近接効果について教えてください。
近接効果について教えてください。
「平行で互いに近接した2本の導線に同じ方向の電流が流れるとき、導線同士の間は磁束密度が高くなり、電流はそれぞれの導線内部で他方の導線に接していない側を流れようとする」
という近接効果の原理がいまいち理解できません。
(1)導線同士の間は磁束密度がゼロもしくは極少になるように思えます。
右ネジの法則から、それぞれの導線の周りには同じ回転方向の磁束が生じますよね?すなわち導線の間では磁束が逆向きなので打ち消し合い、最終的に2本の導線をまたぐ落花生型の磁束線ができるイメージがあります。この考えは間違いでしょうか?
(2)フレミングの左手の法則を考えれば、むしろローレンツ力によって引き合うのでは?
高校物理では同じ方向に電流が流れる電線は互いに引き合うとならいますよね?この時電線の断面では他方の電線に近い側に電流が引きつけられているイメージがありました。この考えは間違いでしょうか?近接効果のケースも電流には引き合う方向にローレンツ力が働いているのではないのですか?
いくらか調べる中で、「近接効果は表皮効果と同じ原理・・・」との表記がありました。ということは、一方の電流が他方の導線内の近い側に誘導電流を発生させ(ようとし)、その誘導電流の向きが逆向きであるために抵抗として働き、結果として導線の接点付近は流れにくくなる、ということでしょうか。更に言えばこのときローレンツ力も働いていて引き合っているが、抵抗の大きさが支配的であるということでしょうか。
以上、初歩的な質問の上に大変読みにくい文章で恐縮ですが、みなさんご享受願います。
(添付画像は以下のページより引用)
http://ednjapan.rbi-j.com/issue/2010/3/65/6348