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教科書問題について
1、問題の教科書は日本の過去の行いを美化したり事実を歪めているか? 2、中国や韓国はなぜ改正にやっきになっているか? 3、日本政府はなぜ改正に否定的か? 4、この事で考えられる国際的問題は? 長くなってもいいので、わかりやすくお願いしたします。
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1.「美化する」「事実を歪める」方法として、積極的・消極的な方法がありますよね? 例えば、Aと面識のないCに、BがAについて語るとします。Aは基本的に真っ黒な髪なのですが、数本だけ金色に染めているので、「Aは髪の毛を金色に染めている。」とBがCに言ったとします。これは完全なる事実です。誤りはありません。しかし、Cの頭の中には、金色に輝く頭のAのイメージができあがるのは必至でしょう。事実を正しく伝えるには、「Aの髪は基本的に黒い。でもそのうちの数本は(金色に染めている)」という前置きが不可欠だということです。ここで重要なのは、「完全なる事実」のみ書かれているからといって、必ずしも「事実を歪めていない」ことにはならないということです。 悪い意図を持った権力者が大衆を操るとき、いくら権力者といえども、大衆自身の心で正当化できない方向へと操ることが至難の業です。そこで権力者はしばしばこの手のトリックを使い、大衆の心を正当化させ、骨抜きにして操ります。今回は、こと「教科書」という、価値観・世界観形成の為の道具だけに、たちが悪いのです。 2.もし自分がされた側であれば、やっきにならずにはいられないでしょう。どのような「事実」があったかは参考URLをご覧下さい。 3.現在与党が自民党だからです。自民党歴史検討委員会が出した『大東亜戦争の総括』という本があります。その内容は(1)先の戦争は、自尊自衛の戦争であり、アジア解放戦争である。(2)従軍慰安婦、南京大虐殺は事実に反する。(3)ありもしないことを載せている教科書を排除するために戦う必要がある。(4)戦争認識、国家認識を国民共通のものとするために、国民運動にする必要がある。というものです。自民党と「つくる会」の歴史認識が極似していることは一目瞭然です。また、「つくる会」の教科書は産業界の要請にも基づいていることを付け加えておきます。※政財界権力の後ろ盾がばっちりな教科書といえるでしょう。 4.まず何より、国としての精神レベルを疑われるでしょうね。経済・技術的にそれなりの大国であるだけに、よけい侮蔑的な扱いをされるでしょう。幸い島国なので、その冷ややかな視線を肌で感じずに閉じこもっておくことが可能な人もいるでしょうが、この国際化時代、直接・間接的影響である「実害」は必至でしょう(既に私の周囲では日本に対する侮蔑的風当たりを感じ始めています)。よく引き合いに出されるドイツでは、過去の歴史的事実をきちんと認め、教育し、それを土台に発展することで、国家の尊厳を再生しています。無知により確保される自国に対する「誇り」など、国際社会では滑稽なイキガリにしかみえないでしょう。「日本も村山政権の時に認めた。その認識と変わらない。何度誤れば気が済むんだ」という人もいますが、(面白いことに、前述のような歴史認識を掲げる自民党総裁が言ったりもします。)今の日本の現状では誰がどうみても、あの村山政権の時の謝罪が、日本の統一的歴史見解として土台にあるようにはみえないでしょう。※私は社民党支持者ではありません。 「教科書問題」についてわかりやすい文章がありますので、引用しておきます。ぜひぜひご覧ください! ◆「つくる会」って、どんな会? 流れを説明しましょう。 1990年に、湾岸戦争がありました。このとき、国際貢献の名のもとに、自衛隊の海外派遣が取り上げられましたが、反対が多く成立はしませんでした。10年後の1999年、小渕内閣の時代に新ガイドライン関連・周辺事態法(戦争法)が成立し、その後、盗聴法、住民基本台帳法、国旗・国歌法などがあいついで成立しました。まさに「戦争のできる国」「戦争をする国」へと日本が変わっているのです。 1992年、国家のために尽くすということを政策的に考えるため、奉仕活動の義務化への準備がはじまりました。奉仕活動の内容は、自衛隊への体験入学です。奉仕でも、国家への奉仕なのです。 1995年、敗戦50周年に、自民党歴史検討委員会によって『大東亜戦争の総括』という本が出ました。(1)先の戦争は、自尊自衛の戦争であり、アジア解放戦争である。(2)従軍慰安婦、南京大虐殺は事実に反する。(3)ありもしないことを載せている教科書を排除するために戦う必要がある。(4)戦争認識、国家認識を国民共通のものとするために、国民運動にする必要がある。という内容です。 1997年度の教科書に一斉に取り上げられた「従軍慰安婦」や「南京大虐殺」問題の削除を求めて、「新たな歴史教科書を作り歴史教育を立て直す」ため、会長である西尾幹二(電気通信大学教授)と作家を中心として1997年に発足しました。近代史の歴史認識で、従来の教科書とは一線を画す編集内容となっているため、国内外で議論の対象となっています。 1999年10月、「つくる会」によって編集された『国民の歴史』が扶桑社から出ました。「つくる会」の関係者が多部数を買い求めて教育委員会などにバラまき、発売部数を延ばして「国民が支持している」という世論作りをしました。 ◆「つくる会」の教科書の、何が問題なの? この教科書では、日本の行った戦争は侵略戦争ではないと、戦争を正当化しています。また、アジア太平洋戦争を「大東亜戦争」と読んでいます。侵略戦争を否定するために、この言葉を使っているのです。「日米戦争の責任はアメリカにある。日本はやむをえず戦争したのだ」という考えに基づいています。もちろん、韓国を植民地化したことも正統化しています。「朝鮮半島は、大陸から出ている一本の腕で凶器である。だから植民地化する必要があったのだ」というのです。韓国から求められた修正の中には、この部分も入っています。 戦争そのものを肯定しており、つねに天皇が日本社会の最高の権威者であるとう、天皇を中心にした神の国の考えです。神話に多くのページが割かれており、史実と混同しかねない内容になっています。また「教育勅語」全文が解説付きで紹介されており、まるで戦前の教科書のようです。従軍慰安婦については触れておらず、南京大虐殺については否定しています。 ◆「戦争を肯定する国民意識」を作るのは、何のため? 彼らはいったい何のために、「戦争を肯定する意識」を国民に浸透させようとしているのでしょうか? 「戦争ができる国」というのは、自衛隊の海外派兵を意味しています。つまり「自国の軍隊で、多国籍企業を守ろう」ということなのです。アジア、中南米の国には軍事政権の国があります。世界に進出している日本の企業に何かあったとき、いつでも日本の自衛隊が行けるんだ! という状況を示したいのです。 自衛隊派兵を行えるような状況を早く作りたい……、これは日本の財界の大きな目的になっています。「つくる会」の賛同者に、多くの企業の経営者がつらなっているの も、うなずけます。 ◆検定に合格した教科書は、そのまま学校の授業で使われるの? 「つくる会」の教科書は、他の7社の教科書といっしょに検定に合格しました。どの教科書を授業で使うのかは、各自治体の教育委員会によって採択されます。 「つくる会」の教科書は、他の教科書と違い版型が小さくなっています。つまり、図などが小さいということです。さらに、他の教科書が「考えてみよう」「調べてみよう」という問いをしているのに対して、「つくる会」の教科書にはこれらの問いがなく、自分たちの考えを押しつけています。この点からも、現場の教師たちが 「つくる会」の教科書を採用するのはまずいないでしょう。たとえ、いたとしてもごくわずかと思われます。 そこで「つくる会」では、現場の先生の意見を排除するように働いています。教科書選びの権限を持っている教育委員会の採択過程で、教師や学校が使いたい教科書を推薦できないような動き、選定委員会の中から教師を閉め出そうとする動きが、全国に広がっています。 ※参考URLについて:このサイトの「歴史修正主義/自由主義史観」をクリックしていただけましたら、賛否双方のサイトへのリンクがあります。
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- koushirou29
- ベストアンサー率23% (73/314)
1 特に美化しているわけでも、事実を歪めている事もないと思われます。 2 いつまでも日本に「反省と謝罪」を求め、外交的に有利な立場に立ちたいから では? 3 明らかな間違いとかなら話は別だが、中国・韓国の要求は感情的なものの為。 そして、一度検定に合格させた物を更に直させるのは、内政干渉以外の何者でもなく 日本の主権に関わる問題であるため。 4 特に無いと思いますよ。実際に騒いでいるのは一部の反日勢力ですから。 だいたいこの問題で見過ごされているのは、検定中の教科書の内容が何故他国に漏れたかだと 思うのですが? それに他国の教科書(国定ではない、最終的には選択肢の一つにしかならない教科書)を目の敵に して抗議を続ける中国・韓国の反応の方がおかしいでしょう。 やはり外交的に主導権を握ろうと考えいるとしか思えません。 だいたい、中国・韓国の「国定」教科書は自国を美化していないのか?反日的な記述が多く見られるのでは ないのか?日本が教科書の記述に改訂を求めたらすんなり受け入れるのか? その辺は棚上げになっていますね。
お礼
ありがとうございます。 確かにどうしてもれたんでしょうね。定かじゃないですね。 中国や韓国からすれば「君の方から仕掛けてきたんだろ」と言いたいんでしょうね。「君の方から直しなさい」、で仮に日本が直したとして中国・韓国は 直すのか?日本も中国も韓国もそのへんを考慮して一度根本的に考えてほしいものですね。まあ外交の要因があるから簡単じゃないですけどね。 う~ん、どうすればいいんだろう。
- coelacanth
- ベストアンサー率19% (56/291)
1、私達の町の公民館に問題の教科書を展示し閲覧したが別に何の問題も無いように思いましたが。 韓国政府の日本に対する態度は李承晩時代から一貫性が見られなくて今の金大中にしても日本文化の解禁から日本人の観光客の誘致に力を入れ次の時代への幕開けかと思う矢先にこの問題。 歴史の事は両国の違いの問題で日本の小泉総理ほど人気が有ったかどうかは知りませんが明治政府の要人伊藤博文公が韓国の青年に暗殺されたが韓国では暗殺者の青年は英雄。日本側は只の暗殺者。 日本の歴史教科書に暗殺者を英雄と記載できますか? それと同じ事を韓国政府は日本国民に言っているように思えます。 2、中国の場合は確かに中国は東南アジアで大国だが中華思想の表れで中越戦争もベトナムが中国の意のままにならないので「征伐」、インドとの関係も武力、台湾問題も武力で、チベットは武力で侵略。 日本に対しては江沢民氏来日の時の謝罪の拒否、加えて小泉総理の靖国神社参拝、TDM問題、輸入規制等々が重なり今回はおいそれと引くに引けない状態(中国政府の面子丸れ)となんでしょう。 韓国に関しては悪いと言っているわけでは無いのですが私達日本人の考えと違うところがあるので韓国人しか分からないでしょう。 もう少し穿った考え方すれば中国の高官が規制緩和、構造改革、不良債権処理も出来ない日本は没落。 日本が没落すれば昇る国は中国と韓国。 今の小泉政権は規制緩和、不良債権処理、構造改革をする内閣への揺さぶりで田中真紀子氏への失脚狙いかともう。要は今までの「闇に蠢く政治家」の率いる自民党政権が両国に取って非常に都合が良い政権なのでしう。 或る講演会で多寡が畳の葦、多寡が椎茸の緊急輸入制限をすると日中間が大変な事態に陥ると発言。 私から言わせば中国に取っても多寡が畳の葦、多寡が椎茸でどちらの国に取っても多寡がの問題を日中関係の重大な問題まで持ち上げる事がお笑い。 3、昔から巷間の噂では自民党が韓国への賠償及びプロジェクトに絡みお金を貰っている等と言われて日本の大臣が韓国に対して当たり前の発言が、韓国政府(貰った日本の政治家は・・)から不当と抗議され辞任に追い込まれる事は多々有ったが、今回の小泉内閣の態度は、このような関係の清算として当然の事と思います。 中国に関しては今までの自民党はクリントン元大統領の意向もあり唯々諾々と従ったが今回のブッシュ大統領の政策変更及び小泉総理の個性と相俟っての事と思います。 4、私は韓国も中国もまだ世界の経済のシステムに組み込まれておらず日本の資本も国が傾くまで韓国、中国に投下しているわけでは無いので経済に関して多少の問題はあるにしても何ら心配することではないと思います。 もし万が一中国、韓国が資本凍結をした場合世界恐慌の引き金引く等で先進諸国から非難浴びIMFAへの参加は完全に見送られるでしょう。 中国及び韓国は内政干渉にまで誤解されるような態度を日本が始めた戦争と言う名目で脅しともとれる態度を取ってきたが、この際中国、韓国が言う所の重大な関係にして中国及び韓国の関係を再構築した方が将来寄り良い関係を構築できると思います。 ついでに朝鮮半島の統一がなればどの国が莫大な資金を供出するのか、中国にしてもこの不況の中、何百億円も提供しているが一度中止をすべきだと思います。
お礼
ありがとうございます。 韓国では英雄、日本では暗殺者。わかりやすいですね。韓国の市民の人に どう思ってるか聞きたいですね。日本の市民は今どき戦争や核所有など 考えてませんよね。双方の市民レベルでの認識交流がもっと必要ですね。 中国に関しては、アメリカがいるから日本の立場は苦しいですね。 中国は21世紀の大国になるのは確実でしょうから、政治・経済・アメリカ軍と難関だらけですね。経済も日本の大企業は欧米にくらべて中国市場では立ち後れてますからね。教科書問題の影響が長引いてしまうのはこの点で大きく 影響があるかはわかりませんが、懸念されますね。 「中国・韓国の関係の再構築」はごもっともです。
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
1.世界中の国で、『国の誇り』を教えるのは当り前のこととなっています。事実を歪めていると断言されていますが、一体、どの部分なのか具体的にご指摘いただきたいと思います(客観的な証拠となる『誤りのない、偽造ではない』資料と共に)。 2.外圧を使って攻撃したいと考えている団体(一部マスコミ、一部政治家‥)が中国や韓国に対してコメントを求めるためです。そして、外交カードとして利用しているのですネ。 3.内政干渉ですから、当然のことです。国家には主権があります。 4.何もないでしょう。何かの交渉の際の外交カードとして利用されるだけです。 ところで、allentown2001さんは中国や韓国の教科書を見たことがあるでしょうか? 一度、ご覧になられればよいと思いますヨ。 というよりも、ご覧になるべきです。 あの中国や韓国の教科書を勉強した世代が大人になると‥ 以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございます。 1、僕は別に全てそうだと断言はしてませんが・・。全てを取り上げるとここではとりとめがなくなるので差し控えますが、例えば日露戦争は「誇り」でしょうか?小国が大国に勝ったという点で当時のイスラム諸国からは賞賛はされましたが。しかしこの勝利のおかげでその後の日本軍の愚行を助長するはめになったことは確かです。精神主義戦法(玉砕戦法)・軍の無責任・大鑑巨砲主義など馬鹿げた事をするようになったわけです。それにともなう戦死者は悲劇です。これを「誇り」とする事は無理があるでしょう。当時の大本営写真班が撮った記録写真集はあるのでそれを見るだけでも明らかです。 2、外圧を使って攻撃したい団体の影響というのはわかりやすいですね。これはアメリカにも言えますね。AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)の中東諸国への働きかけがその例ですね。 中国や韓国の教科書を読むというのは建設的な意見でごもっともです。 市民レベルでゆきとどけばいいですね。僕は読んだ事がないのでまだまだ 勉強の余地があるようです。御指摘ありがとうございます。
- searchingboy
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1.これは執筆者と検定した国が,「美化したり事実を歪めた」かを判断しているので,その事は個人個人で違う。 隣人と友好な状態を続けるには,あまり過度な美化,歪曲避けるべきである・ 2.再び侵略の思想が起こる事を恐れている.国粋主義を恐れている.靖国神社の問題で、 何回も同じ事を繰返されているので,強固になっている. 3.国内の主権にかかわるから.内政問題として考えているから. 4.a.相手の国の内政を日本の教科書問題でそらそうとしている. b.中国へのセ-フガ-ド、北方領土での韓国の漁業操業の問題と絡めるか c.へたをすると長く解決できなくなる.東南アジアすべてに影響してくる。日本へ輸出制限してくるかもしれない. **この問題は歴史の教科書はお互いに自国の国民が中心だから,お互いにその点はよくわかっているはずである.敢えて言うのは,日本の2重舌と言うか,曖昧さで処理してきた事である・ドイツのように早めに謝罪して,補償も済んでいたら,こんな事にはならないと思う.相手の国まで行って戦うことにやはり侵略といわれてもしかたがないと思います.それと思わずに国のために死んでいだいた人達は,再び,戦争をしないで.隣国とは友好であるほうがよいと、いまの日本の繁栄を見れば,死んだ人達は思うであろうし、死んだ人達のお陰でもあります.
お礼
ありがとうございます。 自国の内政を教科書問題でそらそうとしているのは考えられますね。 こういう点でも日本のアジア情報の少なさがわかりますね。 貿易に影響は少なからずあるでしょうね。東南アジア全てまで影響が及ぶのは ちょっとこわいですが。責任においてドイツは立派だったですね。 終戦直後の中国の蒋介石主席の寛大さに日本はむくいたのでしょうか。
お礼
ありがとうございます!!素晴らしいですね!! やはりこういう問題はあらゆる資料が必要ですよね。 ただ単に中国・韓国の主張、日本の主張だけを並べるだけでは話しは進展しませんよね。自国の問題教科書がどのような背景で作られ、どのような意図があるかを知る事は最重要な事です。これを押さえておくかおかないかでは大きく 違いますね。 「つくる会」を追ってゆく話しは滅法面白かったです。