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動画ストリーミング通信の特徴・考慮すべき事項

技術士一次試験の専門科目の情報工学部門の令和5年の34番目の問題ですが、公式サイトで④が正解らしいです。 でも、④も間違いではないですが、設問の意義からすると③が正解じゃないですか? まったく納得いってないです。 ③が不正解で④が正解である、という説明をお願いします。 III-34 次のうち,動画のストリーミング通信を行う際の特徴あるいは考慮すべき事項として最も適切なものはどれか。 ①再生の遅延時間を少なくするため,受信したバケットを直ちに再生する必要がある。 ②RTP(Real—TimeTransport Protocol)はストリーミングに用いられるプロトコルで,カーネルレベルでの処理を行っている。 ③Qos(QualityofService)制御を行ってデータ転送の遅延を管理しなければならない。 ④RTPを用いて,音声と映像は異なるセッションとして送信する。 ⑤通信路の性能にかかわらず,誤りなく転送を行うためには,誤り訂正の仕組みやバケットの再送を行わなければならない。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • torimochi
  • ベストアンサー率74% (67/90)
回答No.1

④RTPはRFC1889により定義された音声や映像配信のための標準パケット形式の規格で、ストリーム送信と順序制御を提供するものです。 またメディアデータの転送を行うRTPのプロトコルスタック上位層にVideoとAudioを異なるセッションとして分割しているのは仕様上のものですから、ストリーミング通信を行う際の特徴あるいは考慮すべき事項と言えます。 一方、③のQos「サービス品質」はトラフィック量増加に対応した混在するパケットを分類して品質を改善する技術で、特定通信に帯域を保証したり制限したりする「帯域制御」を含みますから、動画配信を含めた大規模なシステムを構築する際には必要になるでしょうが、単純に「動画ストリーミング通信」を行うだけなら必須ではありません。

libre
質問者

お礼

ベストアンサーです。 「帯域制御」を含むので④よりもこっち!…と思っていましたが、その回答で納得しました。 技術的な面からの解説、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

>①再生の遅延時間を少なくするため,受信したバケットを直ちに再生する必要がある。 直ちに再生する必要は無いので誤り。 >②RTP(Real—TimeTransport Protocol)はストリーミングに用いられるプロトコルで,カーネルレベルでの処理を行っている。 カーネルレベルでの処理は行っていないので誤り。 >③Qos(QualityofService)制御を行ってデータ転送の遅延を管理しなければならない。 管理しなければならないとは規定されていないので誤り。 >④RTPを用いて,音声と映像は異なるセッションとして送信する。 仕様上、音声と映像は異なるセッションとして送信するので、誤りではなく、正しい。 >⑤通信路の性能にかかわらず,誤りなく転送を行うためには,誤り訂正の仕組みやバケットの再送を行わなければならない。 行わなければならない、とは規定されていないので、誤り。 こういう選択肢で「する必要がある」とか「~で行っている」とか「~なければならない」という文言が含まれている選択肢は「99%誤り」なので、そういう文言があったら、迷わず「✖」にして構いません。

libre
質問者

お礼

選択肢五つとも答えてくださってありがとうございます。 ただ、③と④の説明が薄いですね。 ありがとうございました。

回答No.2

[3]が不正解なのは過大表現 QoSの優先制御は送信優先度の高いデータを予め確保・指定・予約することで、適切なタイミングで優先的に送信できるようにするもので、これによって「管理(支配)」すること、それに義務的強制力を与える「しなければならない」の2点が共に過大だと言えます。 中高受験の国語や社会だったり資格学校だったりで、(ひっかけ問題によくある)過小過大表現は不正解と一度は習ったことがあるのでは。「義務・権利・許可・禁止」とセットで、頭の片隅に置いておくように何度も言われました。

libre
質問者

お礼

技術的および国語的な面での回答、ありがとうございました。 自分も初見の問題で「必ず~しなければならない」などがあれば即消去しますが、たまに引っ掛けの引っ掛けで正解なこともありますので、なんとも言えないですね。 ありがとうございました。

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