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ワイヤーと放電の加工液の違い
- ワイヤー加工機と方彫り放電加工機では、加工液に違いがあります。ワイヤー加工では水を使用し、放電加工では加工油を使用します。なぜこのような違いが生まれるのかについて詳しく説明します。
- ワイヤー加工では、導電性のワイヤーを使用して加工を行います。ワイヤー自体が電極として機能し、加工個所に放電することで材料を切削します。そのため、水を加工液として使用します。水の冷却効果により、電極や材料の温度を低く保つことで加工精度を向上させます。
- 一方、放電加工では加工油を使用します。放電加工では電極を使用せず、加工対象物自体が電極となります。加工個所に放電することで材料を切削します。加工油は適度な導電性と冷却効果を持っているため、放電加工に適しています。加工油によって材料の温度を適切に制御することで、加工精度を向上させることができます。
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ワイヤーでは油と水があり、多くのワイヤーでは水が使われているのは一番にタンク容量に対してコストが安いのと、水だから火災に強い。 また、加工での発熱を水で冷やすという面もあります。 ワイヤーでの油だと、水に比べて奇麗な面が出るとか、さびに強いが、タンクの容量は水に比べて少なく出来るも、火災の危険性があがるのと、油の消費が大きくコスト。機械じたいのコストも同程度のサイズではコストが高い。 放電で油なのは高電圧で大きな面をするとかでは、水がとは思うかもしれませんが、水だと加工面が一定になりません。 放電の場合加工面に対して仕上がり面がきれいになるには上にも書いたように水よりも油なんです。 どうしても放電は電極の出来栄えでも、その加工面も変わる。 ・ワイヤーカットにおける加工液の影響とは?水と油の違いについて https://fa-parts-machining.com/column017/ ・ワイヤーカット放電加工の水加工と油加工の違いとは? https://www.micro-and-precision-products.com/knowledge/w1/
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- morikousuke
- ベストアンサー率66% (41/62)
ワイヤー加工機でも油タイプの機種もあります。 ワイヤー加工機において加工速度は水の方が速く、加工精度は油の方が良く、機械価格は設備的に水の方が安い傾向にあります。 ワイヤー加工機に使用する水はイオン交換樹脂に通して不純物を除去して電気抵抗値を上げています。 型彫り放電加工機で水タイプは見かけないですね。 水にした場合、被削材へのさびの問題か、現行の市場ニーズと合っていないのか、技術的に何かデメリットがあるのか。
- kuroneko2020
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どちらでも加工可能。 油の方が加工面が綺麗。 でもワイヤは火災の危険があるので水。
- sknbsknb2
- ベストアンサー率38% (1158/3032)
加工油は絶縁体で、電気を通しません。水は電気を通します。 放電の場合、冷却液が電気を通してしまうと、加工するもの以外に電気が流れたり、オペレータが感電するからではないでしょうか。