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水の民営化
現在、政府のあらゆる機関の民営化のはなしが持ち出されていますよね、水道や下水などの水の民営化は我々にとってどのようなメリット、デメリットがあるのですか?
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水道事業の費用は基本的に住民の水道料金ですべてまかなわれていますが、採算が取れない場合は一般会計からの繰り入れをやっているところもあるみたいです。いわゆる税金の投入ということです。また施設や大規模な水道管の布設は莫大な費用がかかるため起債(企業債といい国等から借金をして何十年かの分割で返済していくやり方)を活用しているところが多いです。 民営化は一部の業務(検針業務、水質検査、水源や施設の維持管理等)を委託している自治体は多いと思いますが、すべてをというところはまだないと思います。民間への業務委託は職員の人件費等考えても費用はかなり安くはなるとは思います。しかし物価の高騰等さまざまな要因がありますのでこのことで即住民のメリットである料金の値下げにつながることはないでしょう。 民間委託といえばPFIというのがあります。Private Finance Initiativeの略で、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法です(内閣府の説明)。 「例えば、住宅建設ですが、従前は役所が補助金と借金で公営住宅を建設していましたが、PFIの方法では、民間がアパート等を建設し役所がそのアパートを借り上げて、入居者の賃貸料は役所の収入にし、役所は建設業者に毎月賃貸料を支払うという方法になります。 役所としては、建設時の大きな資金が不要となり、業者への支払いも入居者の賃貸料の差額となり負担が軽減されることになります。」 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=121752 より 水道事業もこの「PFI」の対象事業となっています。発祥のイギリスでは水道事業などの運営にこの「PFI」が導入されているみたいですが日本ではまだ聞いたことがありません(もしかしたらどこかやってるのかもしれませんが)。 このような大改革をやればもしかしたら大幅な料金値下げとかの可能性もあるかも知れませんが、もしその会社が倒産でもしたらという大きな懸念も残ります。特に生活する上で最も欠かすことのできない「水」の話ですのでそう簡単ではないのは事実です。 いずれにせよ住民にとってはサービス向上、料金低下のメリットが民間委託で実現すればそれにこしたことはないのですが、民間委託したためのデメリットは会社の倒産という懸念を抜きにすれば実際に稼動してみないことには分かりませんね。
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- WOc
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状況がまったく同じとはいえませんが、 イギリスの例が参考にはなると思います。 まったく知らない分野でしたが、勉強になりました。 民営化すればサービス向上、価格低下がメリットという予想は簡単にできますが、失敗したら、外資が参入するケースもあるんですね。 だいたい、水道水の元になる川は誰のものになるのでしょうね。。
お礼
イギリスの例参考になりました!イギリスで水道が民営化されてる地域があったんですね、あとフランスでも民営化されている地域がありましたがフランスの水道が民営化されているのには100年以上もの歴史があったのには驚きました! アフリカの一部の地域では外資が参入したにもかかわらず、サービスがとても悪く水の管理も全く失敗に終わったというケースもあったらしいです! 本当に地球上にある限られた水はいったい誰のものになるのでしょうねぇ。。。 回答ありがとうございました!!
- kamochi
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確か、広島県三次市や群馬県太田市などが業務の一部を民営にしていたと思います。 三次市の場合はどこの部分を民営化したのかちょっと資料がないのですが、太田市の場合は上水道の維持管理を民間の株式会社に委託しているようです。(下記URL) 下水はともかく、上水道はどこの自治体でもほぼ100%整備されていますよね。 で、そこを流れている水自体は、浄化された状態のものを市町村が都道府県から買って、各戸に売っています。 なので、民営化されても元の水は同じなのですが、自治体が行う水質検査や監視、メーターなどの機器の点検を、市町村の公務員がやるのではなく、民間の会社にお願いしてそこの社員がやるというのが、上水道の民営化です。 水道管の埋設工事などはすでにどこでも民間企業にお願いしていますよね。 住民にとってのメリット・デメリットですが、直接的にはあまりないと思います。 財政面でいえば、民営化したほうがコストが安くて済みます。 水道事業というのは、住民からあつめた水道料金だけでは足りないので、市町村の一般会計という住民税や国からの交付税で成り立っている税金の一部を水道事業の運営に繰り出しています。 コストが安く済めば、水道事業にまわしていた財源を他のことに使えますね。 デメリットは、私はないと思っているのです。 あえて言えば、市町村の管理がしっかりしていないと委託された会社が手抜きをするかもしれないというリスクがあるかな。 これは、公務員がやったところで、上司がしっかりしないと部下が手抜きをするかもしれないので、民営化のリスクとはいえないと思うのですが、そういう理屈で反対する人はいます。 学校給食や保育園の民営化でもかならずそういう理由で反対する人が現れます。 それから、その仕事についていた公務員の処遇をどうするかという問題もデメリットといえばデメリットでしょうか。
お礼
お礼遅くなって大変申し訳ありません!なんとか無事プレゼンテーションを終えることができました!英語のプレゼンだったので英語で説明するのはとっても大変でしたが勉強になりました。 具体的かつわかりやすい説明ありがとうございました。例をあげてくださったので大変わかりやすかったです。公務員の雇用の問題もあったんですね、それについては全く考えてなかったのでとっても参考になりました☆
- hanakago
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まだ、今のところ国内で民営化されたところはないので水道の実例はないので当然はっきりしたところはないけど国営のものが民営化された例はありますね。電話、電力です。昔、工事も建設会社がするにではなく国が直接ひとを雇って工事していた時代もありました。水道が民営化することによるメリットデメリットは実際始らないと分かりませんが民営化のメリットは所謂お役所仕事が排除されコストを認識して無駄が少なくなることは間違いないでしょう。
お礼
迅速なお答えありがとうございました!民営化する対象がなんであれ民営化の主な目的は国の負担を減らすことなんですよね。学校で水の民営化のプレゼンテーションをしなくちゃいけないので大変参考になりました☆ありがとうございました!
お礼
お礼おそくなって大変もうしわけありません!水の民営化に関するプレゼンテーションだったので大変助かりました!英語のプレゼンだったので説明するのに大変苦戦しましたがとっても勉強になりました。詳細かつわかりやすい回答ありがとうございました!とっても参考になりました!民営化によってサービス向上し、料金低下につながるのは大変大きなメリットですねぇ!水道の民営化が実現すればかなり大きな改革になるだけにその結果は計り知れませんね!ありがとうございました!