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映画の対人ロケットランチャー
こんにちは。 アクション物のアメリカ映画では、ロケットランチャー(RPG―2、RPG―7という旧ソ連製のものらしい)が良く出てきて、対人用に頻繁に使われていますよね。 でも、この兵器は実際には対戦車用だそうで、対人用の兵器ではないと聞きます。 実際のところ、対人用に使用することは可能なのでしょうか?また、破壊力とかはどれくらいあるのでしょうか(建物が吹っ飛ぶ、とか、道路に穴があく等――車に当たったらそれこそガソリンに引火して大爆発とか起こしそうですが)? また、映画『ブラック・ホーク・ダウン』では、兵士たちが「RPG」と叫んで、ソマリア民兵のロケットランチャーから発射されたロケットをかわす場面が出てきますが、現実に可能ですか? そもそも、ロケットランチャーから発射されたロケットの飛ぶ速度は、どれくらいなのでしょうか? 猛スピードで逃げる車やバイクに発射しても、速度が遅すぎて追いつけないなどという恥ずかしい事になってしまいそうな気が。
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まず、ロケットランチャーだろうが対戦車ミサイルだろうが弾自体が推進力を持っている兵器で近代のものは大抵ホーミング機能(追尾機能)が備わっていると思います。 ホーミング機能には大きく2種類あります。 1、弾自体が自分で判断する。 2、人間が誘導してやる。 1、の機能についてもさらに細かく分かれますがそこまで問われてない気がしますので省略しますね。結果として普通このような兵器は大量の火薬を搭載可能なので硬度のある機械等の金属系等を破壊することが目的ですので生物を狙うためには作られていないとおもいます。よって1の機能では人という目標を狙うには回りに機械などのない原っぱで打てばあたるのか? 2、の機能も分かれますが一般的なのをさらに簡単に言うとレーザーを当てる目標に向かって照射します。その反射波を探知して弾が誘導されていきます。これだとなんにでも当てることができますし、とても精密です。これなら当たるんじゃ? 対戦車ロケットランチャーの速さ、破壊力はしたのアドレスで動画を見ることができます。百聞は一見にしかずでしょう。私の判断では回避不能、回避しても爆風で死亡が普通と思います。
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- k99
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旧ソ連が開発したRPG-7(「Rocket Propelled Grenade ロケット推進榴弾)は、弾頭に対軟目標(要は人とかトラックとか装甲されていないモノ)を狙う「榴弾」か戦車などの装甲目標を狙う「対戦車榴弾(HEAT弾)」というものを積んでいます。 「榴弾」は破片や爆発自体での殺傷を狙ってます(手榴弾をイメージして下さい)。 「対戦車榴弾」は円すい形の薄い金属の周りを火薬で包み、爆発させることで溶けた金属のジェット流を造りだし(モンロー効果。大2次大戦中に実用化された。詳しくは http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/shell_var/heat.htm 参照)敵戦車の装甲を破ろう、というものです。 爆発時には、円すいの周りを覆っている爆薬の破壊力は大半が外側に向けられます。そのため、弾の周囲にも破壊が及ぶわけです。ただし、本職の榴弾に比べ威力は劣るようです。装甲を破る能力は、第2次大戦頃の装甲なら60センチとあります。 こういうものがゴロゴロしている戦場では、戦車なんてそうめったにお目に掛かれるモノではありませんが、トーチカや家屋などの目標を破壊するために多用されているようです。軽量で取り回しも楽ですし(元が概ね第2次大戦の技術で、ソ連人はこういったものをどんな人間にでもつかえるようにフールプルーフ化かつ、メンテナンスを楽にしています)、なにより中国やら北朝鮮やらがコピー製品を見境無く売ってくれるので安価なのです。 速度ですがこの兵器は純粋なロケットではなく、一種の大砲のように、弾頭を火薬で一旦前に打ち出してからロケットに点火、加速するため比較的速度が速いのです(そうしないと移動する戦車に当てにくい)。 参考URLによれば、初速で115m/s、最大で295m/sとありますので、時速400キロから1000キロです。初速段階で、インディーカーとほぼ同じ早さ、最終的な速度はジャンボジェットほどでしょうか。 さて、ここで大雑把に飛んでくる弾頭の早さを時速720キロとしましょう。秒速は200メートルです。参考によれば、熟練した兵士で150メートル先の目標にあてることができるとあります。 仮に貴方を狙ったRPG射手が、マニュアル通りの距離でぶっぱなしたとして、弾頭がこちらに到達するまで0.75秒もの時間が与えられます(発射地点と弾頭本体から派手な爆煙が立ちのぼるため、撃たれたことはよく分かります)。 さらに参考に依れば、榴弾の場合半径8メートルが殺傷半径です。走ってこの半径から逃れるならば、時速約40キロ(100メートルを10秒フラットで駆けぬけるよりちょっとだけ早くってことです)でダッシュすれば助かることになります。 ・・・つまりは、音速で飛んでくる小さなライフル弾よりは各段に避けやすいと思いますが、現実的には厳しいモノがある、というのが結論です。 叫んで伏せるのが精いっぱいではないでしょうか。 まして叫び声で気づいた人は余裕のある待避はできないでしょう。 また、RPG-7は無誘導ですので、逃げるときには推進方向と直角に逃げた方が良いと思います。
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ありがとうございました。 やはり早いですね。0.75秒というと、避けるのにギリギリの時間ですね。ただ、仮に身をかわせたとしても、風圧で怪我をすることは確実ですね。
お礼
ありがとうございました。 動画見ましたけど、凄いですね(笑) あの破壊力、スピード、避けるのは確かに至難の技です。 やはり、ロケットランチャーでぶっ放すというのは映画の中のお話なんですね。