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浚渫土とは危険?
あるマンションを購入しようとしたところ、基準を上回る重金属物質が検出されている。ただし昭和初期に埋め立てられおり、当該物質は浚渫土の埋立が原因による自然由来との検査結果が出ている。東京都土壌汚染対策指針にしたがって実施されており土壌汚染のおそれはないものと思われると言われましたが、これって大丈夫なんでしょうか? その他にも、表層より50センチを掘削し清浄土で埋め戻し、さらにアスファルト等で被覆するので環境基準を超過する土壌に直接触れるがない。この事から人体の健康に影響はないと考えられると言われました。 これって、危険な土壌と言う事ではないのでしょうか?
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東京都の土壌汚染対策指針をURLに張っておきました。 基本的に、人体に悪影響を与えないための指針です。 東京の臨海部はほとんど埋め立てによるもので、過去にどの様なもので埋め立てられたかは、不明な場合が多い状況です。 浚渫土による汚染ですと、逆に、東京湾内に同様の物質が広範囲に沈殿している事になります。 このような状況では、排出対策を取るには膨大なコストが掛かるのと、逆に、汚染を拡大させてしまう可能性があります。 その為に、人体の影響防止と汚染拡大の防止を行う為の処置を行います。 今回は、封じ込めの対策を取るようですね。 土壌汚染対策は、水質汚染と関連しており、重金属の規制値では、含有量と溶出量が対象になっています。 含有率は、呼吸による吸引が問題ですし、溶出率は地下水への影響があります。 封じ込めにより、吸引や汚染の拡大を防ぐ対策を取れていることになります。 地下水にしても、東京で日常使用する場合には、水質検査が必要になっています。 今回は、どの様な数値かは分かりませんが、土壌汚染の規制値は、毎日使用する飲料水の規制基準を採用しています。 ですから、基準値の10倍の汚染があるからと言って、即危険とは言いがたいところです。 きれいな環境であれば良いのですが、土壌汚染は過去の経済成長の負の財産であり、難しい問題ですね。 汚染物質・数値がはっきりと分からないので、自信なしとさせてもらいます。
お礼
nobugsさん、丁寧なご返答有難うございます。 大変参考になります。 確かに、汚染拡大の防止と封じ込みの工事を行うと 書いてあります。説明のときも、対策しているので 環境にほとんど影響は及ぼさない状態にしますと 言っていました。 埋め立てでは、いろいろ出てくるようですね。 東京都の土壌汚染対策指針を見てみましたが、 素人には難しすぎてわかりませんでした。 有難うございました。