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小児科医の嘆き。

私は小児科医です。 私は先天性の病気を持って生まれてきましたが、手術を2回受けて命を救われ、それがきっかけで小児科医になりました。現在7年目になりますが、正直、大変疲れました。私は医師を尊敬していましたし、自分もそうなろうと患者さんのためにがんばってきましたが、医師をコンビニの定員のように扱う患者さんの両親も多いですし、真夜中のおむつかぶれや朝から発熱している児の夜の受診などを見ていると、だんだんとやる気がなくなってきました。どうやってモチベーションを維持していけばいいのでしょうか?給料も世間で思われているほどではないし。なにせこれまでボーナスというものをもらったのは4回(2年間)だけですよー。住宅手当てもないし・・ この職業を精神的に続けるのは、もういっぱいいっぱいです。

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  • BoiledEgg
  • ベストアンサー率31% (16/51)
回答No.16

卒後6-7年目から10数年目頃がいろいろな意味で一番危ない時期です。ある程度の知識と経験を積み、自信もついてきて一人前の医師になった「気」になるのですね。本人には自覚はないでしょうが。誰でもある程度は経験する、言ってみれば通過儀礼でしょうか。 失礼ながら、この業界では7年目くらいでは、まだまだ駆け出しです。知識と技術はある程度は備わってきていますが、患者や家族の「心象風景」までは十分に洞察できず、相手に医師にしか通用しない常識を求めてしまっていますね。 > 真夜中のおむつかぶれや朝から発熱している児の夜の受診 「なぜ、おむつかぶれくらいで真夜中にやってくるの、こっちは疲れているのに。朝から発熱しているのなら、もっと早くくれば良いでしょう」などと、思っていませんか? あなたからみれば当たり前の症状も、経験のない若いお母さんならみれば大きな不安かもしれません。今のように核家族が当たり前の時代では「おばあちゃんの知恵」も出番がないでしょう。朝、熱が出てもそのうちに解熱するだろうと様子を見ていたけれど、夜になっても下がらないので、やむなく病院に連れてきたのかもしれません。実際には必ずしもそうではなかったにしても、そう考えるようにしましょう。 病状の軽重に関わらず、目の前にあらわれた患児のみを虚心に診るという職人に徹した姿勢が必要です。それだけが、そのときのあなたの仕事だったはずです。 >医師をコンビニの定員(ママ)のように扱う患者さんの両親も多い 比喩の是非はともかく、尊敬される医師を目指しているのに、軽く扱われて敬意を払ってくれないと言いたいのですね。そのようなものを期待するのは心得違いというものです。自分の仕事に「誇り」をもっているのならば、どうでもよいことではないですか。 >精神的に続けるのは、もういっぱいいっぱい 肉体的な限界であればただちに休養が必要ですが、精神的なものであれば発想を変えることで展望を開くことができます。もう、一頑張りしてみませんか。

mojakunn
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 とても的確なアドバイスを頂き感謝に耐えません。 「7年目ぐらいではまだまだ駆け出し。」「目の前に現れた患児のみを虚心にみる。」「自分の仕事に誇りを持っているか否か。」「精神的なものであれば発想を変えることで展開が開ける。」これらの何れの言葉も自分の胸に深く突き刺さるものでした。長い間医療に接し、いろんな医療従事者に出会ってきました。医療がいいものになってほしい、それは医師としても患者としても、私は日々そのことを考えてきました。しかし私は自分が患者であることをいいことに立場にそぐわない大きなことを考え過ぎていたように思います。駆出しの私に何ができるのでしょう。自分で腐って行ってしまうだけです。もう考えるのはお休みします。まずはものが言える立場になるため、日々精進いたします。本当にありがとうございました。

その他の回答 (18)

  • freezmoon
  • ベストアンサー率34% (26/76)
回答No.19

重症じゃなくてよかったと思えませんか?医師から見て軽傷でも本人や家族,関係者から見るとそうでもなく思えたりします。専門知識がないのですから。たよってもらえるだけでも十分じゃないですか。患者さんは受診して安心して帰宅されるんでしょう?それだけであなたの存在する意味があるじゃないですか。私は消防士(救命士)です。正直医師が羨ましいと思うときがあります。いくら救急の勉強をしても,いくら患者さんのために現場活動を工夫しても,できることはほんのわずかです。バイタルを下げないようにするだけです。それに何より患者は早くあなた達医師の元へ連れて行ってくれることを望んでいます。自分たちの存在する意味さえ解らなくなります。「防ぎえた死」をなくすのが救命士の仕事です。しかしそれは数字になって現れません。ニアCPAをCPAにせずに病院まで連れて行って患者さんが一命を取り止めたとしても感謝されるのはあなた達医師ではないですか?救急隊なんてまず感謝なんかされませんよ。それでもモチベーションを下げずにいられるのは「医師よりも先に命に触れる仕事」だとプライドを持っているからです。 火事に行きたくて行きたくて仕方がない消防士は消防士失格です。あなたがそうだとは思いませんがもう一度初心に帰ってみてはいかがですか?患者や家族を安心させてあげることのできる医師が一番でしょう。そこには傷病程度なんか関係ないはずです。 小児科医は児と親両方を相手にしなければならず,また内科から外科や何でも診なければならないと思います。ですから救急隊からみても頼れる医師の一人なんですよ。

mojakunn
質問者

お礼

お返事ありがとうございました。御意見を呼んでいるとこんな質問をした自分が恥ずかしくなります。ただこう考えてしまうのです。小児医療が危ないといわれる中で、テレビでも連日病気の怖さが面白おかしく流され、余裕のない患者さんやご両親は夜中に病院にやってくる。こどものためにもっと昼間に笑顔で職場を休める社会はもう来ないのでしょうか?タクシー代わりに救急車が使われる現実をご存知でしょう。その方たちのためにあなたは自分の車を出して、サービス業精神で休日返上、夜勤明け勤務で過ごしみますか?ふつうは予算を増やして救急車をもう一台購入するでしょう。共通した問題があるのではないでしょうか?

  • mikawajin
  • ベストアンサー率9% (10/102)
回答No.18

私の母も看護師をしています。当直明けなどによく「昨日の夜から 熱が出てたと言って、今日の夜中に来るんだよ。何でもっと早く 来ないのか・・・」と愚痴っています。 その患者さんは乳幼児ではありませんが、質問者さんが言う「朝から 発熱している児の夜の受診など」と同じパターンですね。私自身の 考えとして母に「薬を飲んで落ち着くと思ってたけど、朝になっても 下がらなくて、1日休めば下がるだろうと思って、会社を休んだり したけど、どうしても下がらなくて、熱が出たときよりつらいから 病院に行きたくても、病院に行く手段が無くて(運転免許が無いなど)、 家族が帰ってくるのを待ってたらそんな時間になったのかもよ」と 話します。母は不満ながら納得しているようです。患者さんの都合の いいように解釈しすぎかもしれませんが。 患者さんが乳幼児となれば、慣れないご両親がオムツかぶれを、何かの 病気なのかと心配して夜中に受診したりということもあるかもしれない。 何人もの回答者さんが言っているように、医療従事者から見れば 大したこと無い症状でも、知識の無い一般人には重大な病気の 症状ではないかと心配してしまうのです。 また、「医師をコンビニの定員のように扱う患者さんの両親」というのは 自分が客だ、という態度をとることでしょうか。そうだとすれば、 今は医者であってもサービス業だ、という風潮を悪いように解釈している ご両親でしょうね。看護師である母の話しを聞いていると、看護師こそ 都合のいいお手伝いさんのように扱われているそうですが、ご存知ですか? 確かに、自分の苦労が金銭的・精神的に報われず、「いっぱいいっぱい」に なってしまったのでしょうね。でも、大したこと無い症状で、 (質問者さんからみれば)チョイチョイと処置をしたのに、ご両親から まるで命の恩人かのようにお礼を言われたことはありませんか? そこまで大げさでないにしても、患者さんやご両親からの感謝が精神的な 励みになりませんか? 金銭面については、病院との契約などがあるので何とも言えませんが、 質問者さんより過酷な労働条件の人は山ほどいると思います。「上を見れば キリが無し、下を見てもキリが無し」です。 ただ、本当に精神的に参ってしまいそうなら、休養する、転科する、などして 最悪の事態に追い込まれないようにしてくださいね。 命を救われたことに感謝して、相当の努力をなさって小児科医に なった質問者さんなら、自分にとって良い回答が見つけられると 思います。ゆっくり考えて、でも思いつめすぎないように。

mojakunn
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 私は中学のときに入院していたとき、薬の量の余りの多さに嫌気がさして、吐き出した事があります。若い看護師さんがやさしくなだめてくれていると、病室に主任看護師さんが入ってきて突然ひっぱたかれた事があります。それ以来薬を飲むようになりました。今でもその主任さんには感謝しています。 >看護師である母の話しを聞いていると、看護師こそ都合のいいお手伝いさんのように扱われているそうですが、ご存知ですか?  臨床に本当に大事なのは実は看護師さんだと思います。看護師さんがやめないように給与を上げ、人員を確保してほしいものですね。

  • poiuytre
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.17

>医師をコンビニの定員のように扱う 差別意識丸出し? >なにせこれまでボーナスというものをもらったのは4回(2年間)だけですよー。 あのさ、世の中には、仕事したくても仕事に就けない人もいるんだよ。 仕事に就けてもさ、派遣やバイトでしか雇ってもらえなくて、ボーナスなんて縁のない人が山のようにいるんだよ。 時給800円で朝から晩まで働いて、子供育ててるシングルマザーなんてざらにいるんだよ。 なんか、苦労知らずのボンボンが医者になって、寝言ほざいてるとしか思えないよ。 ↓ここでも行って頭冷やしてくれば。 http://www.msf.or.jp/com/refugee_camp.php

参考URL:
http://www.msf.or.jp/com/refugee_camp.php
mojakunn
質問者

お礼

ご批判ありがとうございます。 コンビニを出したことについては前の追記で述べたとおりです。言葉足らずで申し訳ありませんでした。 世間で言われるほど医者の給与はよくないことを知ってほしかっただけです。 >なんか、苦労知らずのボンボンが医者になって、寝言ほざいてるとしか思えないよ。 まさにその通りです。肝に銘じておきます。 国境なき医師団。なるほど。

  • yajiyaji
  • ベストアンサー率32% (84/255)
回答No.15

いろいろな回答を見ているとヒントがありますね。 通常の労働者と同じなんだ、と世間では見られているんです。SEが大変としても、相手は契約者、会社であり、ビジネスなんですが、医療は一般社会、不特定多数です。その上、コンビニと同じ感覚もあれば、きわめて高度なものも要求されることもあります。コンビニで車のエンジンの修理を求めるくらい、ギャップがあっても、医療ではそれが法律上、拒否できないわけです。 こうした矛盾を解決するには、同じ労働者であるという、給与と労働基準法にのっとった勤務くらいしか、方法がないと思うのです。残念ながら医者はそうしたことに疎いので、タイムカードさえつけていない人が多い。 あなたができることは、自己の勤務を詳細に記録できるよう、証拠を残すことから始まると思います。そして十分な医者の数を確保させることが、身を守る手段だと思います。

mojakunn
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 「通常の労働者と同じなんだ、と世間では見られているんです。」健康な人がたまに病院にいくと、労働者と思って仕方がないですかね。国家試験を合格した時、私を長く診てくださった先生は「医者にとって大事なものは、哲学、倫理観、宗教を理解する心、この3つだ。」と教えてくださったのですが。病苦でどーしよーもないとき、そばにいてくれる人が「自分は唯の労働者だ」と思っている医者なのは寂しい・・。  しかしおっしゃるように人員の確保(看護師も含めて)は大変大事と感じます。

  • tariban
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.14

#10さんのおっしゃる通りです。 コンビニの店員より医者の方が偉い、 医者には丁重に接しなければならない、 医者には粗相があってはならない、 なんてことはないのです。 労働者はみな平等です。 私はコンビニの店員の態度が悪ければ叱責しますが、 同様に医者にも叱責したことがあります。 その医者はおったまげた顔をしてましたが(笑) 仕事が大変なのは医者だけではありません。 知り合いのSEは、月200時間を超える残業をこなし、 かつ夜中に障害コールで叩き起こされるのはしょっちゅうです。 それでも泣きごと一つ言いません。 もう一度言います。 仕事が大変なのは医者だけではありません。

mojakunn
質問者

お礼

ご批判ありがとうございます。 コンビニの定員さんを例えに出したのは、#10の方にした補足の通りです。言葉足らずで申し訳ありませんでした。  知り合いのSEの方は大変立派な方と存じます。

  • juns777
  • ベストアンサー率49% (152/306)
回答No.13

そうですよね。私の父も外科医でしたが、血を吐いて入院して外科をやめました。私もまた同じ様な外科系の道を進んでいるのも何か皮肉ではありますが。 医師になって最初の5年間は収入がほとんどなく、実家から米を分けてもらってました。睡眠は平均4時間、立ったまま寝てました。その後も「医師」ではなく大学の「教員」扱いです。給料も大学の他の学部と同じ公務員です。それでもまだましな方です。病院で働いているのに、自分と家族には病院に行く保険がもらえない医師がかなりいるのです。 医師だって人間です。「医師は聖職だからどんなことにも耐えろ」と言うのは「過労で死ね」と言っているのと同じです。一般の方々に政府が「出生率が低い、だから産め」と言って誰が同意するでしょう?明らかに建前論です。 転科が一番良いのではないでしょうか。うちの父もそうしました。大学や職場、医局よりも自分とその家族が大事だと思います。 http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/index.htm ぜひご覧になってください。自殺された小児科医のページです。 も、あまりにも頑張り過ぎてはいけません。ご自身をよく振り返ってみましょう。 今の自分は自分らしいですか?

mojakunn
質問者

お礼

御返事ありがとうございます。 記載していただいたホームページは私も以前見ました。ショックでした。この方だけの問題ではないと感じました。自分も追い詰められた状況の中で、何か事態が好転するきっかけになるのではと期待し、ここで相談させていただきました。 今一度自分を見つめ直そうと思います。

  • yajiyaji
  • ベストアンサー率32% (84/255)
回答No.12

かつて、医師は自身と家庭を犠牲にしてでも働いて患者さんと社会のためにつくすことが美徳でもあり、当然視されていました。そこには労働者という観点が抜けており、それを表に出すことがはばかれていました。そしてそれをいいことに、時間外手当を出さず、当直と称して過重労働を強いる流れにあり、医療費削減でその傾向は強まっています。 要するに、打開策はないのですが、あなたたたち勤務医は団結して労働者としての基本的な請求をしてみることが1つの方法でしょう。ちゃんとタイムカートをつけて、勤務実態を明らかにしておいて、その分を賃金として請求する訳です。そうすれば、医者を増やさない限りやっていけないことは明らかになります。もちろん、病院経営は破綻する可能性もあります。ですから、公的病院であれば可能かもしれませんが、多くの仲間を募り、1年分くらいがんばって請求してみるか、団交するか、こうした強攻策が必要なのかもしれません。 そして、社会に対しても、身を粉にして時間外労働することが異常であることを認知させる必要があります。 結論として、低賃金で時間外労働を提供している医者がいる限り、改善はされないのであって、原因の1つは自分たちにありうる、という認識を持つことが必要なのではないでしょうか。

mojakunn
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 「原因の1つは自分たちにありうる、という認識を持つことが必要なのではないでしょうか。」私も同じことを考えたことがあります。  この国の医療制度は患者にとっても医療者にとっても不幸です。 とにかく医療費が安すぎるのです。アメリカの約半分。でも、おっしゃるようにすれば同じ医療費のイギリスのようになりませんか?救急患者が入院待ちでストレッチャー(救急車にある移動式ベット)の上に何十時間も待たされる事があると聞きました。とんでもないです。自分が患者なら怒りでいっぱいです。でも一旦そうしたほうが近道だとのお考えも納得できます。

  • MK1
  • ベストアンサー率67% (141/208)
回答No.11

回答すべきか否か迷いましたが、一応毎年新しい医師を送り出す立場としては一言書き加えるべきと思いましたので、以下回答します。 先にお断りしますが、あまり楽観的なものでもなく、解決策にも貴方を励ますことにもならないかもしれませんので、悪しからず。 以前、他の質問の回答でも繰り返し書き込みましたが、今の日本の医療制度とそれを支える保健医療は確実に縮小そしてこのままでは危機的な状況に向けて進んでいます。その説明や論証は割愛しますが、問題なのは政治家や監督官庁だけでなく医師自身がその事態に対する危機感が足りないことです。そしてその矛盾は、いつの世も同じでまずもっとも弱い患者とそこに直面する現場の医師達の上に現れることになるのです。 高齢社会は言うまでもなく、厚生保腱行政がうまくいかなくなると、その結果は患者の増加となって医療現場にでてきます。今は一人一人の医師に過重労働やその結果といえる医療過誤の問題になってそれが突きつけられているということです。 一方そうした大局的な視点とは別に、一人の医師としてどの様にこの職分と向き合うかということは実は医学教育の段階で重要なことなのですが、大体は知識と技術を詰め込むのに忙しくて修了してしまいます。しかし心ある医学生はその間進路について、残って研究医になるか、臨床医になるか悩みます。知識欲と上方志向が勝るものは前者を選び、現場で早く役立ちたいと考えるものは後者になります。前者は医療技術の限界に挑戦し開拓者となり、後者は医療の恩恵をより多く実現することにチャレンジします。 しかし、いずれも思いの外厳しい矛盾だらけの環境に愕然とします。我々の周辺でもその中で健康を害したり、中途でリタイヤする者や自殺者もかなりいますが、個々には何もしてあげられない私としては、こうアドバイスすることにしています。 「与えられた環境条件を是とするな。医療は単なる労働ではないし、だからこそ困難を承知でこの道を目指したはずではないか。自分が仕事する環境は自分がつくり上げるという自立の気概を持って、少しずつでも改善する努力をすること、そういう先達はよく見れば周囲にもいるはずです。また、自分自身の状態を常に客観的に認識してきちんと管理すること、医者は患者だけでなく自分も診る。そこで難しいと判断されれば、潔く他の道を選択することも間違いではない。」 町医者になるのも悪くない。そこにはまた違った喜びも苦労もあるだろうし、それが向いている人もいるでしょう。 私の友人は教授職を捨てて、当時の遠洋漁業の母船の船医になったが、少なくとも訳の分からない学会を立ち上げて、医薬品や医療器械のメーカーと仲良くなるよりもずっと天国に近いところに居る、というのが彼の弁。人は窮すると、1点しか見えなくなるが、横を見れば道はたくさんある、ということでしょう。

mojakunn
質問者

お礼

ありがたい御言葉を恐れ入ります。 医師としてのありかたを、これまでの30年余りの患者としての視点から考えてきました。なかなか自分の理想には遠く、もう一人の自分が責め立てます。 医師としての視点から、医師のあり方を考えることをしてこなかった様に思います。もう少し一人の医師として自分を見つめていくべきですね。 ありがとうございました。

  • sgi1962
  • ベストアンサー率12% (46/367)
回答No.10

医者もサービス業だから、患者やその家族はお客様ですよ。コンビニの店員を喩えにだしておられますが、それは コンビニ店員に失礼でしょう。 結句!   医者がいやなら辞めればいいんです。   自分の意志で免許とったんでしょうから

mojakunn
質問者

お礼

痛烈なご批判ありがとうございます。 ある病院でアンケートをとった結果ですが、「患者様」と呼ばれることを患者さんたちはあまり好まないそうです。本来、様という言葉は、なりたくない立場や状況にいる人に使うものではないはずで、バカにされているようだと感じるのだそうです。また元の「患者さん」に戻した病院もあるようです。私にはすごく実感できます。医療は本当に唯のサービス業でいいのでしょうか?

mojakunn
質問者

補足

本文が短く、説明不足になったことをお詫びします。コンビニの定員さんを例えに出したのは決してコンビニの定員さんのことを軽視したわけではありません。24時間営業のコンビニは、24時間中いつでも定員さんは起きています。次の日に働くも休むも自由です。(経営者は別ですが。)でも病院は実は24時間営業ではないんです。私も医者になったときは違和感を感じました。体のことでどうーしても困った人のためにまた病棟のために泊まっているだけなんです。だから夜勤扱いにならないんです。いっそ24時間営業なら労働基準で休めるのにと思います。まあ医療費は3倍になりますが。その引き合いでコンビニをだした次第です。

回答No.9

どうしてもお返事が書きたくなって筆をとっています。 私は今年15年目の脳外科医です。平均的に土曜日は何もないときで午後4-5時までは働いています。日曜日も何もないときでも3時間くらいは病院で働いています。2-3日程度の長期休暇などもちろんありません。この職業は決まった時間に来られる患者さんよりも決まってない時間にこられる患者さんも多くて大変ですよねえ。あなたと全く同じ悩み、苦しみを今でも持ってます。また、これからもきっと持ち続けるでしょう。時にはmotivationを見失い、自分の存在意義さえも忘れかけることだってあります。決して仕事量、休みの少なさに見合う収入ではありませんし、最近の夜の当直帯ではコンビニ店員なみの扱いもしばしばです。患者さん自身の人生すらも全て請け負う程の気持ちの強さや責任感を持ち続ける苦労は並大抵のことではないのも痛いほどわかります。実際、苦しんでいます。でも最終的に自分を救ってくれるのは休みでも給料でもポジションでもないというのが結論です。患者さんが治っていってくれる喜びや患者さんやそのご家族からの感謝の気持ち以上に自分を奮い立たせてくれるものは何もないようです。うまくいかないことばかりです。いいこともそこそこ多いんでしょうけど、悲しいかな悪いことばかりを覚えています。でも、その中から何かこれからに生きるものを得ないといけませんし、その努力こそ決してわすれてはいけないものと認識しています。立派なこと書いているようですが、こんな私もこいう事を書きながらも自分に言い聞かせています。何も参考にはならないでしょうが、15年たった私も常に悩んでいます。でも結論はそこにしか見出すことができないと考えます。どうか身体には無理にならないように、そしてあなたの経験が十分生かされるようなお仕事を強く強く期待します。

mojakunn
質問者

お礼

大先輩の貴重な御意見ありがとうございます。私もほんっとに患者さんに救われたなーと思うことが多々ありました。私は患者と医師・看護師はお互い教え、育てあうものなんではないかと思っています(これは患者として)。自分も医者を信用する=だから医者も頑張る=もっと信用する・・・・。どちらが先かは言っこなしです。事実、私の手術は上手くいったほうではありませんが、今ではそれも私の一部となりました。

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