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高年齢の航海士について教えてください
ひろゆきさんのYOUTUBEを観て、 航海士が60歳の高年齢でも、引く手あまたと言っていました。 実際、どうなのかと思い、知っている方、教えていただけませんか? 試験の難易度、条件的に入りやすいとか、知っている範囲で教えていただけませんか?
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ひろゆき氏の動画を見てないですけど、おそらく彼がいう「航海士」とは一等航海士か二等航海士のことを指していると思います。 二等航海士になるには、まず三等航海士にならなければなりません。三等航海士になるには、水産系の学部の大学に入るか、同じような航海士を育てる短大などに入り必要な単位をとり、1~9か月の乗船実習を行います。つまりその間、陸(おか)には上がれません。それで筆記試験に合格したら三等航海士になれます。 そんで何海里だったかは分かりませんけど、既定の海里数の実務経験を積んだらそれぞれ二等航海士、一等航海士の試験を受けることができるので、そのうえで筆記試験に合格したら航海士になることができます。 今はほとんどの船がGPSを使っていますが、機械が故障したときや難破したときなどに備えて天測航法ができないといけません。コンパスや分度器や三角定規を使うアレです。だから数学が苦手では勤まらないですね。 また船乗りってのは一度海に出たら仕事が終わらない限り陸(おか)に上がることはできません。どこかの港に着いたら家に帰れるというわけでもないです。必要な荷物を上げ下ろししたら、すぐ次の港に行かなければならず、しかもその行き先が日本に帰るルートとも限りません。日本からインドネシアに行って、そこからそれから中国に行って、それからドバイに行って、それからヨーロッパに行って、それから大西洋を渡ってブラジルに行って、みたいな感じで文字通りに七つの海を駆け巡ります。だから1年くらいはザラに日本に返ってこれない。その間海にいるので、お金は使いようがないので貯まるだけ貯まります。 その代わり、六大陸の女を制覇できるみたいです。長らく海の上で禁欲生活を強いられた男たちが港に上陸したら向かう先といえば、昔も今もそこの事情は変わりません。南米の女はやっぱり情熱的らしいっすよ。 だから60歳の高年齢でも引く手あまたってのは、その年齢で一度海に出たら1年やそれ以上家に帰れないという環境で生きていける人がなかなかいないからでもあります。 海上自衛官なんかは、民間船と事情が違うとはいえ、だいたいみんな30代半ばまでに護衛艦からは降ります(士官は別)。 求人というのは基本的に出ない業界なんだそうです。そもそも資格を持っている人がレアで、資格を持っていれば幅広い意味で仲間みたいなもので、狭い世界です。船会社に勝手に履歴書を送りつけて「俺を雇ってくれ」とやる世界らしいです。 また乗組員はフィリピン人や中国人が多いので、彼らと上手くやっていくコミュニケーション能力も求められます。 頭が良くてタフな冒険野郎じゃないとなかなか勤まらない仕事ですね。
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- chihiro0531
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航海士は、なり手が少ないと思います。 定期船の業務ならなりては多いのですが、原油やガスを運ぶ船の場合は、長期勤務になるので家に帰るのが3~4ヵ月毎になり休暇として2~3週間取れてまた勤務の繰り返しです。 義弟とその息子(甥)が同じ会社の別々のガス船に乗っていますが、海技士(航海)免許は1~6級があり、例えば、4級(航海)を受験するために必要な乗船履歴は、船舶の運航業務で3年以上又は5級(航海)を免許取得後、航海士として1年以上の履歴のいずれかが必要など乗船年数で取れる免許が上へあがってきます。 義弟は、船長は責任が重すぎてなりたくないといって2級海技士免許を取得しています。 年収は900万円くらいです。 甥っ子は既婚で一戸建て所有。 高卒から16年勤務していますが免許の種類や年収は不明。 勤務3年目でポルシェを所有していて、今はポルシェを下取りに出しフェラーリを所有しています。 そのくらいは稼いでいるみたいです。 海運業に就職するためには小型船舶免許2級を持っていたほうが有利だと聞いています。 その理由は、船を停船させるときは海上になるので、陸に上がるためには小型の船で移動します。 海技士免許で小型船舶は操縦できないからです。