- ベストアンサー
中央銀行の債務超過は、円の信頼性とは無関係ですか?
中央銀行の債務超過は、円の信頼性とは無関係ですか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一般的に中央銀行が債務超過となった際、その通貨に対する信頼が揺るぎます。しかし、債務超過状態にある中央銀行であってしても、今後の健全化案などを対外的に示すことで、その健全化に沿った形での行動を取っていれば信頼がなされます。 日本銀行は、国債金利が一定程度上がると債務超過になることが推測されますが、その債務超過をどのように解決していくのかを対外的に示すことで信頼を得ることができます。またその案が空想的なものであると市場関係者に捉えられた際は、日本円が暴落する形になります。 そもそも紙幣は、なんの裏付けもない紙でしかありません。発行元の証書であり、その発行元が信用されなければトイレットペーパーの代替にもなりません。 日本のみならず米国も紙幣供給量が異常事態となっており、現状が継続すれば、日本円のみならず米国ドルも破綻する可能性が高いと推測されており、親欧米でない国々は、米ドルによる外貨準備高を減らして、有史以来の国際通貨である「金準備」を急速に進めています。 どのような時代においても、金地金は通貨なのです。日本は、その金地金の準備高を最近になり減らしてきています。この行為は世界各国の昨今の動きとは逆の動きであり、日本円の信用を得なければならない日本としては深刻な事態です。
お礼