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腐ったものを加熱して食べることは可能?
腐ったものを加熱して食べることは可能ですか? もちろん本当にする気はあまりないですが^o^ 度の程度までなら可能と言った目安程度でもかまいません。 好奇心からの質問です。 よろしくおねがいします。
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冷蔵技術のなかったころに、腐って変質した肉などを食べるために香辛料の利用が広まったのですネ。 歴史的には腐ったものを食べるというのはかなり一般的だったのです。 また、現在でもいわゆる浮浪者さんたちはゴミ箱の中身を平気で食べていますネ。 私自身、アフリカ大陸などでは腐った卵や肉もよく食べました。 これらの場合、腸内細菌の数と種類(フローラ)がしっかりと腐敗食物に対応できているために大丈夫なのです。一般の現代日本人の場合、トライしないのがよいでしょうネ。 海外で他の国の人々は大丈夫なのに日本人観光客だけが集団食中毒になることが多いことからも、日本人の過剰な清潔好きから弱くなりすぎていることがわかります。 衛生的に考えると、勿論、腐敗したものは食べるべきではありません。腐敗とは微生物が原因であり、醗酵とは違ってヒトに悪影響を及ぼすことですから。 多くの菌体外毒素は加熱によって破壊されませんので、食中毒などの被害を受けることとなります。 以上kawakawaでした
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誤解されると困るのですが 大腸菌は.指標菌であり.原則として毒性がありません。したがって.少し位食べても食中毒をおこしません。したがって.食べても平気です。 食品衛生法では2000個を越えた細菌がいる場合の販売を禁止しています。これは.大腸菌と他の細菌と保健所で使っている簡単なでは区別できないためであり.せいぜい「雑菌がいます。殺菌を入念にして下さい」と言葉を書けられる程度の行政指導でした。が.先日のO157騒動で制限がきぴしくなりました。 しだかって.少し位腐っていても.食べられます。又.日常習慣として.畑の野菜をそのまま畑で食べる習慣のある人の場合に.極端な言い方をすれば.有機肥料として撒いた糞便が付着している野菜を洗わずに食べているような状態ですから.寄生虫や雑菌の固まりを食べているような状態です。このような方は.体内で雑菌を殺菌するような生態系があり.いくら腐った食品を食べても平気です。が.一般の人が真似をするとかなり重傷な胃腸障害を引き起こします。一例としては.母なる河(糞便も死体も投げ込む.飲料水としても使用)の水を飲みつづけている現地の人は.この川の水を凍らせた氷を使った露天バナナジュースを平気で飲めますが.川の水を飲む習慣のない日本人観光客がバナナジュースを飲むと1-2週間は悪性の下痢で苦しみます。 なれている方は.いくらでも腐ったものを食べられますが.なれていない方は悪性の下痢で苦しみます。 なお.一部毒性のある細菌がありますが.毒性のない細菌を十分生育させることで.該当菌の毒素生成を妨害できますので.原則として毒素を考えません。例としては.納豆菌の生育した納豆.乳酸菌の生育したヨーグルトをあげれば良いでしょう。日本の清酒は.3種類?の菌の生育を管理することで.その他雑菌の生育を押さえるという特殊な条件かで発酵させています。
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たいへんありがとうございます。 私も店で買ったレタスなどを簡単に水洗いだ消して食べてますが、 雑菌はやはりいるんでしょうね。 あまり気にしないようにしてますが、 生で食べる時はやはり雑菌とかは少し気になってしまいます。
- kawakawa
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補足を拝見しました。 多くの動物は腐肉を食べます。スカベンジャーと呼ばれる腐肉を専門に食べるような種類の動物もいますネ。 まず、腐肉を好んで食べるのは肉食動物、或いは、肉食が主体の雑食動物に限られますネ。 肉食動物は草食動物、或いは草食主体の雑食動物に比べて非常に強い胃酸を持っています。胃液中の塩酸濃度は場合によってはヒトの20倍近くも強いと聞いております。 腐敗した肉に多数存在する菌類はそのような強酸によって大きなダメージを受けます。 さらに、肉食獣は咀嚼して食べるということをせずに塊を飲み込むという食事法ですネ。ということは、胃の中に食べ物が滞在する時間が非常に長いことを意味します。 強酸の中に長時間放置されることで多くの菌は増殖どころか減少してしまうことになります。 そして、腸管は短いという特徴を持っています。ヒトの場合小腸の長さは身長の12倍ほどもありますが、一般的な肉食獣では体長の3倍程度の長さです。そして、短時間で腸管を通り抜けて排出されます。 つまり、少々病原菌を含むものを摂取しても、胃でかなりの菌を減らし、腸では繁殖する前に排出してしまうということが言えるでしょう。 さらに、腸管内には多数の固定菌が住み着いており、他の菌が侵入してきても繁殖させないということもあります。 また、強い免疫を持っていることも確かです。これは先の回答にも触れましたが、ヒトでも免疫力の強弱があり、同じ物を食べてもダメな場合と大丈夫な場合にわかれるのですネ。動物でも種によって全く平気な場合とダメな場合があるのです。 思い出すままに書いてみました。 以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございます。 いつも勉強になります。 特に今回は知らないことが多かったのでとても勉強になりました。 内容的にもたいへんまとまっていてとても勉強になります。
- redbean
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食中毒は病原菌の作る毒素によるもので、多くの腐敗は 必ずしも病原菌が関与しているわけではありません。 そして毒素は熱に弱いとは限りません。 以上をまとめると、 ・病原菌が繁殖している食物は、腐敗しているかどうか に関わらず、過熱したかどうかも関係なく、食べてはいけない。 ・病原菌がいない場合は、腐敗していたとしても加熱の 必要もなく、食べられる。 ということになります。 まあ、実際には腐敗するのは、細菌の繁殖に都合がいい 条件だったということですから、病原菌もいる可能性が 高くなります。だから、「腐ったものは捨てる」のです。 野生動物はかなりえぐいものも食べているようですね。 タヌキが死蝋化(死後数ヶ月?)したシカの死体を食べ ている写真を見たことがあります。しかも死体を発見し たときに、喜んで飛び跳ねている写真までありました。
お礼
ありがとうございます。 たしかに動物の行動は人間から見ると不思議ですね。 人間より生命力ありそうです。
ppooooさん、こんにちは。 某牛乳メーカーの集団食中毒事件の原因がブドウ球菌毒素であったことは記憶に新しいところです。ぶどう球菌そのものは熱に弱いですが、ぶどう球菌が産生するエンテロトキシンという毒素は、菌が死滅しても残ります。この毒素は100℃30分の加熱でも分解されません。脱脂粉乳の製造工程で行われる殺菌(130℃、数秒間)によっても毒素は残存したものと考えられます。ロブスターを118℃86分加熱したにもかかわらず、エンテロトキシンはまだ病原活性を有していたという報告もあります。 やはり腐ったものを加熱しても、わたしは食べたくありませんねー。
お礼
ありがとうございます。 そうですね。 私も正味期限切れ1月の牛乳を飲んだことがありますが、 もうしないようにしたいですね^^;
- 6697
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やはり、NO.1の方と同じ。だめです。 腐る、とは、ある一定以上細菌が繁殖することによってそのものが変質してしまうことです。 もちろん、缶詰などは別として無菌状態の食品はないと思ってください。だからほっておくと腐るんです。 卵焼きが腐る、これはよくないから腐敗。人間の役に立つように細菌がふえる場合を発酵といって使い分けます。 本質は同じですが、ヨーグルトなどは牛乳に乳酸菌を加えて繁殖させるものでして、人間の役に立つから発酵食品です。 食中毒には、いろいろな種類があります。ものを食べることによって引き起こされる健康被害です。 ○細菌そのものが増えすぎておなかを壊す場合、 この場合は理論的に言えば、加熱すれば細菌が死滅するならOKですが、細菌の中には芽胞を形成して耐熱性を得るものもありますからふつうの加熱では安心できません。 ○細菌が増えて、その代謝産物が毒性を有する物質(菌体外毒素)でこれを食べて発症する場合、 これは、加熱で毒性がなくなる毒素もありますが、強烈な神経毒を産生するものがありますから危険です。 ○もともと毒性がある成分を含んでいるものを食べて発症する場合、 これは、ふぐの毒やトリカブトの毒などで、大変強烈な毒性のものがあります。 以上ですが、かまぼこにネト(ネバネバ)がでた場合、試験的に塩水で湯がいて食べたことがありますが、おなかは壊しませんでしたが、決しておすすめしません。 やはり、変だな、と思ったら廃棄しましょう。 つまり、異臭、ネト、濁りなどですが、外見の変化がない場合もありますから、室内に放置したりせず、冷蔵庫に入れるなどが大切です。 冷蔵庫の過信もいけませんが、その話はまたの機会にしておきます。 食中毒防止の3原則は、冷却、十分な加熱、迅速な調理・喫食、ですが、十分な加熱とは腐ったものを加熱する意味ではありません。 中まで十分に火が通るように、ということです。
お礼
たいへんありがとうございます。 耐熱性のある芽胞の誕生、体外毒素の生成という点で とても勉強になりました。
- katu-12
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だめです(笑) 加熱する温度は平地では100℃ですよね カビなどの菌は100℃では死滅しないし 毒素は加熱しても消えません。 専門家ではないけどダメです。(笑)
お礼
たいへんありがとうございます。 香辛料は防腐のために用いられると聞いていましたが、 腐ったものを食べるためにも有効というのはとても参考になります。 とは言っても挑戦するのはやめときます^o^
補足
早速のお返事たいへんありがとうございます。 少し気になったのですが、 人間以外の動物は平気で腐ったものでも食べていそうですが、 彼らが人間と違ってそういうものをたべられる理由というのは免疫力や毒素排出力、毒素無害化力が強いからでしょうか? それとも害は確実にあって、寿命を縮めるなどの作用をもたらしていると考えるべきでしょうか。