• ベストアンサー

中心静脈カテーテルの合併症?

中心静脈カテーテルの合併症とはどんなものがありえますか?カテーテル感染から、いろいろなものが複合して(院内菌、一般の風邪など)急激に重篤な合併症がおこりえますか?カテーテル感染による感染時の特徴、敗血症の特徴、カテ感染によるショックの特徴を教えてください。CRPは9,3でした。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gogosmart
  • ベストアンサー率60% (229/378)
回答No.12

 色々と病院に対する不信感がおありのようですので、やはりどうにか主治医の先生か、同じ科の先生と一回話し合う機会をお持ちになった方が良いかと思います。 >レセプトが届きました。病名には敗血症と急性脳症が同時にかかれていました。  レセプトに記載されている病名は必ずしも実際に起こっている病名とは限りません。例えば痛み止めを処方するときに、消化管出血予防のために胃薬を一緒に処方したりしますが、その際には実際に患者さんに胃潰瘍が無くてもレセプト病名には「胃潰瘍」という病名を記載しなくてはいけません。そうしないと胃薬に対して保険がおりないのです。  今回の場合は例えば主治医が重症感染症を疑って(実際に起こっていたかどうかは別として)、ガンマグロブリンを使おうとしたときには、やはりレセプト病名として「敗血症」と書く必要があったのだと思います。ですからレセプト病名=実際の病名では必ずしもないということはご理解ください。 >こういうものを使うときはインフォームコンセントと同意が必要なのではないのでしょうか アルブミン製剤やグロブリン製剤を使用するときは通常同意書は必要ないと思います。 >大腸菌の細菌感染によるものなら院内感染で責任を問えるのですよね。 病院側の感染対策に不備が無ければ、IVH感染であってもすぐに病院側の責任が問われるということは無いと思います。IVH感染、院内感染というものは適切な対策をとっていればその発生率を減らすことはできると思いますが、0にすることは難しいと思います(0になることが理想ですが・・・)。  以上の回答については、本来は私ではなく、主治医が答えるべきことだと思います。  12回にわたって回答させていただきましたが、それぞれの回答は医師として客観的な考えを述べてきたつもりです。どうにかtakaoka0728様のお役に立てるようコメントしてきたつもりですが、残念ながら意に沿うようなお話を私はできていないように感じております。従いまして、今回の一連のやりとりにおける私の役割は終了したと考え、回答はこの回をもって終了させていただきます。  takaoka0728様が納得のいかれる方向にいくことと、何よりもお子さんの病状が回復することをお祈り申し上げます。

takaoka0728
質問者

お礼

こちらこそ、ここまで回答をいただけたことをとても感謝しております。納得がいかないのはgogosmartさんのせいではなく、病院との話し合いを何度もってでも自分の中で解決したいのですが、そういった場でも納得いく説明が得られなかったというのと そういう場がもうもってもらえそうもないこと・・私は障害をもってしまった娘と一生疑問を自問自答しながら生きていかなければならないのがとても苦しくて なんとか納得を自力でしたかったんです。治療中からもっと話を医師からもらえていたら、自分でももっと自分から医師にその都度つっこんでデータから何から聞いておけばこんなに疑問の嵐は残らなかったと思います(実際当時はパニック状態で混乱して質問できる 頭ではなかったのですが・・) 懸命な救命という姿勢が感じられていたら・・TVで見る救急救命とはあまりにもかけはなれたまったりとした中での治療だったのでそういった対応からも生まれた矛盾かもしれません。娘の回復を祈ってくださりありがとうございます。私も疑問を解決しつつも、娘の回復、リハビリには全力を注いでいきたいと思います。どこまで回復するか・・先の見えないトンネルですが、進んでいかなければならない人生ですから、悔いのないようにしたいと思います。いろいろありがとうございました。

その他の回答 (11)

  • gogosmart
  • ベストアンサー率60% (229/378)
回答No.1

一般的には中心静脈ラインの合併症として以下のものがあります。 1.穿刺時(挿入時)  ・動脈穿刺  ・神経損傷  ・空気塞栓  ・不整脈(心筋刺激による、深すぎる挿入)  ・胸管損傷(左鎖骨下静脈や稀に内頸静脈からの刺入でも)  ・気胸(左右鎖骨下静脈からの穿刺、ごくまれに内頸静脈からでも)  ・カテーテルのねじれや切断による血管内異物など 2.留置中のもの  ・血栓形成  ・右心房穿破  ・感染  感染の経路としては、 1.カテーテル挿入時の操作で菌が混入。 2.輸液回路の接合部や三方活栓から菌が混入。 3.カテーテル刺入部から菌が進入(この証拠は確定されていないらしいですが・・)。 4.重症患者では、血液の中をもともと流れていた細菌がカテーテルに引っかかりそこでコロニーを形成する。  などがあります。 >カテーテル感染から、いろいろなものが複合して(院内菌、一般の風邪など)急激に重篤な合併症がおこりえますか?  中心静脈カテーテルが入っているということは、何らかの重篤な病気がもともとあって経口摂取ができない状態です。したがってもともと患者さんの体の免疫力はかなり低下していると考えられ、その状態でカテーテルに菌が付着すれば、菌は増殖しやすく急激に全身感染症へと発展することはしばしばあります。 >カテーテル感染による感染時の特徴、敗血症の特徴  カテーテル関連敗血症は普通、血管カテーテルを48時間以上留置した患者に原因不明の発熱が起こることによって明らかになります。カテーテル刺入部に発赤(これだけでは確定できない)や膿があればカテーテル感染が疑われるでしょう。確実に診断するにはカテーテル先端部を細菌培養して菌が検出されることが必要です。また、体の他の部分の感染の存在を否定する必要もあるでしょう。カテーテルを抜去して感染兆候が速やかに改善するようであればカテーテル感染の可能性が高いといえるでしょう。 >カテ感染によるショックの特徴  敗血症性ショックとなります。肺炎などのもともとの感染症が原因であっても、カテーテル感染が原因であっても同じ病状を呈します。菌が循環血液中を巡ることに対して、白血球(特に好中球)が活性化されて顆粒を放出することにより、血管の内皮細胞が損傷されて、血管の透過性が亢進します。それにより循環血液量が減少して血圧が下がったり、炎症物質が血管外に流れ込んで体中の臓器障害を起こしたりします。また、菌によっては菌自体がエンドトキシンという毒性物質をもっており、それによっても病態を悪化させます。  敗血症性ショックでは輸液に反応しにくいショックとなります。また通常のショックと異なり手足が暖かくwarm shockなどと呼ばれたりもします。

takaoka0728
質問者

補足

回答ありがとうございます。丁寧でとてもわかりやすかったです。続けてもう少しお聞きしたいのですがお願いできますか?娘の場合、発症初日のばいようから大腸菌が血液培養から、咽頭からMRSAの菌が検出されました。初日は咳、鼻水などの風邪症状はなく、喉のみが炎症、発熱で「風邪」と診断されていました。半日後には意識障害が出現、原因不明の急性脳症と診断されました。でもIVHのカテは発症1ヶ月後まで、経口ができず、抗生剤を投与して抜去しないでいました。 肺炎などの所見はなく(胸のレントゲンをとらなくてもわかるのですか?)各種のウイルス検査でも抗体検査からも原因菌はみつからず、残ったのはやはり、 大腸菌とMRSAなのですが、これとの因果関係があるのかないのかとても気になったままです。何故医師は 41度の熱でCRPが9の状態で、8ヶ月留置している 乳児のカテを抜去しなかったのでしょうか・・・。 痙攣や意識障害が出ていても、IL-6という値が13900ととても高く出ていました。ただ白血球が3,8という値で(低い)のです。最高でも11,4です。 これは敗血症やショックのときに当てはまらない、敗血症、ショック状態ではないと医師から言われました。私には、娘は短小腸でしたが、経口摂取は行っていました。補助的に行っていたIVHを離脱して1ヶ月後に元気に退院の予定でした。離脱テスト3日目というのと院内で風邪が流行っていたのでそれの感染、MRSAや大腸菌がからみあって脳症という極めて重篤な合併症につながったのでは??と考えてしまうのですが、一般論からしてこういう経緯はありえますか?病院では原因はわからないし、追求はやめました。と言われ、両親としては何とか原因を追究したいのです。検査データのコピーもいただきました。(培養以外の)肝機能もGOTが6050という値にまで上がりました。予想できる範囲でいいので娘におこった状態を推測でもいいので教えていただけたらと思います。毎日頭の中をこれらの疑問がグルグルと回ってとても悶々として重度後遺症が残った娘を見ていると涙がでてきます。お手すきのときでいいのでよろしくお願いします。