民法の請負は、仕事の完成が目的であり、そのために請負人が注文者から独立して仕事を出来る点が特徴です。
仕事を完成すれば良く、注文者の望む結果を達成できる限り、請負人は自由に注文者から独立して仕事をできます。
対して、アウトソーシングとは、ある仕事の完成を目的として発注することもあるでしょうが、外注することで経費節減や専門家の高等技術を利用できるからということで、外注するのでしょうね。
違いはと聞かれると、正直申し上げて、一概には答えられません。それはアウトソーシングの態様によって千差万別だからでしょうね。
しかし、外注に出すときは、経験的に必ず具体的な指示・指揮をすることがつきものです。あえて外注する以上、注文者としての希望・達成レベル・方法等の制約を付すのが普通ですから。
したがって、基本的な違いというのは、アウトソーシングには、仕事を完成する上での請負人としての独立性は無いか、あるいは制限されていることが多い、という点であると思われます。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。アウトソーシング業界の話を交えて、民法についても理解できました。