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首無しカブトムシ
子供の頃、悪ガキがカブトムシの頭をねじ切ってしまったことがあります。 そうしたら、腹部だけで延々歩き続けていたんです。ストップをかける脳がないから止まらないんだなーと感心しつつも、首無しゾンビを地でいく不気味さにトラウマってしまい、今にいたるまでムシ嫌い。 それはともかく、脳にあたるとこの制御を離れてこんなふうに脚が動き続けるのは、どういう神経をしてるからなのでしょう?いや生物学的に。
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ほ乳類などの脊椎動物は脳で運動を制御するために複雑な運動を行うためには大きな脳が必要となりました。 しかし昆虫は根本的に脊椎動物と進化の道が違います。 その進化の方向は単純な神経組織で複雑な運動が出来ることを達成しています。 (ハエや蚊、のみやだになどの動きを脳が直接制御していたら、とてもあの大きさに入らないでしょう) そのため各種の運動はたぶん反射に近い形で制御しているのだと思います。 決まった運動は各部分で独立して運動可能で、部分同士が直接連動しているのではと思います。 でもなんか考えている様に見えてしまうのですが、きっと錯覚なのでしょう。
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- neuro
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昆虫の中枢神経は、体節ごとに区切られた形をしています。一応、すべての動物は体節をもっているのですが(脊椎動物の椎骨もその系列)、昆虫の場合はその体節のひとつひとつが中枢神経(脳の代わり)として独立して進化しています。そして、なかでも高等なものがその体節の神経節間の連絡をとるようになり、連動できるのです。 各体節はその部位にある神経によって支配されています。ヒトでも脊髄損傷で腰から下だけが動かなくなるとかありますよね。あれはこの体節の位置に従っているのです。 で、ご質問のカブトムシの件ですが、上記しましたように、体節ごとの神経支配が重要ですから、頭部の神経そのものは即死をまねくほどのものでは無いわけです(但し、まともに生活できる訳もなく、傷そのものが原因になったり、アリに襲われたりして近いうち死ぬでしょう)。
お礼
そういえば、昔リアル指向でリメイクされたアニメ「鉄人28号」がそんな設定でした。昆虫がモデルだったのかな。そういう制御のロボットも実際研究されているんでしょうね。 詳しい回答ありがとうございました。
- kawakawa
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先に回答されていますように、体の各部分にある神経の塊が中央指令(脳の指令)を離れて動かしているのですネ。 アリは頭だけになっても相手を噛み続けますし、交尾の時にメスに食われたオスカマキリは腹部だけが交尾を続けていますし、針(毒袋と筋肉も)だけが刺し続けるミツバチ‥例を挙げるとキリがありませんネ。 動物でも切り落とした尻尾が長時間暴れ続けるトカゲのような例もありますネ。 脳の指令(制御)を離れるからこそ、動きかけた部分は止まらずにエネルギーがなくなるまで活動しつづけるのですネ。 以上kawakawaでした
お礼
回答ありがとうございます。 当時、「この上、いきなり胴体だけで飛んだらどうしよう」とびくびくしていたことを思い出してしまいました。直前の動作を継続するだけで本当によかった。 昆虫の生態って、人間の恐怖心をあおるものが多いような気がする…。
- empty_head
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カブトムシには脳というほどのものはありません。 運動をつかさどっているのはほとんどが神経索という部分です。 人間も条件反射で動く時、脊髄の中を通っている神経で反射運動をしているんですよ。 で、ご質問のカブトムシですが生き作りの魚が船の上で跳ねているのと同じです。 首をもがれても神経細胞や筋肉細胞はすぐに死んでしまうわけではありません。 だから神経索からの信号で手足を動かせるわけです。
お礼
回答ありがとうございます。 ただ、バラバラな動きではなくて、しっかり歩いてたんですよね。 脚を動かす連係パターンなんかは、胴体だけで制御されているもんなんでしょうか? 最初からこう書けばよかった。わかりにくい質問でごめんなさい。
お礼
そうそう、そうなんです。でたらめに動くんではなく、連動してきちんと歩いていたんですよ。 頭から前進とか停止とかの指令が送られるだけで、脚はプログラムされた通り連係して動くってことでしょうか。うわ、ロボット…。もっともそうでなきゃ、ムカデはとてもやってられませんね。