今まで、郵便局ってのは、国が経営してきました。でも、これを、民間で経営しようというのが郵政民営化ですね。
民間の企業ってのは、なるべく儲かろうとしますよね。お互いに競争しあって、少しでもいいサービスをしたり、利益を上げたり、仕事の効率を上げたりしていきます。
だから、郵便局も民営化すれば、もっと、効率良く仕事ができるんじゃないか、郵便局のサービスの質が上がるんじゃないか、もっと安くできるんじゃないか、って考えて民営化を進める人たちがいるんです。このことがメリットですかね。
そして、デメリットですが、この、儲けを考えることによって、地方(田舎とかね)の郵便局が無くなっちゃうんじゃないかってことです。
やっぱり都会よりも田舎の方が、儲からないですよね。むしろ、赤字のところだってあるでしょう。だったら、田舎の郵便局は止めて、都会の儲かる郵便局だけを経営しようなんて気になりますよね。
その結果、地方に郵便局がほとんどなくなっちゃう可能性があるわけです。だから問題なんですね。
反対派の人たちが反対する理由は他にもあります。まず、経営が成り立たなくなるんじゃないかってことです。郵政三事業(郵便、貯金、簡易保険)を分社化(それぞれ別々に経営)しようって動きがあるんですが、貯金や簡易保険は黒字なのに対して郵便事業は、すごい額の赤字なんです。今までは、この赤字を貯金や簡易保険でまかなってたのです。これが別々になっちゃったら郵便事業はやっていけないですよね。
それから別の理由として、郵便局員になろうとする人が減るんじゃないかってことです。郵便局員ってのは公務員ですね。公務員って経済的にも安定しているし、希望者の多い職業です。でも、公務員じゃなくなったら、郵便局員になりたがる人って減っちゃうんじゃないかって心配されてます。他にも様々な意見があると思います。
郵便局を民営化した国は今までにもありますが、先ほどデメリットとして最初にあげた問題がやはり浮上し、慌てて、最低でも12000の郵便局を持つという法律を作った国や、民営化後に外国の企業に買収されて、国が税金で買い戻した例もあります。
私は反対派なので、意見が偏ってしまってますが、こんな感じですかねぇ(>_<)間違ってる部分があったらすいませんf^_^;
あと、中学生にも分かりやすいサイトですが、昔見つけたのが、今探したら見つからなくて(:;)中学生新聞のサイトなどで、郵政民営化と入れて検索するといいと思います☆
お礼
分かりやすく説明していただきありがとうございました。