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酸素が急増したことによって生物は大量に絶滅しました
次に大量絶滅の可能性のあるものが気になりました どういう物質を代謝として放出するのか 作りやすい次の毒はなんですか?
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地球上の生物に対して広範囲に影響を与えて絶滅させる物質には幾つか考えられる条件があります。 まず最初に、その物質が地球全体にある程度の密度で存在する必要があるので、地球上にありふれた原子から構成された化合物であることが条件になるかと思います。 いま地球上に存在する原子と、その存在量は大体分かってます。質量ごとに並べると一番多いのは酸素で、続いてケイ素、アルミ、鉄、カルシウム、、、と続きます。これら大量に存在する原子を元に作られる化合物であることが条件になると思われます。 存在数が少ない原子が必要な物質は大量に作ることができない。当たり前な話です。 次に別の観点から。 地球上にまんべんなく広まるには、普通に置かれた状態で液体または気体である物質であることが望ましいです。さらには、水に溶ける物質あるとなお良い。地球上の生物は体内に水を持っていて生きるために水を必要としますので、体内に取り込まれやすい。 そして体内に取り込まれたあとにその生物を殺すには、生物を構成している物質に何らかの影響を与えて、その物質が持つ役割を阻害する必要があります。 しかし物質を変容させやすいということはその物質に対する反応性が高いということです。生物の体内に入るまではそれなりに安定しているけども、体内に入った後に体内の物質と反応し、たとえば違う化合物になることで毒性を持つとか、生物内の酸素取り込みやエネルギー代謝を阻害するような、正直かなり都合のよい物質である必要があります。 最後に、その物質を大量に作り出す必要がありますが、人工的な装置で作り出せる量には限界があるし、それが有害だと分かった時点で止められちゃうので、地球上の自然なシステムで作られるか人間も含めた生物の活動結果として作られる物質であるのが理想的だと思います。 で、これらを総括して、一番現実的に可能性があるのは二酸化炭素だと思いますよ。 酸素と炭素が素材、水に溶けるし気体としても存在できる。体内に取り込まれることで体内の代謝に影響を与えて二酸化炭素排出できなくなり死に至らしめることができる。生物の代謝だけでなく単なる燃焼でも作ることができる。上記条件にピッタリです。