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木や草はなぜ生きているのか
枝を切っても木は大きくなるし、草を抜いてもいつかはまた生えてくるしで 動物だったら脳がありますが、植物ってどうやって生きているのかと、ふと思いました
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- kzr260v2
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もしかすると質問主さんのご質問を言い換えると「生きるには生きるという意思が必要で、それには脳が必要なはずだから、なぜ植物が生きていられるか分からない」ということでしょうか。 環境に適応するために、一部の生き物は脳を発達させましたが、ホヤなど成長に伴い脳を消失する生き物もいます。ホヤの幼体には脳や脊椎に近い神経細胞の集まりがあるのですが、岩などに定着して成体になると複雑な神経系はなくなり、単純な神経節しか残らなくなるのです。環境によっては脳は必ずしも適応に必要ではないようです。植物は最初から脳はありませんが、このような脳が無くなる生き物もいるのです。 そもそもですが、脳が直接に神経で扱えることは限定的です。細胞ひとつひとつの分裂を管理はしていません。傷ついたら傷ついた箇所の細胞たちが勝手に修復します。また神経がつながっているとしても、脳には神経の仕組みや筋肉の仕組みなどの知識が組み込まれたりはしていません。言葉の分からない赤ちゃんでも手足を動かすことができます。手足を動かすことができるのは、知識ではなく、【仕組みがそうなっている】と実感できないでしょうか。 植物が生きているのも同じように【仕組みがそうなっている】だけです。 傷口が修復されたり、肝臓が毒を分解したり、心臓が独自に鼓動したり、消化器官が食べ物を消化したり、受精卵が細胞分裂を繰り返し個体へと成長するように、私たちの体も植物に若干似た、脳が直接管理していない仕組みはいっぱいあるのです。神経やホルモンで多少は管理していますが、けっこう現場にまかせています。 体にとって脳が不要なわけではありません。脳死に至ると、脳からのホルモンなどが無くなるせいか、しばらくすると臓器たちは機能しなくなります。 人間とチンパンジーの遺伝子は99%くらい同じと言われています。トリとは60%くらいで、ウシとは70%くらい、ネコは90%くらい同じ遺伝子のようです。そして植物とは30%ほど同じとされています。 うまくまとめきれていなくて申し訳無いです。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。