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他人の褌で相撲を取る人の心理
知人が「有名人と会食行ってくる」や「有名人と写真撮った」など送ってきます 私は有名人にまるで興味がないので「だから何?他人の褌で相撲取ってダサいな」としか思えないのですが、聞いてもないのに有名人と〜と言ってくる人の心理とは何だと思いますか? すごいねって言ってもらいたいのでしょうか?
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ご質問を読ませていただいて、ふと、「虎の威を借りる狐」という諺を想い出しました。 「自分はこんなに有名な人と親交があるんですよ」と明かすことで、自分も権威を持とうとする……こういった心理を表しているのではないかと思います。 「すごいね。で、その有名人って、どんな印象だった。うらやましぃ~~~。くやしぃ~~~」なんて言おうものなら、その知人さんにとっては最高でしょうね。(笑) また、知らない人であれば、聞いたほうは、「ふーん、そうなんだ!この人とお近づきになると結構いい事あるかも!」と思う人もいるかもしれませんね。私だったら、「ああそう……、だから何?」と思いますが。 また、よく似たような現象に、心理学者コフートが作った「理想化転移」という言葉があります。「理想化自己対象転移」とも呼ばれるようです。どういうことかというと、たとえば治療者と患者の関係性にあり、「自分がすごく偉い医師に治療してもらっているというだけで、自分まで価値のある人間のような気がする」といったような感情を引き起こすものがこの「理想化転移」です。 理想化転移を起こしやすい人物というのは、「そういう対象」を求めているだけでなく、「そういう対象にならない」人物というのを排除しやすい傾向にあるようです。つまり、自分に関わった医師が「明らかに権威者ではない」、「オドオドして、一見自信がなさそうで、こちらの出方をうかがっている」、といったような態度をとる場合、適当な理由をつけて自分の傍から排除しようとします。 「あの人は、何も分かっていない」とか、「大した仕事ができない」とか。 それは病院の治療場面だけでなく、「あの企業の講師が自分のコンサルタントを担当していたんだよ」とか、「昔あの有名人と懇意にしていたんだよ」と自慢したくなるのは理想化転移を起こしている状態といえます。 度が過ぎるようであれば、あまり関わらないほうが身のためかも。……これは言い過ぎかも。失礼
お礼
非常に分かりやすく納得ができました。 ありがとうございます。