ご質問が,“春分の日”に日没“直”後に月が昇り始めた“としたら”,その場合の月の形は何かと言うことなら,正解は「満月かその近くの月齢の月」です。
以下,そうだとして解説します。
なお,日没後しばらくしてから月が昇り始めるようであれば,満月より月齢が進んだ月となり,昇り始める時,上部が一部欠けた月になります。 また,その欠け方は,昇り始める時間が遅いほど大きくなります。
さて,満月となるのは,地球から見て太陽と月が正反対の方向にある時ですが,これが日没時の場合,月が昇り始めることに対応します。
質問者さんは,春分の時なら,太陽が真東から昇り,真西に沈むので,180度離れた満月は日没時に東から昇り始めると考えたと推察します。
これは,月が天球中の黄道(太陽が通る道)を通るなら,春分の日,すなわち太陽が春分点にある時は,満月の場合,正確に180度離れた秋分点に位置しますので,正しい解となります。
ところが,天球上の月の通り道(=白道)は黄道から約5度ズレていますので,月の位置に若干のズレが生じ,日没時に昇り始めるなら,満月から僅かにずれ,満月として昇るなら,昇り始め時刻が日没時から若干ずれます。
お礼
ありがとうございました!!!