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じん肺の侵入経路について。
粒子状の有害物質を吸引することにより起こる塵肺について、粒子状物質が侵入~塵肺発症までの経路をなるべく詳細に分かる方、回答を頂けると、助かります。
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あるサイトで記載されていた内容をお借りしてご紹介します。 吸入された粉塵は、一部が気道に付着しますが、それの多くは、気管支粘膜の上皮細胞の線毛の働きで痰に混じって喀出されるます。 肺胞内に達すると、壁から出てくるマクロファージがこれを取り込んでしまいます。 粉塵を取り込んだ細胞は、肺間質のリンパ管に入り、リンパ節に運ばれ蓄積されます。 ここ迄は、防御反応でもある訳ですが、特に珪酸では、リンパ腺の中で、細胞を増殖させ、その結果細胞が壊れて膠原繊維が増加してきます。 膠原繊維は、増殖すると、そこの細胞は組織を破壊します。 リンパ腺がこうした破壊により閉塞されますと、その後吸入された粉塵は、肺胞腔に蓄積するようになります。 こうなると、肺胞壁が壊れ、繊維芽細胞が出現し、繊維が形成され、ついに結節が出来ます。 つまり、防御反応が障害へと転化していきます。 その結果として、肺胞腔の結節かがどんどん進行し、よって塵肺となりますが、塵肺としてX線などに認識される時期については、個人差があるようです。 塵肺について詳しく紹介されているサイトを紹介しますので、ご参照ください。
お礼
なるほど。良く判りました。ありがとうございました!。