渋みの成分はタンニンで、これは取り除くのではなく、不溶化することで渋みを感じないようにします。
不溶化する方法は下記のようなものがありますが、結局アセトアルデヒドによりタンニンを不溶化することになります。
(1)アルコールに漬ける
アルコールがアセトアルデヒドに変わってタンニンを不溶化
(2)皮をむいて干す
表面に皮膜ができ、細胞が呼吸できなくてアセトアルデヒドを生成
アルコールを使ったとしても、柿の中ではアセトアルデヒドに変わっているので、表面を洗えば、お酒に弱い人でも子供でも大丈夫です。
そうじゃなきゃ、焼酎で渋抜きした渋柿は、子供は食べられないことになってしまいます。
恐らくですが、アルコールに漬ける以外の渋抜き方法は(2)の変形で、細胞に呼吸させないことによってアセトアルデヒドを生成するということなのではないかと思います。
とにかく柿を呼吸できない環境に置きさえすれば、そのうち甘くなるということではないでしょうか。
お礼
大変参考になりました。アセトアルデヒド生成がカギなのですね。