人民元切上げについて

質問

質問：人民元切上げについて
1：人民元切上げとは何ですか？
2：中国にとってのメリットORデメリット
3：それによって日本はどうなるのですか？
4：ユ－ロ、ドル、円の関係など
詳しく教えてください。

回答No.4

dan1103

中国は遅かれ早かれドル・ペッグを放棄する事になると思います。
これはすぐに変動相場にするというのではなく、変動幅を広げるとか小幅切り上げを何度かやるとか、ユーロや円にも連動するようにバスケット方式にするとかの移行措置のあとの事になるでしょう。
日本の例を見ても固定相場から完全変動制への移行には長い時間がかかっています。

中国の経済規模は大きくなっており、ペッグによる貿易の一人勝ちを続ける事は国際的に認められないと思うからです。
また、あくまで続けようとした場合、相手国による関税強化などの保護主義が台頭するというリスクもあります。

個人的には小幅切り上げは割と近いのではないかと考えています。（この見解については自信なしですが・・・）

回答No.3

dan1103

人民元は現在1米ドルが827.65元に固定されており、これを人民元の米ドルペッグといいます。
人民元の切り上げとは、例えば10％の切り上げであれば1米ドルが744.89元となることで、つまり1米ドルのものを買うのに支払う元が少なくすむということを意味します。
中国にとってのメリットですが、同じものを輸入する場合でも支払う元が少なくなる、つまりは輸入品の国内価格が下がるというメリットがあります。
これは国内の商品の価格低下につながり、インフレの抑制となります。
逆にデメリットは輸出品の海外での価格が値上がりする、もしくは受け取れる元が少なくなる事で、中国の輸出競争力が低下します。
輸出立国である中国の経済にはダメージとなります。
切り上げにより円がどうなるかですが、円は変動相場制を採用しており理論的には直接の影響は受けない事になるのですが、実際にはアジア通貨という枠組で同時に円高となったり、日本の輸出競争力の相対的な上昇という事からも円が上昇するという可能性が高いと思われます。
ユーロ、ドル、円の関係については、それだけで一冊の本が書けそうですので、ここでは控えさせていただきます。

お礼

回答ありがとうございました。
非常にわかりやすい解説でした。
では、結局　中国はどのような判断をすると思いますか？
自分、最近ドル外貨預金を始めたので、ドルの動きが気になります。
非常に国際経済に興味を持っているで、ご意見を聞かせて頂きたい。
お願いします。

回答No.2

hstm0810

切り上げと言うのは、ある通貨に対して自国通貨の価値が上がることをいいます。例えばドルに対して円の価値が上がる場合で一般には円高と表現します。ただ円の価値が上がるというのは円がドルに対して価値は高くなるもののレートに直すと１㌦１２０円が１㌦１００円になり円だけみると下がるので一見すると切り下がったと錯覚しやすいのも事実です。物と比較するとわかりやすいと思います。
例えばアメリカのパン一個→１㌦→１００円だったものが、アメリカのパン一個→１㌦→９０円になると円が強くなったために安く買えることになります。このように海外からものを買う（輸入）には自国通貨の上昇はプラスとなります。売る場合はその逆で不利になります。
ご質問の人民元は貿易黒字を蓄積している中国にとって元の切り上げは自国通貨の価値を引き上げ輸出にはブレーキがかかります。ドルと変則的に連動する人民元の切り上げは中国に投資をしている投資家にも投資心理にブレーキが起こります。その結果中国経済には短期的にはマイナスが大きいと考えられています。日本にとっても中国製品が高くなりますので、国内で中国と競争している企業にはプラスになりますが日本にとっては最大の貿易国となりつつある現状ではプラスとマイナスの両面が生じてくると思います。ただ加熱する中国経済がバブルの崩壊を避けるには為替による過熱調整も必要な時期にきており、中国が自国経済の矛盾を蓄積し平成八年のアジアの経済危機の再来にならないためにも、調整は必要であると考えます
他国通貨であるユーロ、円、ドルに対しての影響ですが通貨が切り上げになれば、基本的に主要通貨は切り下げ（通貨下落）となります。

お礼

親切な解説ありがとうございました。
お勧めの書物があれば教えてください。
宜しくお願いします。

回答No.1

fortranxp

あくまでも個人的見解です。

１．人民元とドルとの交換レートの変更

２．輸出のメリットが少なくなり　輸入のメリット
　　　が大きくなる

３．中国への進出コストが増大する。

４．アメリカのK博士がいうように中国に近い日本は
　　他国に比べ有利になる。