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自治体合併について

この間、自治体合併について学んだのですが、自治体合メ併のリットとデメリットがいまいちわかりませんでした。そこで、自治体合メ併のリットとデメリットを簡単に教えてください。また、地方経済にどのような影響を与えるのか教えてください。どうかお願いします。

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回答No.3

おおざっぱに言うとメリットは「行政コストの削減」デメリットは「合併後の市なり町なりのなかで取り残される地域が出てくる可能性」だと思います。 市でも町でも行政単位がある限り、役場があって議会があって、ひとそろいの行政サービス(下水道管理、ゴミ収集、税金徴収、住民の出入管理etc.)が行われます。サービス対象の数(住民数)が少なくても、こうしたサービスを提供するためにはある程度の職員(=人件費)が必要です。役場の職員も議員も人件費がかかります。隣り合わせの市町村で、人口や地域規模がほどよいサイズになるような場合は、1+1=1.5という算数(行政コスト)が成立することもあり得るということです。 一方、そういうコスト面のメリットがその地域に住んでいる人々にとって果たして幸せなことかどうか、という問題があります。たとえば過疎・高齢化が進む村が隣の大きな町に合併される場合、村に対する行政サービスがそれまでどおりのレベルを保てるか、ということです。市町村が合併するということは、役場が1つになるということですから、出張所でも残ればまだ増しですが、村から役場がなくなって、住民票をもらいに行くのも隣町にいかなければならないかもしれません。議会が合併するのも村の住民にとってはデメリットです。それまでは人口が少ないなりにも自分たちの村のことを考えてくれる村長や議員がいたでしょうが、合併後、人口の少ない村の利益を代弁してくれる人が当選できるか、きわめて疑問です。 田舎よりも都会の方が税収が多く、規模の経済が働くので(大量生産のほうが少量生産より製品一個あたりのコストが安くなるように)住民一人あたりの行政コストが安くあがります。税金とは所得再分配の機能なので、多く集まるところ(都会)から少ししか集まらないところ(田舎)へ流れるのは必然だと思いますが、問題はどこでバランスをとるか、ということだと思います。 が、言うは易く・・・で、なかなかうまく行かないのが実情だと思います。田舎出身、都会暮らしの身としては、なかなか悩ましい問題だなぁ、と常日頃思っております。田舎に望むことは、おんぶにだっこを当然だと思わず、自助努力に励むこと、都会に望むことは、同レベルのサービスを提供するのにも田舎は都会よりずっと高くつく構造になっていること、そして、その状態を放置して地方がダメになったら、結局、日本の経済が疲弊して自らにも影響が及ぶということを理解すること、でしょうか。都会対田舎という対立構造にはなってほしくないです。

その他の回答 (3)

  • kamochi
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回答No.4

他の方も書かれていますが、合併のメリットは行政コストの削減です。 議員や職員の削減はもちろんのこと、電算機処理などの事務にかかる保守費用もいくつかの自治体がそれぞれやるより1つにまとめたほうが安くなります。 で、なぜ行政コストを削減する必要があるかというと、いま国の財政がきびしくて、自治体に仕送りしてやっている補助金や交付税を減らそうとしているからです。 そのための防衛手段として合併があるわけです。 なので、東京都の都市部のようにもともと自力で生きていける自治体は合併の必要性はないようです。 合併のメリットというより合併しなかった場合どうなるかを考えるほうが分かりやすいのですが、もともと自分たちで稼ぐ力がない自治体は、国からの仕送りが減れば国保や水道料金を上げて住民の負担を増やすとか、乳幼児医療費の助成制度をやめたり公園の草刈の回数を減らすなどして出費を抑えるしかありません。 一方でデメリットという点では、#3さんが書かれたことがあげられると思います。 特に大きな市に小さい町が合併するような吸収合併の場合にはそのデメリットは大きくなります。 ただしその場合でも、いままで小さい町にはなかった制度が大きな市にはあるので利用できるようになるというメリットも伴います。 例えば、市営住宅への入居とかファミリーサポートセンターなどの福祉事業とか・・・ このあたりは、合併相手がどういう自治体かによって変わるので一概にはいえません。 あくまで一般論ですが、自治体の規模が大きいほうが行政サービスが充実していることが多いのですが、そのあたりはご自分で判断してください。

  • neumann
  • ベストアンサー率39% (900/2303)
回答No.2

最近の市町村合併についてですか? 現在国から地方自治体へ補助金が交付されてます。 しかし国の財政難のため、小さな自治体への補助金を大幅に削減する予定です。 そのため小さな町村はこのままで収入(補助金)が減ってしまい財政が破綻しかねません。そこで仕方なく近隣の市町村と合併するのです。合併して人口が増えれば補助金をもらえますしね。 正直言って「仕方なく合併」という自治体は多いと思います。 これは本来の合併ではないと思いますが仕方ないですね・・・

  • diplomat
  • ベストアンサー率30% (10/33)
回答No.1

私もこれだという回答はできませんが、メリットとしては住民にとって利用できる施設が増えるということではないでしょうか。たとえば私は宇都宮市に住んでいます。今度の合併で近隣の上河内町や河内町などと合併する予定です。そうなると利用が制限されていた宇都宮市の体育館や図書館などが制限なしで使えるようになります。また旧庁舎などを利用して新たな窓口も作ることができ、住民にとってはプラスとなります。また予算が少ない町よりも市になったほうが道路拡張などにもよいのでしょうね。 デメリットとしては住民の声が行政機関に届くのか?や中心部と周辺部に大きな格差ができるのではないか?や住民と行政の関係が薄れてしまうのかなどではないでしょうか。参考になりましたでしょうか?

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