がわざわざそれだけ別に作って同梱している)。 #ちなみにフィンランドの国章はWW2停戦後替えられるわけですが、その理由も、「やっぱ、ナチとにてるし」です。 背景ですが、特にドイツ国内法で出版などが禁止されている点が大きいのではないでしょうか(もちろんそれを是認する世論があることは言うまでもない)。 リンク先によれば「2000年12月12日にドイツ連邦最高裁判所(Bundesgerichthof)は、ドイツ以外の国にあるコンテンツでもドイツ国内からアクセスできる限り、ドイツの国内法で裁くことができるという判断を示し、世界中で大きな話題になった」などという狂った判決も出しているようですし。。。。 PCゲームとは言え、それが商業ベースである以上「ややこしいこと」に巻き込まれるリスクをヘッジするのは当然かと。
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- hirry
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ドイツにおいては、ナチを賛美する行為自体が違法です。ナチへの教訓から、自国の民主主義を否定する行為自体が法律で禁止されています。この民主主義防衛のために、民主主義にとって不可欠の言論の自由を制限することを表して「積極的民主主義」とか「戦う民主主義」などということもあります。ハーケンクロイツを掲げることは、民主主義を否定することと同義のように見えるのではないでしょうか。歴史の中で民主主義を築いてきたヨーロッパの国々では、民主主義をより大事にしています。 法律の上でも多くの制限はありますが、民衆感情レベルでもかなり厳しいものがあります。ドイツでは、第二次世界大戦以降には、ナチ指導者と同じ名前を子供につけることはほとんどなくなりました。 史実にこだわって作られたゲームでハーケンクロイツがついていないのは、確かに物足りないですね。しかし、ヨーロッパでは、日本などよりはるかに詳細に歴史を教えますから(ドイツの歴史教科書が分厚かったのに驚いた覚えがあります)、歴史認識という点では日本などよりはるかに詳しいと思われます。タブーだからといって、決してナチのことを何も知らないのではないと思います。
- nacam
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基本的には、k99さんの言われるとおりだと思います。 ドイツの国章は、鉄十字(白地に黒の十字)なので、それをつけておれば問題ないと思われます。 鉄十字は、ドイツ騎士団の紋章で、現在でも使われています。 ナチ嫌いの陸軍は、ハーケンクロイツを使用する事はほとんどありませんが、ナチの牙城の空軍は、付けてますね。 空軍の司令官が、ナチの副総統だったからかもしれませんが。 ハーケンクロイツが無いので、歴史の歪曲とするならば、シュミレーションゲームで、史実と異なる結果が出れば、歪曲となってしまいます。 しょせんゲームですから、細かく考えない事です。 ヨーロッパでのナチへの拒否反応は強いですね。 このあいだも、イギリスの王子が、ナチの仮装をして問題になりましたし、本日の新聞でも、ドイツでネオナチのデモが予定されたら、即座に禁止する法律ができてしまったようです。 ヨーロッパで、ナチを賛美するのは、広島で原爆投下を賛美するのと同じ事だと思います。 ただ、最近の経済停滞で、ネオナチズムが力をつけてきている現状もあります。(ドイツに限りません) そのため、反ナチ勢力も危機感から、より強硬に運動しているようです。
- Yorks
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ナチスドイツの国防軍のマークは鍵十字ではなく十字です。 鍵十時をつけたドイツ軍は武装親衛隊(SS)だけです。
- marth
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とりあえず、知っている範囲で実例を挙げると、 ・ヒトラーを人間的に描写した映画に賛否が分かれました。 ・ナチやファシストを連想させる敬礼をしたプロスポーツ選手に罰金が科されました。 ・ハーケンクロイツを描いていた日本の漫画が掲載されたときに、ハーケンクロイツを「田」に修正して掲載されていました。 少なくとも、ドイツではナチを連想するものはタブーで、公での使用を法律で禁止しています。
お礼
ご返答、ありがとうございます。 1 映画はウンターガング(没落)ですね。 今度DVDを探してみます。こんな映画ができてヒットするのもドイツにもまともな感覚が戻ってきたということですね。 2 これを見て思い出したのはプロレスの神様、カールゴッチがカールクラウザーの名前で活躍していた話です。アメリカでドイツ人のギミックとしてナチの敬礼のパフォーマンスをしてたとか。(ゲームの情報ですが)相手レスラーにオクトパスホールド(卍固め)を決めてブーイングを浴びるゴッチを想像してしまいました。 ハーケンクロイツホールドとかはよばれなかったんでしょうかね。 3 これも飛行機模型のパッケージか、説明書で見ました。なんで田んぼの田なんだろう、と子供心に思いました。何の説明もなかったので。 よくわかりました。 表現の自由がナチスの起こした罪によって阻害されているんですね。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 異教徒から欧州を守る十字軍のイメージが あるそうですね。 確かに戦車では主に十字が使われてます。