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避難所(学校)って安全なの??
地震が起きた時、近所の小学校へ避難することになっています。 で。おそらく校舎、体育館に寝泊りすることになると思うのですが、学校の建物ってそんなに丈夫なんでしょうか?? マンションがボロボロになる状態で学校は避難所として機能するのでしょうか?
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学校建築というのはあまり安全でないものが含まれています。 1981年に耐震基準がかわり、それ以前に設計された建物の中には現在の耐震基準を満たしていないものがあり、鉄筋コンクリート造建物に被害が出るような大地震があるとたいてい学校建築物に被害が見つかります。 学校建築は教室など広い空間を有するため柱の間隔が広くなっており、耐震設計上厳しい条件となっているのも原因です。 現在ではそのような建物の耐震性をチェックする方法として耐震診断という技術があるのですが、それを行った結果、補強が必要だと判明した学校建築の内、その半分しか現時点で補強が完了していません(全国平均なので地域によって差があります)。 よって、大地震がきた場合、近くの学校建築が避難所として機能しなことも十分考えられます。 ただし校庭部分は可燃物のない広い空間がありますので、火災や落下の危険性が少なく、また多くの人が集まれますので、物資の配給などの観点から一時的な避難場所としては有効であると思います。
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#6です。 >国の予算を割いて欲しいものです。 学校建築物の所有者は市立だったら市、県立だったら県ですので、国というよりはその地域の自治体の予算ですね。 なお、阪神・淡路大震災で市役所や病院や消防署が被災したケースもあるように、学校以外の公共建築物でも危険性の高いものもあるようです。 病院もたしか半分程度しか終わっていないと昨年新聞に出ていました。 公共性の高いものでも耐震性が低いものがあることについては、建築については重要度係数というのは耐震基準を作成する際に、検討をしたのですが、それは採用されなかったため、原子力発電所のような特殊なものを除き、建築物は一様に基準を設けたためです。 よって、余裕のある設計かどうかは予算と設計者の判断次第でした(発注者の多くは基準法を満たしていればよいと考えることが多いので)。 阪神・淡路大震災でこの点が問題になったので、現在は発注者と設計者の契約でどの程度の地震に対して安全性を見込むかを決めることに変更するようになっています。 この点については興味があれば「性能設計」と「仕様設計」というキーワードで検索してみるといろいろ出てきます。 なお、耐震基準が変わったことにより、基準を満たさなくなった既存の建物は違法建築とはいわず、既存不適格といって、強制的に補強をさせるような法律はありません。補強を推進するように税金を安くしたり補助金を出したりして、補強を促すように努力はしていますが。 また、自治体はどこの学校が危険かについては、個別にわからないようにしていることが多いので(もしわかったらその学校に行く人はいなくなってしまうでしょう。公表されたデータは統計値など)、避難所に指定されている学校が安全性が確認されているとは限らないと思います。 やはり、建物のないような広い公園が避難所に指定されていることも多いように、学校建物を避難所と考えているよりも、校庭部分を避難所として考えていると思います。
お礼
いろいろ詳しくありがとうございます。 何だか、病院のほうが心配になってきました。
- mikiyot
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私は土木構造物の設計に携わる者です。土木では過去の震災の度に設計基準を常に強化していますが、基本的には構造物の重要度により、地震に対する設計安全率を区分しております。これは耐震性を強化するほど構造物に掛かる工事費が大きくなり、費用対効果の釣り合いが取れないからです。したがって、ある程度の地震では完全にあきらめ、または崩壊しないまでも、機能を保持できる程度の崩壊を許容する考え方です。 建築においても、過去の震災を教訓に、常に基準の見直しを行っているようです。(参考URL参照) ここで、建築にも安全率の規定があり、その重要度を建築設計時に見込み建設されているかが問題で、少なくとも避難場所に指定されている学校はその可能性があると思われます。指定した避難場所が崩壊し、被害が出れば行政も責任問題となるので、少なくとも基準に合った安全率を見込んだ建物を避難場所と指定している筈です。 ただ、人間の作った物が大自然にかなうはずがありません。今度のM9のインドネシア沖地震並みの地震が直下で起きたら、全てが破壊されるでしょう。 エベレストの山頂直下にある貝の化石は、かって海だった事を証明しています。それより、ヨ-ロッパ大陸と南北アメリカ大陸が、かっては一つの大陸だったのですから。
お礼
ありがとうございます。 勉強になりました。 今度、避難所となる小学校を見に行ってみようと思います。もう結構古かったような...。
- jun9611
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昔から学校が避難所になっているケースはあります。なぜなら、木造建築が多かった頃は学校って退化建築物で安全だと言われていました。今になっては必ずしもそうではありません。建築の経年数によったり、震源地との距離にもよりますね。だからこの様な疑問が湧いたと思います。 元々広域避難場所などはゴルフ場や、公園など屋根のないところです。これは火災の延焼防止などが挙げられます。崩壊などを考え本来であれば校庭が避難スペースとなります。しかし、阪神や中越の地震では冬場で体育館や校舎に入らざるを得なかったのです。これが夏場だったら外にいるでしょう。 建築云々を抜かしても、避難所として指定しているので被災時給水栓(水道が壊れても校庭にある水道直結タンクで給水が可能)や防災備蓄庫を備えているところもあります。救助資機材、毛布、食料、紙おむつ等々。食料や医薬品の援助物資の配給先も避難所です。避難を要さないのならそれに越したことはありませんが、要すなら広くて誰でもわかる公共施設になってしまうのです。それが学校になるわけですね。 遅ればせながら、消防士で防災関係の職に携わっていますが、例えマンションがぼろぼろになろうとも、学校が崩壊しても校舎は使えませんが、校庭もあります、防災面での資機材などは揃っていますので、避難所として機能すると我々は考えています。
お礼
ありがとうございます。 近所に広い公園がないので、校庭が一番広くて安全なスペースです。でも校庭も狭いので人があふれそうです。
- kagep
- ベストアンサー率23% (171/721)
神戸の震災時に被災地で活動していましたが、 学校でも倒壊しているところはあります。 確か、東海地震の警戒区域内の学校でも 耐震化が遅々として進まず、と言う状態だったかと。 なので、学校を避難所に指定するのは、 校舎内というよりは校庭を想定していると思います。 寝泊りですら校舎や体育館の中に入れない覚悟はしておくべきです。
お礼
ありがとうございます。 寝袋やテントなど、一度確認したいと思います。 キャンプで使った寝袋があったような気も...。
- R32-RX-7
- ベストアンサー率22% (175/762)
確かに薄い気がしますね(暫く見ていないので曖昧ですが) 申し訳ないですが、そこまでは存じてません。わかる方お願いします。 でも壁が脆かったら倒壊の恐れがあるでしょうし、避難所に適さないですね。
お礼
有り難うございます。 近所の体育館は薄かったような気がします。 実際はしっかりしていると思います。
- NorthMole
- ベストアンサー率24% (20/82)
たしか、一昨年の宮城沖地震の場合、震源地に近い某地区(テレビでガンガンでていた)は、その地区の小学校と中学校(それぞれ体育館だったと思います)が避難場所となっていました。 しかし、地震の影響で、危険なので確か中学校の方は避難所として適さないということで、避難後まもなく退去になったと思います。 確かに構造上の優位性はあるのかもしれませんが、必ずしも安全とは限らない例だと思います。
お礼
ありがとうございます。 近所や空き地や公園が少ないので、非難する場所が減ると...。
- R32-RX-7
- ベストアンサー率22% (175/762)
体育館の屋根は軽いので普通の家屋より地震に強いそうです。
お礼
どうも有り難うございます。 軽いので、安全なんですか。
補足
壁が薄いような気がするのですが、大丈夫ですか??
- cyobin_man
- ベストアンサー率24% (298/1216)
少なくとも 広いグラウンドがあります。 火事 落下物 からの避難は出来ます。
お礼
あるがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 まだ、全体の半分しか補強できていないのですね。 もっと、国の予算を割いて欲しいものです。