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災害で上部からずり落ちた樹木の生かし方

土砂崩れに伴って、20mほど上から滑り落ちて来たヤブニッケイの樹木があります。幹の直径は1m50程です。写真のように谷側半分は根っこが露出。山側は露出していない状況です。角度的には45度以上傾いている状況です。 重機?で5メートルほど下の道路まで落として処分するのが1番手っ取り早いのですが、このままで生かす方法を模索しています。 谷川の根っこの露出をなんとかすれば生きるとも思いますがいかがでしょうか。 5メートルほど下にコンクリの擁壁が見えますが、工事でこの擁壁はかさ上げされるそうです。

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回答No.2

今回の場合かなり大きい木の様ですから生き残させるには地上部のかなりの部分を切り落とさなければならず、しかも今回根が片方露出したなら人が手を尽くして植え直したとしても助かる率は低いとおもいます・・・。 地中の全体の細根が相当の数切れてしまっていると思われます。勢いよく土が動いたのですから露出している部分の細根はほぼ失われていて回復は望めず更に移植すれば余計にダメージを受け枯れていくだけ、山側は露出していなくても元の場所からかなりずれており大量の土で押されて圧がかかって細い根は切れてしまっています。もし奇跡的に生き残っても露出していた方の根が根元迄段々朽ちてきて何年も先には地上部が支えられなくなりその方向へ幹が傾いできて、移植後の土もまだ固まりきれていないなら、ある日突然根っこごと抜けてしまう(土が固まっているなら台風に合えば幹から折れる事も)事も考えられます・・・。片側の根に大きなダメージのある大きな木は将来的にも危険な状態なので基本移植は無理でしょう・・・。 広葉樹の場合地上部と地中部の枝と根の伸びていく範囲と量はほぼ同じ割合とされています。おそらく細根は今回滑り落ちて来た土砂の厚みよりも深いところまで伸びていたはずです。20メートルもずり落ちて来た時点で細根の大部分は引っ張られもっと育った根の部分で引きちぎられ、露出していない部分であっても細根の損失はかなりの物と想像できます。 通常大きな木を移植する場合なら職人が1年以上前から根回しという作業をして掘れるギリギリの範囲で一度太い根を意図的に切り本掘りの期間までにそこから細い根をかなりの数出させます。その本堀りまでの猶予期間があるからこそ地上部の幹や太い枝(細い枝なら着る事も)が残せるのであって、事情があって樹齢の古い大木を移植する場合は樹種によっては幹も途中で切り太い枝も元の長さの半分以上切ってかなり痛々しい姿にして運び新たな場所に植え直す事も。 この幹を途中で切ったり太い枝も切るのは運搬関係の事情からではなく、古い木の場合掘る時に太い根を切ると言う事は太い枝も切ってあげないことには根の再生が速やかにできないからです。 根があまり無いのに地上部はほぼ無傷だと地上部が多いぶん根が吸収できる水や養分が圧倒的に足らないので大抵は地上部から弱って枯れて行きます。それを出来るだけ遅くし細い根が沢山生えてきて働きだすまでに間に合わせる為太い枝などを切るのです。 今回のヤブニッケイの木も事情は違いますがおおざっぱに言えば似た状況。なので地上部の幹や太い枝をある程度切らない事には木自体は割と早めに枯れてしまう可能性が大きいです。 でも土砂崩れで滑り落ちて来たのならその木の幹や太い枝をその場所で切る事自体危険で行えないのでは?今後の天候次第では二次災害も起きかねませんので・・・。 根をこれ以上傷つけないで土ごと掘り上げてムシロを巻いて土を崩さない様に縄で縛りつけ根を丸ごと包んでから下に下ろし運ぶというのも実現は難しいと思います。樹高が高いなら斜めになっている以上木の重心は結構上にありますのでいつ倒れるかわかりません。木が倒れない様に大型クレーンで吊りながら足場の悪い場所で二次災害の危険を承知のうえで人が(それも樹木を扱う職種の職人さんが)助かるか微妙な木を根を包んで斜面から下ろしてくれるとは思えませんし(根を出来るだけ傷つけずに移動させるには重機で周りの土を掘るなどは実質的に無理)クレーン自体もバランスを失いかねない危険な作業になります。 どうしても残してあげたいという気持ちはわかりますが、ある程度大きく育ってしまっている樹木は、例え平地で強風により傾いでしまったとしても、傾いだ角度が強めならもう元に植え直す事は無理で大抵は抜いてしまいます。それが今回は土ごと元の場所から20メートルも動いてしまっているのですから強風で地上部に当たった力によって根が上へ引っ張られるのとは根本的に違い「斜め下にかなり強い圧力で押された」のです。大きな木の場合は根が上から引っ張られるよりも地面より斜め下に押された方が根のダメージがより強くなっていて人の目には見えませんが湿った土に細根が引っ張られそうとう切れてしまっていると思われます。 まだ若い木であれば生き残らせることも出来るでしょうが幹が太いので木の樹齢は結構な物でしょうし作業を行うには土砂崩れ現場では人間にまで危険が及ぶ可能性が高いです。 地盤の安定していない場所なので二次災害や作業中に人が怪我する可能性を考え移植は諦めて、おそらく処分するにもロープを何本かかけて根っこごと引き抜き時間をかけ安全に作業ができる場所まで引っ張り運んで、そこでチエンソーを使って幹と枝を運びやすいサイズに切り分けてから運ぶしかないと思います・・・。 

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  • ankimo666
  • ベストアンサー率14% (14/99)
回答No.1

工事の時に撤去されてしまうのではないかと

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