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「前向性健忘症」について教えてください。

記憶障害の一種である「前向性健忘症」についての情報を集めています。 詳しいことを載せているサイトなど知っていましたら、ぜひ教えてください。 また、術後のビタミン(何だったかは忘れましたが)不足以外に、外的な怪我の後遺症でも起こるのでしょうか?(たとえば交通事故で頭を打ったりして) どうぞ、よろしく回答の程をお願いします。

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  • naokun
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回答No.2

何かのきっかけにより、ある時点(そのきっかけの起こった時点)を境にして、その時点から過去の記憶をなくすことを逆行性健忘といい、その時点から未来の記憶をなくすことを前向性健忘といいます。従って、原因(きっかけ)として臨床の現場で一番多いのは、交通事故や転落事故、殴られた等の頭部打撲による意識障害です。 たとえば、典型的な例としては、頭部を打撲し脳震盪を起こしているような場合、他の人から見ると意識もあって、自分で行動し、会話も交わしている様に見えるのに、後になって本人に聞いてみると実はその間の記憶が全くないというようなことがよくあります。こういうのを、(頭部打撲後の、)前向性健忘といいます。脳震盪は通常一時的なもので普通は完全に回復します(その間の記憶は通常回復しないが)ので、必ずしも海馬・海馬傍回・偏桃体・内嗅野・周嗅皮質などが破壊されなくても、意識状態の低下があればそういう記憶に関する脳の部位への情報伝達がうまくゆかず記憶できないということになります。 前向性健忘自体は、最初に述べましたように言葉の定義ですから、何がきっかけであってもかまいません。例えば、ベンゾジアゼピン系の薬剤の投与によっても起こることがありますし、ヴィタミンB1やB12などの長期摂取不足による欠乏症などでも、ウェルニッケ脳症になったり記憶力が低下することはあります。

tozuki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 以前、まさしく「ウェルニッケ脳症」で前向性健忘になった人のドキュメンタリーを見まして、それ以来、外的な衝撃でも同じように起こりうるのだろうかと調べてました。 脳内の組織が破壊されずとも起こるし、もちろん破壊されても起こるというのですね? 原因はかならずしも特定されないということなんですね。 なんとなく「原因」よりも「結果(状態)」を表している症例なのだということが分かってきました。 これまで頭の中に入れていた情報が、まとまってきたように思えます。感謝します。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • kawakawa
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回答No.1

サイト検索は得意な方に譲るとして、認識している範囲のことについて述べます。 まず、記憶をつかさどる場所として、海馬・海馬傍回・偏桃体・内嗅野・周嗅皮質が関与していることが知られていますネ。 健忘症に関しての実験的では、海馬のみを破壊しても、現われる障害は軽微ですが、偏桃体だけを破壊しても障害は現われず、海馬・海馬傍回と内嗅野を破壊、或いは、内嗅野や周嗅皮質を破壊することで重大な障害が起きることが分かっています。 前向性健忘症や逆行性健忘症は日常生活的には特に弊害もなく、唯一、体験などのエピソードに関する記憶だけが欠如していくという障害です。これらは、外傷部位によって発生します。つまり、エピソード記憶部位である海馬を中心とする側頭葉内側部を損傷すると発現するのです。 実験的に健忘症を引き起こすためには、外科手術的に対象部位を切除して行いますので、先に述べましたように、交通事故などでも引き起こされる障害です。 以上Kawakawaでした 

tozuki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 脳内の難しいことは分からないのですが、以前、手術後に与えるビタミン不足から「前向性健忘」になったという人のドキュメンタリーを見まして、それ以来、外的な衝撃でも起こるものなのかどうかを調べてました。 一番疑問でした「外的なもの」でも起こるのだと分かって疑問が解けました。ありがとうございます。

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