- ベストアンサー
窓の結露対策としてのカーテン
A.ある建築家が窓の結露対策として、 「適切なカーテンの掛け方をすればよい。」 と言います。 カーテンボックスを付けて、床までのきっちり着く長めのカーテンをすればよいと言うのです。 B.別の建築家は、 「カーテンや障子は結露を促してしまう。」 と言います。 経験的には後者(B)なのですが、本当のところはどうなんでしょうか? 前者(A)の建築家に説明したいのですが、なかなかうまくいきません。 専門家の皆さん、本当のところと、 もしそれが、後者(B)なら、その原理を初めの建築家にも分かるように説明していただけませんか? よろしくお願いします。
専門家の回答 ( 2 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
回答No.2
結露の原理はご存知かと思いますが、 湿った暖かい空気が露点以下の冷たいもの(窓ガラスなど)に触れた時におこります。 温度と湿度には密接な関係があり、 気温が高いほど、空気はたくさんの水蒸気を含むことができます。 カーテンや障子は密閉性がないため、 水蒸気はながれていきますよね。 また、カーテン・障子で区切られているため、 窓とカーテンの間は冷たい空気がたまります。 ですので、ただでさえ冷たい窓や窓枠がますます冷やされ、湿った空気は遮れない→ますます結露する。となります。 二重サッシがいいのは、内側で湿った空気を密閉できるので、窓と内部サッシの間に水蒸気が入り込みにくいからです。したがって結露もしにくくなります。 説明がへたですけど、通じたでしょうか?
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
もっと見る
お礼
ありがとうございます。 Aの建築家さんは、隙間なく適切にカーテンをすればよい。 と強く主張されていますが、そんな事では、水蒸気の拡散を止める事は出来ないのではないかと思っています。 n-spaceさんのおっしゃる、 「カーテンや障子は密閉性がないため、」 というのは、そういう意味ですよね? カーテンを、いくらキチンとかけても、目で見える隙間がなくても、とうてい防湿性はないということですね? もう一つ、 上下の隙間が空く様なカーテンの掛け方をするから余計結露し易いと言われたのですが、反対に、窓が室内の空気で効率よく暖められるので、多くの場合結露しにくくなると思うのですが、どうでしょう? (勿論断熱性は悪くなり、暖房費はかさむでしょうけど。) さらにもう一つ、 きちんとカーテンをかけた状態というのは、程度の差こそあれ、以前問題となった、冬期の壁体内結露と原理が同じだと思うのですが、どうでしょう? お礼の中に新たに質問してしまいましたが、よろしくお願いします。 良く分かっている人と話しが出来て嬉しくてついしてしまいます。 ご容赦下さい。