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同和地区の逆差別(結婚差別)について教えてください

結婚を考えている人がいるんですが、彼が同和地区出身かも知れません。 正直、私は同和(被差別部落)についてはあまり知識がありません。ですから彼の生まれは気にしていないのですが、彼のご両親のほうが私との結婚を反対しているようなんです。同和地区の者は同じ同和の者と結婚するべきだ、ということなんでしょうか。 私は部落については、小学校の時に同和教育として学んだことしかありませんので、彼のご両親の考えが全く理解できません。ただ、私の両親に何気なく「私が同和の人と結婚したいといったらどうする?」と聞いたところ、「どうしてもというのなら私たちと縁を切って嫁にいけと言う」と言われました。意外な言葉にショックを受け、改めてこの差別について考えています。 同和問題というのは現代でも根強く残っているのでしょうか?どうして差別・逆差別によって結婚を反対されなければならないのでしょう。1人で考えても堂々巡りでただ辛い日々です。 どなたか何かご意見・体験をお聞かせください。

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  • jun-yuri
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回答No.15

はじめまして、私は関東近郊在住の20歳後半の女です。 長くなりますがご容赦下さい。 状況がとても似ていて、驚きました。 私も今まさに結婚を考えている彼が同和地区出身(現住所は違いますが、本籍が都下有数の同和地区です)かもしれないということで悩んでいます。 彼はどうも同和地区云々ということを知らないようで、彼のご両親の反対は今のところ耳にしてはいません。が、うちの親には 「彼と結婚したら、お前は死んだものと思う」 「お前をそこに嫁に出したら、自分たちも死ぬ(極端ですが)」 とまで言われました。両親の出身が関西で、近くに活動盛んな同和地区があり、幼い頃の「同和はこわい」という刷り込みもあったのだと思います。 その世代の価値観について、どうこう言っても、長い間で身についてしまったものは仕方のないものかもしれません。 ただ、それ以降、両親も、そして恥ずかしながら同和地区についてまったく知らなかった(はじめ、「童話?ってなに?」と聞いたほど)の私も、 色々なことを一緒に学びました。 同和とは何なのか、どんな問題なのか、現状はどうなのか(これはまだ調査中です)… そしてその中で私も「彼とは別れなきゃいけないのかもしれない」という思いと「でも愛しているし、別れられない」という思いの中で散々悩みました。 そんな私を見て、両親も思うところあったのか今では 「どうやったらその問題を乗り越えられるか、考えよう。そして、(私が)乗り越えられると結論を出せたら、応援する」 という態度にまで軟化しました。 相手(この場合は親子)の考えを理解すること、そして一緒に考え、悩み、話すこと。それをあきらめないで欲しいです。 私はまだ「こうしたらいいよ」ということを言うレベルにまで問題を消化し切れていないのですが、 最近ではこう思います。 社会、差別をするかもしれない社会はとても大きくてそんなものに立ち向かおうなんて到底思えない。 でも社会とは実体は法律の文面でも、政治家の面々でもなく、それを構成する人ひとりひとりなんですよね。 それこそむかーしむかしは差別をする人=赤、しない人=青、だとすると、赤の方が多くて、赤紫のような社会だったかもしれない。 今は、青の方が多くなって、青紫のような社会かも。 そして、今自分は赤になるか青になるかの選択を迫られているのかな、と。 奇麗事や壮大なことを言うわけではありませんが、 社会がいつか青になってくれることを願うだけではダメなんだと思うんです。まずは自分が青にならなきゃ。 そうしたら大きな社会が、1%に満たないくらいの割合であっても青に近づくんじゃないかなーと。 正直、こんな問題知らなきゃよかった、と思うこともあります。なんで私だけー!とかんしゃくを起こしたこともあります。 でも今は、一歩一歩ゆっくり進んでいって、いつか彼の口からそれを聞くことがあったとしても 「それがどうかしたの?」と朗らかに笑える自分になることが、私の理想です。 なんだか自分の話ばかりになってしまいましたが、 同じように悩む人間もいるんだと伝えたいと思いました。 nanna-nannaさん、一緒に頑張りましょう!

nanna-nanna
質問者

お礼

読んでいて救われる気持ちがしました。 私とよく似た状況でも、前向きに生きて行動しているjun-yuriさんをとても心強く思います。 自分がこの先戦う相手が「社会」だと思うと足がすくんでしまっていたのですが、jun-yuriさんのように「社会」というものを捉えればもう少し落ち着いて頑張れそうです。 私という人間、一個人が何か大きなことを出来るなんて思っていません。ただ、まず自分が青になること、それが大事なんですよね。 そこまでいくのに随分悩まれ、苦しまれたことだと思います。生きたアドバイスをありがとうございました。 jun-yuriさんのお気持ち、とても嬉しかったです。 ぜひぜひ、一緒に頑張りましょう!

その他の回答 (15)

回答No.5

同和問題については、ある種”聖域”であるため、マスコミも積極的に取り上げようとしないんですよね。ですが、部落差別に関する書籍はいくつも出版されているので何冊か読んでみるのが一番よいのではないかと思います。 橋のない川 住井すゑ著 などは有名です。 そもそも日本の戸籍制度というのは、部落出身者かそうでないかを区別する為のものなんですよ。つい(2),30年前までは就職の際に戸籍謄本を企業側に提出しなければならず、部落出身者であるか否かをチェックされていたのです。結果、部落出身者は一般に人が嫌がるような類の仕事をする(産廃業者、食肉関係、皮革関係、は今でも部落出身者が多いとされる)ようになった訳です。ですが、一方で逆差別のようなことも起きており、例えば、被差別部落の多い京都では、市の職員の採用の際、一定数の被差別部落出身者を採用しなければならない等がありますし、地方自治体から金銭の援助があったりします。 私は東京出身者なので、身近に部落問題を意識することはなかったのですが、福岡に住む友人などに聞くと今でも公民館で”差別は止めましょう”というような道徳的映画が上映されたりしていると言いますから、まだまだ西日本方面では差別が根強く残っているのでしょうね。 余談ですが、今、韓流ブームなどと言って、韓国や他のアジアの芸能人がもてはやされていますが、少し前までは考えられないことでしたよね。実際、日本の芸能人も在日韓国、朝鮮人が多いのですが、芸名というのは元々の名前を隠す為に用いられていたんです。それが、いまや四天王だなんだといって、かなり年配の人達も騒いでいるでしょう?一昔前だったら考えられないことですよ。時代は変る・・という事が言いたかったんですけれどね。 さて、結婚については、個人による所が大きいことだと思います。同和問題を全く気にしない人もいれば、気にする人もいる。そして、差別というのは理屈で割り切れるものではないように思います。 ですから、一般的な意見が当てはまる事ではないと思います。貴方がどう思うか、貴方と彼、家族がそれぞれどう思うか、どうするのかに尽きると思います。

nanna-nanna
質問者

お礼

部落差別について、丁寧なご回答ありがとうございます。戸籍が部落を判別するためのものだったなんて、そこまではっきりとした差別があったのですね。 韓流ブームについては私も「日本も変わったなぁ」と感じています。本当に少し前までは考えられないことですね。時代は確実に変わりつつあるようです。話がズレますが、堀江社長みたいに古い時代を変える若い人も出てきましたよね。 私の両親が部落を気にするなんて思ってもみなかったことですし、両親が本当にそこまで気にしているかも分かりません。できれば私が両親の考えを変えていければ、と思いました。

  • dddameo
  • ベストアンサー率13% (3/22)
回答No.4

僕は京都に住んでるんですが、京都には部落が多いらしく、年寄りが気にしていることは事実です。 現にどこそこの娘さんが部落出身やから結婚断られたらしい。っていう話を聞いたこともあります。 少し話しがずれるかも知れませんが、僕の母は在日韓国人2世で日本人である父との結婚のとき周りはだいぶ反対したらしいです。当時は在日韓国人は在日同士で結婚することが当たり前だったらしく、うちの両親は結婚するのにだいぶ苦労したと聞いています。今でも、従姉妹が結婚を反対されて結局話がなくなったこともありました。僕は自分が特別だとは思いませんが、両親のおかげでまったく差別を抱いていないと確実にいえます。たとえば僕と同じような境遇の人は同じように在日に対する差別はないと思っています。 差別、逆差別ははっきり残っているといえます。ただどこかでその流れを切るには今の世代がその差別を乗り切るべきだと思います。そうすれば今後そんなものはなくなるでしょうから。それはかなりきついことだし、簡単なことではないけどnanna-nannaさんたちががんばることで少しずつでも差別がなくなればいいと感じます。 なんか自分の境遇を重ねて意味わからなくなってしまいましたけど、、、。親の世代の慣習を全て受け入れることが良いことだとは思わないで欲しいです。長々とすいませんでした。

nanna-nanna
質問者

お礼

ご自身の体験談をお話しくださってありがとうございます。やはり上の世代の方は非常に気にしてるのですね。今でもそれが残っているなんて悲しいです。 でもあなたのように前向きな明るい考えを持った方がいることが嬉しいです。私たちが少しでも差別の意識を変えていければ、と思いました。気持ちが少しラクになった気がします。 回答ありがとうございました。頑張りたいです。

回答No.3

高校生♂です。 つい最近まで学校で同和問題について学んでいました。 あなたの両親、そして彼の両親の考えの理解に苦しみます。 現代では2002年まで施行されてきた地対財特法などにより実体的差別はかなりなくなっています。しかし心理的差別は根強く残っているのが実情だと思います… 俺らの世代では逆に同和問題という物があることすら知らない人がいるし同和問題を知ったとしてもそれは学校の教育の現場で指導されているのでこれからはどんどん解消される気がします。 しかしやはり俺らよりも上の世代では差別意識が強く残っていてその考えを下の世代(自分の子供)に押し付ける人もいるようです。 個人的には自分の努力のしようがないことで差別されることはあっては成らないことだと思うし、ましてや結婚という事に結びつけ反対したりするのは駄目だしいかなる場合でも本人達の気持ちが優先されるべきだと思います!

nanna-nanna
質問者

お礼

同和自体を知らない人は多いですね。 今は、自分が同和地区出身であることを知らない人も多いようです。 差別意識は、差別されてきた側のほうに強く残るのでしょうか。いじめのように。いじめたほうが忘れてもいじめられたほうは忘れられないですからね。 差別って何なんでしょうね。 回答ありがとうございました。

  • choijiwoo
  • ベストアンサー率16% (53/321)
回答No.2

 あなたのように質問されれば、「部落差別は今でも残っている。しかし、結婚は両性の合意以外には、なにものにもとらわれることはない。周囲の人が反対しても、それは反対する方が間違っている。どうぞ、愛する人と末永くお幸せに。」という答え以外はできないのじゃないですか。  さて、これからあなたが両親を説得しても、反対を覆せない場合に、嫁入り支度もしてもらえない、結婚式にも来てもらえない、という結婚をする覚悟があるのでしょうか。両親の反対は人権尊重という観点から誤っていることは明白ですが、あなたの幸せや世間体を十分考えてのことですよ。  また、あなたは相手の家族からも受け入れられていないのですよね。  

nanna-nanna
質問者

お礼

そうですね。私は誰かに彼を選ぶことが正しいと言ってほしかったのだと思います。 ごく普通に生きてきて、差別にあったことのない私だから、差別の何たるかを知りません。 両親の言っていることは、きっと十分に理由があるのだと理解しようとしています。結婚は二人だけの問題ではないですから。 今は頭が飽和状態で冷静に判断できませんが、時間をかけて考えていこうと思います。 回答ありがとうございました。

  • shinsen
  • ベストアンサー率28% (101/355)
回答No.1

同和問題の本質は、仲間はずれです。同和の人と結婚したとしても、ご両親や親戚は、結婚式にも来ません。これは、相手の親御さんにとってもつらいことなので、できれば、そんなことのない身内同士の結婚を望まれるわけです。 こどもを生むときや生んだ後の産後のケアに実家にも帰れない嫁は、はっきり言って大変なのです。しかも、普通は、財産もなく、所得も低いので、親戚とかに、極道の人がいたりします。 友達からも祝福されて、ささやかでも思い出に残る結婚式もしたいのに、誰も来ない結婚式。それでもかまわないというのであれば、外国へ行くつもりで飛び込めばよいのです。 差別と戦うことは、すばらしいことです。ただ、それには、体力的にも、知的にも優れた能力が必要です。

nanna-nanna
質問者

お礼

差別と戦う・・・。 私には大きすぎて、今はただ辛いです。 仰るとおり、戦うには体力・知力が必要でしょうね。 彼と結婚が出来るのなら、式を挙げなくても構わないとは思ってます。けれど、祝福されないのは本当に辛いです。両親に孫の顔を見てもらえないのかと思うと寂しいですし。 回答ありがとうございました。

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