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日本の常任理事国入りについて

最近よく耳にしますが、いったいどうして日本が常任理事国に入ることがそんなに難しいのか、また、反対している国はどうして反対しているのか等、常任理事国入りに関する事全般を教えてください。難しいことは分からないので基本的なことから教えてください。 お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • WOc
  • ベストアンサー率38% (33/86)
回答No.3

安保理常任理事国入りする価値じゃなくて、 なぜ入れないかなら、とっても簡単です。 安保理常任理事国は、ご存じと思いますが、 米、英、仏、中、露の5か国で その数を増やすとか、減らすとか常任理事制度自体を 廃止するとかの決定には、全部が賛成しなければなりません。 ところが、常任理事国は国際社会のキープレイヤーとして、 かなり大きな権限を持てるため、数を増やすことも減らすことも 廃止することも、自国にとっては不利益になるため、 変更そのものに消極的(というかイヤ)です。 例えばイギリスは「手放すつもりはない」と明言しています。 しかし、当然ながら、その制度自体を疑問視する声が非常に多く 過去何度も変革の動きはありましたが、その度に どこかの国が反対してお流れになっていました。 ここまでが全体の流れ。 今回も安保理常任理事国改革の動きの中で起きている話なのですが、 日本の参加にはいくつかの障壁があります。 その代表的なものは以下の4つです。 ●アジアでのパワーバランス優位を確保し続けたい中国が反対していること。 ●日本が参加するとアメリカ票が増えることになるだけだという意見が多い。 ●地域の利益を代表する国となる、という視点から、アジアに2か国もいらないし、増やすならアフリカや南米の国にすべきだという意見がある。 ●日本は金で常任理事国の席を買おうとしている。 下の3つは現常任理事国以外にも言っている国があります。 新しい常任理事国は国連加盟国の選挙があり、その上で現常任理事国の認証という2段階があるので、日本がなれる可能性が低いわけです。 以下余談 ところで、ドイツですが、経済力や国際的な影響力、 貢献度などから、日本と同等の資格があると見られていますし、 過去には常任理事国入りを目指していました。 しかし今は、国連よりEU内での影響力を高める方が 自国の利益になると考え、常任理事国には積極的でなくなっています。 こんな国もあるんです。 日本がどうして安保理常任理事国になる必要があるのか、私は正直、疑問です。 政府はなることのメリットを明言していません。 情報入手が有利になるとか、?なことしか言ってない。 さらにデメリット(紛争介入責任など)には、まったく言及していません。 なりたいとダダをこねているのは昔から外務省だったんです。 ただの見栄にしか思えないんですよねぇ・・・

mamama008
質問者

お礼

見栄ですか。なるほど、そういわれればそんな気もしてきますね。。。なんだか情けない気持ちになりました。参考になりました。有難うございます。

その他の回答 (2)

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.2

参考程度に 国連負担金は、常任理事国の米国が22%, フランス6.5%, 英国5.5%,中国は1.5%、ロシア1.2% 非常任理事国では、ドイツが9.8%で最高 現在、非常任理事国でもない日本が19.2% ということで、米国と日本で負担金の40%を拠出してます。 日本が常任理事国を本当に望むならば、予算上は可能です。現代は武力や頭数ではなく資金力が物を言う時代なんですね。中国やロシアが反対するなら日本も拠出金を中国やロシア並みにすればよいのです。即座に国連は経済破綻して意味をなさなくなるのです。 あるいは、予算上は中国などをはずして新しい機構を作ればよいということなんですね。 そこまでするかということだけなんですね。

mamama008
質問者

お礼

負担金の問題は学校の授業でも学びました。中国やロシア並にするという方法もあるのですね。国語力がないので言いたいことがうまく文に出来ないのですが、とてもよくわかりました。有難うございました。

  • puruton
  • ベストアンサー率20% (55/264)
回答No.1

 本当はものすごくいろいろな理由があるのですが、一番ネックなのは中国問題です。  安保理は、戦勝5カ国(米露中仏英)の既得権益が非常に大きく、当然これらの国々はこうした権益を離したくありません。また、こうした常任理事国の1カ国でも反対したら、安保理は決定することができません。(拒否権)  これは国連憲章改正でも同じことがいえます。「常任理事国拡大」とかの内容を盛り込んで憲章を改正しようとした場合、案文は3分の2の加盟国の賛成で採択されますが、これが効力をもつためには、上記5カ国すべてが批准しなければ、発効しません。(条文については、下記参照)  で、最大の問題は中国です。中国は歴史問題等を背景に日本の常任理事国入りに反対の立場です。憲章の改正自体は中国だけが反対しても採択されますが、いざ効力を発生させるためには、中国が絶対に批准しなければなりません。したがって、中国一カ国が反対しているだけで、日本の常任理事国入りは不可能なのです。  本当はさらにいろいろな政治的力学がありますが、中国問題が解決しない限りは、日本の常任理事国入りはありません。 第108条〔改正〕 この憲章の改正は、総会の構成国の三分の二の多数で採択され、且つ、安全保障理事会のすべての常任理事国を含む国際連合加盟国の三分の二によって各自の憲法上の手続きに従って批准された時に、すべての国際連合加盟国に対して効力を生ずる。

mamama008
質問者

お礼

なるほど・・・中国が反対しているのですね。歴史的問題とはどのようなことなのかな・・・ほんとに詳しくないのでお恥ずかしいんですけど、過去のことを持ち出されてもしかたないと思うんですが・・・他にも色々とあるのでしょうね。参考になりました。有難うございます。

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