村上春樹さんの大ファンです(笑
「羊男シリーズ」というのは、少し語弊があるかもしれません。
「風の歌を聴け」に続くのは、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」です。(いわゆる「風の歌を聴け」四部作)
この四部作は、同一の主人公の話なのですが、羊男が登場するのは「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」のみです。
また、「風の歌を聴け」シリーズに出てくる羊男と、「ふしぎな図書館」に出てくる羊男は、外見的特長は似ているのですが、同一人物ではありません。
「風の歌を聴け」シリーズではかなり重要かつ濃厚なキャラで登場するのですが、「ふしぎな図書館」「羊男のクリスマス」では、あくまで可愛らしい羊男にすぎません。
「羊男族」なる種族(?)があるとでも考えていただければいいでしょうか。
春樹さんの作品では、このように全く同じ人物やモノではないけれども、同じような特徴をもった(いわば記号的な)人物やモノが多くの作品を通じて登場します。
マニアなファンたちは、そういった「隠された小道具」を探したりしています。
佐々木マキさんのイラストですが、短編集「カンガルー日和」にも挿絵として使われていますし、「羊男のクリスマス」も村上春樹さんと佐々木マキさんの共著として出版されています。
私の記憶の限りでは、佐々木マキさんの挿絵は他になかったと思います(表紙絵には、いくつかありますが)
遅ればせながらの回答ですが、ご参考になれば幸いです。
補足
御回答感謝します。 締め切らずに待ってて本当によかったです。 「村上朝日堂」くらいしか読んだことがなく、今回佐々木マキさんの絵に惹かれての購入・質問でしたので すごく分かりやすい回答嬉しいです。 とりあえず「カンガルー日和」「羊男のクリスマス」の2冊を買うことにします。 ありがとうございます。