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監査権の侵害?
監事が、職員の給与台帳の閲覧謄写を要求したところ、プライバシーにかかわるといって拒否されました。給与台帳って、会計帳簿ではないんですか?プライバシーの侵害っていう理由で、拒否できるものでしょうか
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監事というのは、通常の会社の監査役に相当すると思います。 監査役ではありませんが、関連会社も対象とした内部監査の仕事をやっていたことがあり、二桁に上る数の企業を監査しましたが、給与台帳の閲覧は基本中の基本ですので、必ず実施していました。 このままでは、監事が善管義務違反に問われることになりかねませんね。 事情はわかりませんが、たぶんこれまでの監事の方が、 形式的に監査報告書にめくら判を押してるだけで、ちゃんとした監査はやってこられなかった、 職員のみなさんはそれが当たり前だと思っていた、 そこにhitoshi-kunnさんがまともな監査をやり始めた、 職員のみなさんは反発して、屁理屈をこねて妨害している・・・ といった世間一般にありがちな話ではないでしょうか。 ここはhitoshi-kunnさんが頑張って、押し切るしかないのではありませんか。まあ、喧嘩してもはじまらないので、 1.会社のお金の使途を確認するのは監査の基本的な業務 2.そのなかで人件費も例外ではない 3.給与台帳は人件費の使途明細を示す補助帳簿である、だから、必ず監査でみなければならない帳簿のひとつに含まれる 4.もちろん監査目的での閲覧であり、目的外使用は一切しないから、プライバシーの問題は心配ご無用、私を信頼して欲しい といったことを諄々と説いて、協力をとりつける努力をされてはいかがですか。 それでも心配という人情への気遣いもあるかと思いますので、とりあえずは所定の場所(監査対象法人社内の会議室など)限定での閲覧にとどめ、持ち出しはしない、謄写もしないということで、配慮を示すのも手です。(伝票などと同様で、いちいち謄写する必要はないと思います。) 本当は、プライバシー侵害うんぬんで強硬に抵抗されたなら、「目的外では一切使用しませんから、プライバシーについては安心してください。このままでは、監査業務に支障を来たしますから、報告書には”人件費について、必要な補助簿閲覧を拒否されたので、その適正性は確認できなかった”と書かざるを得なくなり、あなたの責任問題になりますよ。」ぐらいに切り返してもよかったかも知れませんね。 監査というのは、基本的に嫌われる仕事で、される側はなんだかんだと言っては、しゃべらない・見せない・触らせないよう非協力的な姿勢を意識的に、あるいは無意識のうちにも、とりがちです。 そういう環境のなかで、しかも限られた時間と手続きの中で、いかに監査に必要な情報を得ていくかが、監査人の腕の見せ所ですので、頑張ってください。
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ありがとうございました。大変参考になり、コピーして見せたところ、味方も増えました。 がんばります!