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高気密高断熱について
最近、高気密高断熱住宅という言葉を色々なメーカーが謳っていますが、一方で計画換気と言うものもあると思います。温度変化の無いロスナイ?などは除くとして、通常の換気設備にて2時間に1回の入れ替えをすると高気密高断熱どころではないと想像するのですがいかがなものでしょうか?
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「計画換気」と「計画的ではない換気」の違いが重要です。 計画的ではない換気では、場所によるむらが非常に大きく、ある場所は必要以上の換気がされるのに、全く換気されない部分が出来てしまうと言う問題を抱えています。 たとえば結露の問題をとってもそうです。押入が結露しやくすカビが生えやすいのは換気がされないためです。 計画換気では押入なども考慮して完全に上手く換気されるように設計します。(残念ながらそこまで考慮してきちんとした換気が出来る業者はまだまだ少ないのですが) 勿論シックハウスの問題に対しても同様です。(法律ではこちらへの対策が主眼) 高気密高断熱との関係で言うと、実はそれほど多い換気量ではありません。 通常の住宅でも風が一定以上吹いていると換気は30分~1時間に一回程度の換気はなされます。ただ風任せなので、風のふく寒い日は家の中も寒いと、、、、 また計画換気をきちんと行うには「吸気の位置」が非常に重要です。漏気といって、計画外からの空気流入はよどみを作ります。従って高気密で無ければ実は実現が困難です。 また空気流入口が限定されているから、コイルヒーターを経由させれば簡単に暖房にすることも出来ます。 つまり高気密高断熱計画換気とは、全てがそろって初めて効果を発揮する全く新しい考え方の住宅なのです。
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- mssine
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高気密の指標としてC値というのがあります。 平たく言えば、その家にどれだけの隙間があるか。という数値です。 Cが2以下なら高気密と言って良いでしょう。 これは延床面積40坪の家なら、直径18cmの穴が開いているくらいの数値です。 次世代省エネ基準以前の住宅ではC値の規定がありませんでしたが、大体15前後らしいです。 これは直径50cmの穴が開いている計算です。 計画換気設備で開ける穴は直径10cmくらいなので、C=0.5くらいに相当します。 したがって高気密住宅では、計画換気で開ける穴は、従来の住宅の隙間に比べたら誤差の範囲です。
- sego
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たしかにそのような考えもあります。2003年7月以降義務化になったため、中にはとりあえず付けてみましたという感じの粗悪品もありますが推奨するものは、定量加圧式? しかし計画換気では、温度や湿度を調整した空気を(花粉や大気汚染などを取り除く場合もあり)決まった風量加圧し、各部屋で空気循環むらが発生しないように計画的に排出します。部屋間の温度差を少なく出来るため各部屋にエアコンを装備しなくても少ない電力で(一応:高気密高断熱のため)モデルもあるようです。 隙間風などのように意図しない空気の流れを気にする方花粉などに敏感な方は、最適ではないでしょうか。