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「Yの悲劇」結末を解説して下さい(思い切りネタバレ)

以前、一度読んだきりで記憶が曖昧なのですが、結末にちょっとわからないことがありました。 元俳優の探偵(名前忘れました)の自宅を訪れた刑事が、「なぜ犯人は、大勢の前で自ら毒を飲んだのか」というような質問をしますが、探偵は答えず、もう一人の刑事が、同僚を促して探偵宅を去る。というシーンです。 1.刑事の疑問そのままなのですが、なぜ犯人は、毒を飲んだのでしょう? 2.なぜ探偵は、この質問に答えなかったのでしょう? 喉に小骨が刺さったような心境でおります。 詳しい方、解説をお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • j-h-smith
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回答No.2

10年くらい前に読んだきりですが、 推理から結論は出ているものの、あんな子供が「悪意」の塊のような事件を起こすとはレーンにも信じ難いことでした。しかし、それまでの一連の殺人はいわゆるシナリオに沿って実行されていたのに対して、シナリオには無い毒殺がこれから犯人の明確な意思をもって実行されようとしていました。 ここでレーンは最後の「良心」に賭けたかったのだと思います。毒を飲んだはずのターゲットが死なない時点で、もしも犯人が大人であれば、自分が飲む分に毒が入っていると考えますが、犯人は気づかず飲みました。本当に気づいていなかったとすれば、やはり無邪気な子供だったと考えられますが、それでは凶悪な殺人を起こした「悪意」は子供の中にも存在していた証拠になります。 では、気づいていながら飲んだとすればどうでしょう?それならばさらに恐ろしいことになります。覚悟の服毒自殺になってしまいますから。 その意味では、1の質問の答えは「何故か分からない」です。 2は、犯人を死なせることになった呵責というよりも、理解を超えた「悪意」の存在に驚き、無力感を味わったのではないでしょうか?凶悪な犯罪者に対して同情する気持ちは無かったでしょうから「虚しい」と感じていたのでは? 犯罪を終結させる事、その後の家族の事を考えれば、結果的に「死」をもって償わせることが唯一の解決法だったでしょう。だからレーンは犯人が毒を飲むことをとめなかったのだと思います。ということで、何も答えたくなかった。 記憶に自信がないのでストーリーを間違えていたらごめんなさい。

unma
質問者

お礼

どちらにしても、やりきれない結末ですね。 レーンさんは、こうなる可能性があると知っていて、何も言わずに捜査をおりたのでしょうか。 奥が深いストーリーだと思いました。 ありがとうございました。

unma
質問者

補足

この場をお借りして、お二方にお礼を申し上げます。 いただいた回答を踏まえて再読したくなりました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • kiregire
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.1

探偵の名前は「ドルリーレーン」です 1犯人が毒を入れて別の人間をまた殺そうとしたのですが、そのことに気づいたドルリーレーンがコップを入れ替え、犯人はそれに気づかないで毒入りの飲み物を飲み、死んだ 2自分が殺したから。犯人が少年でしたし、このままほうっておいても犯人は悪事を続けるし、しかし自分は少年を殺してしまった。それにあんな子供が犯罪を犯したことのショックもあるでしょうね かなり昔に読んだので間違っていたらごめんなさい

unma
質問者

お礼

結局、そのドルリーレーンさんが毒を入れ替えたことが、間接的に、犯人が死ぬ引き金となったのですね。 ありがとうございました。