まず、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コックリート造等の場合は、
元々高気密なつくりにはなっています。
さらに、集合住宅の場合、上下、左右が住居になっているため、外壁とサッシ以外は高断熱ともいえます。
最下階、最上階、角部屋は不利ですが。
問題はサッシです。数十年前ですと、単板ガラスのアルミサッシが主流のため断熱性能が悪く、冬場には結露することもあるかもしれません。経年でサッシ自体の気密性も衰えていると思われます。
専有部分でできることは、内窓の設置です。
スケルトンリノベができれば外壁の断熱強化もいいと思いますが、窓から7割近く熱が逃げますので、サッシ改修が一番効率がいいです。
国の補助金も昨年からかなり出ますので、チャンスではあります。
ちなみに私の住んできるマンションはサッシの改修工事を行い、補助金も確保し、夏場のエアコンは1台で家中まかなえるようにありました。(サーキュレーターも使いますが)
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
もっと見る