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プロ野球の日本シリーズとCSに関して

今テレビで野球の日本シリーズを見ていて気になったのですが 何故プロ野球では各リーグの1位同士で日本シリーズをしないのですか? クライマックスシリーズというものがあるのは知っているのですが 短期決戦だと上振れも下振れも起きやすい気がします だからこそ何か月もかけて100戦以上やって その年の1番 を各リーグで決めているのではないのですか? たまたま10月の短期間に調子がよかったチームがリーグの1位をさし置いて日本1を決めているのがなんとなくモヤモヤしました それなら何か月も戦わずトーナメントでその年の1番を決めたり リーグをわけず12チームで試合数をそのままにシーズンの1位を決めてもいいですよね 何故そういった形にならずにクライマックスシリーズというものをわざわざ行うのでしょうか

みんなの回答

  • eroero4649
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回答No.4

他の方もおっしゃるように、昔はリーグ1位になったチーム同士が対戦していました。 クライマックスシリーズが始まったのは2004年。パリーグが先行して始めました。 理由は他の方もおっしゃるように「消化試合を減らす」という口実があったのですが、その背景には深刻な「パリーグ消滅の危機」があったのです。 元々、パリーグはセリーグに比べると人気(観客動員数)で低迷していた、という話は質問者さんも聞いたことがあると思います。 それがいよいよのっぴきならない状況になったのが、1990年代でした。その年代に何があったのかというと「Jリーグブーム」「野茂英雄」「FA制度」でした。 1993年に華やかにJリーグが発足し、瞬く間に日本中がJリーグブームに沸きました。これで人気を大いに食われたのがプロ野球でした。それまでは巨人戦は全試合がテレビ中継されていたのですが、視聴率が低迷するようになり、どんどんテレビ中継がなくなりました。Jリーグブームによってプロ野球の観客動員数は悪い方向に影響を受け、特にそれでなくとも存在感が薄いパリーグへの影響は大きいものがありました。 そして「野茂英雄」と「FA」です。1995年、野茂英雄さんがメジャーリーグに挑戦しこれまたとんでもない「野茂ブーム」を作りました。野茂さんは当時、近鉄バファローズのエースでした。そして野茂さんの成功を受けて、多くの選手が野茂選手に続くようになったのですが、それは主にパリーグの選手が中心でした。 97年にオリックスのエースだった長谷川さんと、ロッテのエースだった伊良部さんが、2001年にはパリーグ唯一ともいってよいような大スター、イチローが渡米します。 また同じ頃にFA制度が導入されて選手が移籍するようになりますが、その動きは主に「不人気球団だから人気球団へ」という流れでした。 1993年にオリックスのクリーンナップだった石嶺さんが阪神へ。94年にオリックスのエースだった山沖さんが阪神へ、現在はタレントでおなじみの近鉄の金村さんが中日へ、95年に日ハムの主力投手だった河野さんが巨人へ、96年には当時パリーグナンバーワンのスターであった清原さんが西武から巨人へ移籍します。 かように90年代の特に後半になるとスター選手やエース級がセリーグやメジャーにどんどんとられてしまう事態となります。 それがどういう結果を招いたかというと「順位の寡占化」でした。1980年から1999年の20年間の優勝チームは、西武がぶっちぎりの13回。オリックス(阪急)が3回。近鉄が2回。日本ハムとダイエー(現ソフトバンク)が各1回ずつです。日ハムファンは1981年の優勝以来優勝を見れず、南海(後にダイエー・SB)ファンは1999年のダイエーまで優勝は見られませんでした。ロッテファンは一度も優勝を経験していません。 つまり2000年くらいの視点に立つと「パリーグは西武だけみたいなもの」なのです。そりゃ、大勢のファンがいるスタンドで試合がしたいとか優勝したいとか思ったらセリーグの人気チームかメジャーに行ってしまうかですし、優勝の可能性が低いチームを新規で応援しようなんてスキモノは少ないです。 そんな中で2004年からプレーオフがパリーグで始まったのですが、この年にパリーグは消滅の一歩手前の状態になります。 それが「近鉄バファローズの消滅」です。近鉄バファローズは突然オリックスブルーウェーブとの合併を発表しましたが、そうなるとパリーグは5球団になります。この合併の裏で動いていたのがあの巨人のナベツネ氏と西武のオーナーだった堤義明氏で、ナベツネ氏と堤氏との間では「セパを統一してプロ野球は1リーグ10チーム(もしくは8チーム)制にする」というのが秘密裏に合意されていたといいます。 統一リーグということですが、事実上のセリーグによるパリーグの吸収合併です。これはストライキなどの紆余曲折があって最終的には翌2005年に新球団として楽天イーグルスが誕生することで決着しました。 そんなわけで90年代から00年代にかけてはパリーグは激震と改革に揺れていた時代でありまして、そういった中で「リーグ1位ではないチームのファンも盛り上がる場所があってもいい」ということで現在のクライマックスシリーズに繋がるプレーオフ制度が始まったのです。 いざ始めてみるとファンも選手も大盛り上がりで話題にもなりました。04年には西武が、05年にロッテ、06年に日ハムがプレーオフを制して日本シリーズに出場しましたが、この3年は全てパリーグがセリーグに勝利し「プレーオフを勝ち上がってきてファンも選手もテンションが高いパリーグにセリーグは勝てない」となって07年からセリーグも導入するに至りました。 CSへの反対論のひとつに「もし勝率5割以下の3位のチームがCSで勝ち上がったら、それがリーグの代表なのはおかしい」というのがあります。 でもね、もし3位のチームが勝率5割以下なら、1位のチームはものすごいぶっちぎりで優勝しているはずです。そんなぶっちぎりに強いはずのチームがレギュラーシーズンで5割も勝てないチームに負けるなら、その1位のチームは弱いんですよ。 2024年の日本シリーズを見ても、DeNAベイスターズは確かに強かったです。いっちゃ悪いが、巨人ではホークスに勝てたとは思えません。ホークスも少なくとも第2戦までは安定の強さでした。しかし、ちょっとしたことで流れが変わるのが短期決戦であり、その面白さが短期決戦の醍醐味でもあります。 現状の制度で、西武や楽天、中日や広島がリーグ1位をとることはほぼ不可能に近いです。特に球団にお金がない(お金をかけて選手を強化することが期待できない)西武や広島がマネーパワーを持っているソフトバンクや巨人や阪神よりレギュラーシーズンで上位になることはとても困難です。お金がないのは仕方がないからファンはAクラス入りだけで満足してろというのもおかしいと思います。 そうなるとファンとしては「まずはCSに入り、そこから日本シリーズを目指す」と夢見ることができるCSという制度は、各チームのファンにとってもフェアですし、また選手たちもCSを経験することによってより成長することができます。今年の日本ハムの選手たちのCSの奮闘は見ていて非常に面白かったですし、DeNAの選手たちは勝ち上がるごとにマンガの主人公のように強くなっていきました。 CSで好成績を残すことで日ハムは今年活躍したレイエス選手の残留に力を入れましたし、DeNAはまだ成し遂げていないリーグ優勝のために中日の抑えのエースであるマルティネス選手の獲得に動き始めたという報道もあります。日本シリーズ出場が叶わなかった日ハムの選手たちや、日本シリーズで四連敗という屈辱を味わったソフトバンクの選手たちは、来年は非常に高いモチベーションでシーズンに臨むことでしょう。またDeNAのファンは、早くも「次はリーグ優勝が見たい」といっています。これだけ多方面に良い影響を与えるシステムを、なぜやめにゃならんのか。

  • 2332tutu
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回答No.3

3位を入れるのは当初から反対です。しかしクライマックスシリーズは盛り上がるし、続けるべきでしょう。盛り上がりますからね。 例えば、セ1位とパ2位 パ1位とセ2位が戦って、勝った方が日本シリーズとか、別案を考える頃かな、とは思います。 3位が日本1位って、やっぱり変ですよ。

  • chiychiy
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回答No.2

こんにちは 元々はシーズン1位同士だったのが プロ野球人気の低迷と共に、方式を替えて 米国プロ野球と同じ形式にしました。 これでシーズン優勝したチームなどは面白くないでしょうし 試合数も増えるし、長期になるので オフや様々な面で影響はあるようです(納会とか) >クライマックスシリーズ(CS)は、2007年からセ・パ両リーグで実施され、プロ野球の一大イベントとして定着してきました。しかし、長年にわたる運用の中で「クライマックスシリーズ いらない」という意見も根強く存在します。この記事では、CS廃止を求めるファンの声や、導入の背景、球団経営への影響を解説します。 https://i-sportsnavi.jp/241/#:~:text=%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%EF%BC%88CS%EF%BC%89%E3%81%AF%E3%80%81,%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 交流戦も日本シリーズの方式を変える2年前に始まりました。 マンネリ化した観客動員数にも少し変化が出たようです。 https://sp.chunichi.co.jp/dra/news/rss/dragonskanwakyudai_rss_detail.php?id=904475#:~:text=28%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%82%BB,20%E5%B9%B4%E7%9B%AE%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82

  • kon555
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回答No.1

 昔はそうした「各リーグの1位同士で日本シリーズ」という形式だったのですが、リーグ後半になると消化試合だらけで盛り下がっていた、というのが導入の経緯です。  こうしたリーグ優勝決定後の消化試合を減らす目的で、まずパリーグが導入しました(当時は「プレーオフ」という名称です)。  これによりレギュラーシーズンのAクラス入りの重要性が高まり、消化試合が減少したのでパ・リーグは興行的に大成功をおさめました。  これを受けて本格的に導入が決まったわけです。 >>トーナメントでその年の1番を決めたり >>リーグをわけず12チームでシーズンの1位を決める  このあたりは現実的な興行としての側面です。トーナメント一発勝負では試合数が少なすぎ、全チーム混同では運営や異動が煩雑になりすぎる、と、実際に運営するとなると問題が多いわけです。 >>短期決戦だと上振れも下振れも起きやすい気がします  この辺りは何をどう考えるかですね。  長期的に安定したチームを「強い」とするのか、短期決戦も含めて勝つチームを「強い」と定義するのか。  私は昔のリーグ戦の頃も覚えていますが、個人的には今の形は悪くないと思いますよ。昔はリーグ優勝後の消化試合で盛り下がったまま日本シリーズに突入するため、「蛇足」感が凄かったので。  もう少しペナントレースのゲーム差などがクライマックスに意味があるようにすべきだとは思いますが、『長期戦+短期決戦』という形自体は盛り上がりますし、いいと思っています。  そしてそう思う人が多いからクライマックスシリーズにお客さんが入り、収益的に良好であるため続いているわけです。