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現時点におけるロシアが直面する決定的弱点は
何も無いのでしょうか。同じような質問の繰り返しで恐縮ですが、西側にはいろいろな弱点があることと対照的な感じがあります。
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「ロシアの問題」ってのは、ウクライナ戦争のことでいいでしょうかね? 何千年も昔から、大国と小国が戦争になったときに小国が勝つには「短期決戦」しかないんですよ。日露戦争がその典型で、確かにロシアはバルチック艦隊が全滅しましたけれども、まだヨーロッパに展開していた陸軍部隊が健在で、それがシベリア鉄道で次々に増援に送られていました。一方の日本軍はもう損害も限界点に達しつつあり、なによりも弾薬が底をついていたのと戦費が限界になっていました。だからロシアから賠償金をとらないで終戦にしたのです。日本としてはどんな妥協をしてももう戦争はやめなければならなかったのです。 しかし賠償金をとらなかった終戦締結に日本国民は激怒して、暴動が起きるほどでした。けれどもし日露戦争がもっと長引いていたら、おそらく奉天会戦の後に起きた「四平会戦」か何かで日本軍は大敗を喫して全軍が崩壊していた可能性がありました。 太平洋戦争は、序盤の大勝利に気分が良くなりすぎて停戦(終戦)の道筋が見えなくなりました。「太平洋戦争のターニングポイント」となったのはミッドウェー海戦だといわれますが、あれって実は開戦のたった半年後のことでした。つまり「日本がアメリカに勝てたかもしれない」ってのはたった半年のことだったのです。山本五十六提督の「半年や一年ならば大いに暴れてみせましょうが」というのは当たっていたのです。 だけど政治に素人で、おそらく歴史にも疎かったであろう、本質は「ただのコメディアン」であったゼレンスキー大統領は「戦い続ければ勝てるかもしれない」と思ってしまったのですね。 日露戦争では、水面下でアメリカに停戦の仲介を頼んでいました。ゼレンスキー大統領やその側近が、中国やフランス、インドなどの第三国を経由して停戦の水面下の打診をしていたかというと、たぶんなかったのではないかなと思います。ゼレンスキー大統領の過去の発言からするとそれは考えづらいです。なにしろ「クリミア半島を全面的に奪回するまで停戦しない」と自ら停戦の条件のハードルを上げてしまいましたから。現在の戦況でウクライナ軍がクリミア半島を全面的に奪回することは不可能と断言していいと思います。虎の子の機動部隊をクルスク州への攻撃に使ってしまいましたから。ただしもしその機動部隊をクリミア半島奪回作戦に使ったら、おそらく待ち構えていたロシア軍に損害を強いられて軍事的には失敗したと思います。 それにやっぱりバイデン大統領がダメでしたよ。アフガニスタンからの撤退で「敗走」という言葉がピッタリのあんなみっともない崩壊に至ったのもいただけなかったですが、ウクライナ戦争もただただ泥沼化させるばかりでした。確かにロシアがウクライナ戦争で泥沼化すると特に軍事的プレゼンスが低下しますからそれはアメリカにとってはオイシイ話ではあるのですけれど、無責任なウクライナへの肩入れといわれても仕方がないです。 それに加えてガザ地区の戦争においても、何もできませんでした。ただただジェノサイドが起きているのを傍観するばかり。北朝鮮に至っては、北朝鮮を無視するのは民主党政権の伝統とはいえ、北朝鮮のミサイル開発能力が向上するばかりです。一方の日本のJAXAはロケット実験で失敗ばっかりやってるんだから「そろそろロケット技術でも北朝鮮に追い抜かれたんじゃないの?」と思う始末。こないだも思いっきり爆発してたけど、あれ北朝鮮だったら強制収容所行きやで。記者会見したお爺さんたちが「これは失敗だとは思っていない」とか強がっていたけど、アンタらがいるからそうなるんじゃないの?若いやつに任せて引退すべきなんじゃないの?と思ったり。 それにしても「またトラ」になった途端、ドイツは事実上の政権崩壊のレームダックで他国の戦争がどうのこうのなんていってる場合ではなくなったし、フランスもさっき内閣が総辞職したそうで、他人の財布をアテにして戦争なんてするとロクなことにはならんという典型ですね。ウクライナ戦争の戦費のNATOが支援するといっても、おそらくトランプ大統領は「ま、お前らが支援すりゃいいんじゃねえの?アメリカは金を出さねえよ」というでしょうし、この状況でフランスやドイツはお金は出せない。じゃあ他のNATO諸国が負担するのかというと、どうなんでしょうねえ。ポーランドあたりは火の粉が迫ってるから必死になるでしょうけど、ポーランドはウクライナよりお金がない国だし。 戦争が終われば「復興特需」とかあるかもしれませんけどねえ。
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- HAL2(@HALTWO)
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ありません……と言うより他はないでしょうね。 理由はこの戦いは「西側 vs Russia」ではないからです。 あくまでも「Ukraine vs Russia」であって、Russia にとっては嘗ての U.S.S.R の内紛 (内戦) みたいなものなのです。 Russia は一国であると共に共産国ですので国民が飢えようとも暴動は起きませんし、実際のところ国民は飢えておらず、豊かに暮らしています。 勿論、戦争に征った兵士達は何十万人と死傷してその家族達は悲嘆に暮れているのですが、1 億 5 千万人近くいる人口の殆どにとってはそんな事は遠い戦場での話であり、戦場に征った兵士達は御国のために反乱軍と戦っているのだと教えられているでしょうから、頑張れ頑張れと応援するでしょう。 Russia は勝てば (有利な条件で停戦できれば) 当初の予定通り利益を得られます。 一方、西側諸国は Ukraine と違って戦争当事国ではありませんし、民主主義国会でばかりですので、無理をすれば途端に国民の反感を買って暴動になります。 自国民が暴動を起こすほど困らない限りはできるだけ援助をする Pause を取りたいところですが、正直 Ukraine が勝ったところで (守るだけで精一杯で、勝てる筈もないのですが) 何の利益を得られるでもないし、自国に損害が出ないうちに止めて欲しいと思っているところでしょう。 米国も欧州諸国も武器弾薬をせっせと Ukraine に供給していますが、その代金が支払われる筈もなく、供与した武器の実戦性能を確かめて今後の改良に向けた Data を得るくらいの利しかありません。 このまま続ければ Russia は怒って欧州に対する Gas の供給はおろか小麦や鉱物資源の供給も止めて欧州をますます干揚げさせるでしょう。 米国は援助物資 (武器弾薬) の消耗戦になっても在庫を一掃して新しい武器開発を行って国内で金を回せますが、欧州はそんな経済構造にはなっていないので、このまま続けられるのは大変迷惑な事でしょうね。……もう既に €500 億 (7兆円余) 遣う事が決まっていますし……(日本の支援額は約 5 千億円ほどですね) 一応、支援の大半は「貸付」になっていますが、戦後の復興を考えると返ってくる当てがあるのかどうか……。 他国としては一刻も早く戦争を終わらせて欲しいものですが、民主党政権の米国国務長官である Antony Blinken 氏は「Ukraina は 18〜25 歳の若者も徴兵して戦場に送り込むべきだ」なんて戦争続行論を主張していますし「俺が大統領になったら即刻戦争を止めてやる」と息巻いた Donald Trump 次期大統領に匙を投げられている石破政権の日本政府はどうなる事やら……。
お礼