それは資格によって色々と異なります。
ただ、一般的な傾向として、民間資格ですと、登録しないと試験合格の効力が消えるという場合が多いです。
なぜかというと、民間資格は、試験合格者に有資格者の登録をさせて、そこで定期的に得られる登録料を、試験実施団体が存続するための収入源としているケースが多いからです。登録料を定期的に支払ってくれもしないのに、試験に合格した実績を活用されてしまうという事では、商売あがったり、という事になって不都合なのです。
一方、公的資格や国家資格ですと、無登録の状態では業務や活動ができないものの、試験に一旦合格した効力はずっと続くというものが多いです。
しかし、例えば自動車の運転免許証のように、やむを得ない理由もなく失効を放置しておくと試験合格の効力まで無くなってしまう資格もありますので、注意は必要です。
それとは対照的に、通関士などは、試験に合格するという事が大きな価値になります。合格しても、実際に通関士になる人のほうが少ないぐらいではないかと思います。企業の採用などでは、通関士試験の合格証を手に入れていると、一般的にはそれだけで評価の対象になります。試験に合格してさらに、業者登録をしてある通関業者に所属して、なおかつ通関士登録された状態で、ようやく本当の通関士です。いちど通関士になった人も、通関業者を退職したら、通関士ではなくなり、単なる試験合格者というステータスになります。試験合格の効力は引き続き有効で、そこからまた通関業者に所属して通関士登録をすると、再び通関士になります。そういう資格もあります。
とりあえず、どの資格でも、
・登録が必要かどうかは、ちゃんと調べる
・試験の合格証は、保管しておく
という事をしておくと良いと思います。
お礼
ありがとうございます