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「フィフスエレメント」日本語吹き替え版
昨日TVで「フィフスエレメント」を見ました。 2回目のはずなのにほとんど覚えていないのですが・・・これってコメディでしたっけ?? ストーリーはよくわからんのですが、台詞やしゃべり方がいちいち面白くて家族と共に爆笑してしまいました。 (ゲイリー・オールドマンやクリス・タッカーが特に。でも脇役もナイス) 度々あることですが、吹き替えによって雰囲気が変わってしまったように感じます。 そこで質問なのですが、字幕版というかオリジナル版と比べてどうなんでしょう。 両方ご覧になった方、どういう感想をお持ちになりましたか? くだらない質問ですがよろしくお願いします。
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こんにちは。 自分も昨日見ました。字幕版は映画館で見ましたが, やっぱりストーリーの流れ以外はほとんど覚えてませんでした。 自分の印象では、字幕版はコメディなのかいまいちはっきりしてなくて、 中途半端な印象(ストーリーは単純なので)でした。 吹き替えの方が台詞やキャラが上手く伝わって面白かったですね。
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- Sitosi
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漫画チックなドタバタ・コメディーだと思います。私は非常に楽しめました。好きな映画です。 それはさておき、《「字幕」か「吹き替え」論》ですが、私は(自分が字幕作成を手がけることがあるにも関らず、と言うか、それだからこそ)吹き替え派です。日本人は世界の中でも珍しく字幕派が多いのですが、字幕の最大の問題は、画面で話されている会話の8割 (!) が削除されてしまうことです。つまり、字幕で映画を観ている人は、実は(たった2割の会話情報を基にした)映画の“粗筋”しか読んでいないということになります。これが吹き替えだと8割位は再現できます。(これでも十分ではない!) 例えば、字幕を作成する時には、(私が担当する字幕の場合)1秒で4文字、1行10文字、最大2行の制限があり、その枠内で字幕を作成しなければなりません。私が翻訳するのは英語ではありませんが(英語は難しすぎてできない (^-^;)ゞ)、仮に英語での例を出せば、“Oh, great! How do you do! My name is John Fitzgerald Kennedy.”という台詞があったとします(馬鹿みたいな例文ですが...)。これは約3秒ですから、12文字以内で翻訳しなければなりません。これの和訳は、例えば「おお、素晴らしい。じゃあ、これからどうぞよろしく! 私の名前はジョン・フィッツジェラルド・ケネディーと申します」となるわけですが、これは55文字になり、4.5倍もオーバーしてしまいます。これを12文字に収めるのが字幕訳者の腕の見せ所 (?) なわけです。そこで「素晴らしい よろしく ジョンだ」 (1文字オーバー)とか「素晴らしい ケネディーだ」(セーフ!)のように訳すわけです。実際には、シーン全体で辻褄合わせをする必要があるために、場合によっては全く別の内容に変更してしまう必要が出てきます。これが、しばしば原語ができる側の人々からの「あの『○○』の字幕の翻訳は語訳だらけだ」という批判に繋がります。しかし、字幕訳者としては、あくまでも日本語の字幕だけを読んでストーリーを理解しようとする人たちのために、日本語として辻褄を合わせる必要からあえてそうしているのであって、実は“語訳”とは質が違うものなのです。しかし、こうしても会話の微妙なニュアンスは落ちてしまいます。例えば、極悪人の登場人物が非常に教養があり、紳士的な丁寧な話し方をしている等のような場合とか、荒々しくユダヤ人を連行するナチスの兵士が、実はそのユダヤ人は彼の小学校の恩師であったために、ユダヤ人を憎んではいるのにも関らず、条件反射的に言葉遣いだけは尊敬語を使っているなんていう場面のニュアンスは全部落ちてしまいます。落さざるをえない。その兵士の心の中の葛藤などは全部ぶっ飛んでしまうわけです。 確かに字幕を、その極端な制約の中で訳すという作業は、ある意味で非常にスリルがあって面白いのは事実です。しかし、これは字幕を作成する側の立場の話です。私自身は、自分が解さない言語の映画作品は、まず吹き替えで観たいと思っています。(吹き替えすら、上のようなシーンのニュアンスを声優がきちんと演技し分けられている場合は少ないですが。原語では登場人物が低く静かな声であることを尋ねることで怒りと不信感を表しているような場面で、日本人の声優はしばしばヒステリックに怒鳴り散らします。)吹き替えで、映画のストーリーをちゃんと理解した後で、今度は、字幕版で、原語の響きとか、俳優の声の特徴とかを味わうのが、一番理想的かなと思っています(もしそうしたければですが)。多くの映画は、あくまでも物語ですから、ストーリーをきちんと理解できてなんぼのものです。そういう意味では日本の字幕志向は、本当に映画を鑑賞しているのかなという危惧も感じてしまいます。もしもどちらかだけを選ばざるをえないのであれば、私は躊躇せず、吹き替え版を購入します。
お礼
ご回答ありがとうございました。 誠に申し訳ありません。 私の文章力不足のためだと思いますが、映画全体の字幕版と吹き替え版との優劣を競う意図はまったくありませんでした。 沢山書いてくださったのに恐縮ですが、コメントは控えさせていただきます。 ご理解のほどよろしくお願いいたします。
今まで2回くらい見ていますが、この映画ってコメディだとかSFだとか以前にベッソンの「中学生のころに書いたプロットというかメモ」をまんま巨額の制作費で映画化したという話ですんで、ベッソンの念願には違いないけど、何か狙いがあったかどうかは不明ですね。 何にも考えずに見れば、そこそこ面白いですけどね。 (予告編で思いっきり期待させているので、かなり罪深いのですが) 字幕と吹替えの違いについては、あんまり変わらないのではないかと、クリス・タッカーの吹替えはいつもどおりで山ちゃんですしね。吹替えの方がコメディとしては安心できます。 広川太一郎のように映画自体の面白さを変えてしまうような方向にはならないのですけどね。 変わらない方が正しいとは思うんですけど。
お礼
>「中学生のころに書いたプロットというかメモ」をまんま巨額の制作費で映画化したという話 これには驚きました。 リュック・ベッソンのファンは怒り狂ったかもしれませんね。 私は特にファンでもなんでもないため、面白かったらいいや!って感じですが。 >クリス・タッカーの吹替えはいつもどおりで山ちゃんですしね。 たしかにそうですね。 どうも黒人俳優の場合はテンション高い吹き替えをする人が多いような気がします。 本人の声でもそうなのか甚だ疑問です。 >広川太一郎のように映画自体の面白さを変えてしまうような方向にはならないのですけどね。 「ダンディ2 華麗な冒険」の吹き替えをされている方ですよね。 予告編を見ただけなんですが、え~~~???これってオリジナルと全然違うんじゃ???と仰天しました。 こういうのも好きなんですけど。
- PEPSI
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映画館で見たときに正直「リュックベッソンは何がしたかったんだろう?」と考え込みました。 そんで次の日に「ああ!リュックベッソンはマンガ的な映画が撮りたかったんだ」と思い当たりました。 レオンやグランブルーやニキータなどのような繊細な演出や叙情溢れる美しい映像はかなぐり捨てて「漫画的なカラー」「漫画的なキャラクター」「漫画的な表情」に終始していると思います。特にゲイリーの演技は「マンガ的」で今までにないタイプの演技です。 色合いも「ヨーロッパ的なマンガの色彩」です。 蛍光色使いまくりの(笑) なので昨日の吹き替えは「ナイス」な吹き替えだと思います。 クリスタッカーもよかった!
お礼
ご回答ありがとうございました。 なるほど、他の方々もおっしゃるように元々マンガ的な作品なんですね。 おそらく2回とも吹き替えで見たので知りませんでした。 個人的にゲイリーのオカマ口調が気になって仕方なかったのですが、本人の声でもあんな感じなんでしょうか。 余談ですが、クリス・タッカーの髪型が「うまい棒」(あの10円で買えるお菓子)に見えて笑ってしまいました。
お礼
こんにちは。 ご回答ありがとうございました。 hiro1842さんは、吹き替えのほうが面白く感じられたわけですね。 私はおそらく2回とも字幕で見たため違いはわからないのですが、そうではないかと思っていました。 今まで見た映画の中では「スポーン」も印象が違いましたね。 どちらが良いかは人それぞれでしょうが、字幕版はシリアス、吹き替え版は少しコメディ風でした。 クラウン役の声優さんが滅茶苦茶上手くて面白かったためだと思います。