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裁判官や大統領は弾劾の対象になるのに、首相は?
裁判官や大統領は弾劾の対象になるのに、首相はなんで弾劾の対象にならないんでしょうか?
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日本において国会議員や内閣総理大臣が弾劾する仕組みがないのは「そういう制度、法律だから」であり、別にそれが絶対ではありません。他の国には議員や大臣を弾劾対象となる制度を持つところもあります。アメリカではすべての文官が対象になってるみたいですね。 じゃあなんで日本では国会議員や内閣総理大臣を弾劾できないのかという話になるのですが、まず議員さんは選挙で選ばれる人なので、なにか問題のある人ならば選挙で当選することはない、逆に言えば選挙で当選するならばそれが民意である、という思想があります。 次に大臣や総理についてですが、これは弾劾の権限を誰に持たせるのか、という面と、弾劾が正しい手続きなのか、という面があるかと推察します。 裁判所に弾劾の権限があるのはなんか変な感じがするので国会に弾劾権があるのが普通だと思うのですが、弾劾って弾劾裁判を行ってその結果として罷免されるわけです。つまり時間がかかるのと、間違っているのが大臣や総理側ならばいいのですが、弾劾する側が間違っていた、あるいは暴走した時に影響が大きい。 なので、国会に権限を与えた上で、裁判を行うのではなくて議員の採決で決めることが出来る内閣不信任議決制度が弾劾の代わりに用意されてます。 また内閣不信任議決が可決した時、単に内閣が罷免されるだけじゃなく議会を解散することができるルールも用意し、議会側が暴走することに歯止めをかけてます。 こういうことは通常の弾劾制度ではできないので、別の制度として整備されている、ということです。
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- toka
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弾劾とは、罪や不正を挙げてその者の責任を問うことです。 弾劾という単語こそ使っていませんが、内閣総理大臣を弾劾する手段として、衆議院による内閣不信任決議があります。
お礼