おそらく#1のご回答で指摘された「2019 OK」という小惑星でしょう。この小惑星について「天文年鑑」(2020年版)には次のように書かれています。
地球に接近する小惑星への注目が高まっている。7月25日には2019 OKが、地心から7万2000kmを通過した。月軌道よりも近くを通過する小惑星は、このところ毎月数個ほど発見されているが、2019 OKは推定直径100mほどと大きかったためか、メディアなどで大きく取り上げられた、(引用終わり)
小さな小惑星ほど暗く地球に近づくまで明るく見えないので,「最接近直前」(2019 OKや後述の2022 FD1は前日でした)まで発見されないことが多く、なかには最接近のあとで見つかる場合もあります。2019 OKが7月24日にブラジルで発見された時の光度は14.7等でした。その後別の天文台で6月28日と7月7日に撮影されていたことが判明しましたが、その時の光度が23、21等と極めて暗かったこともあって発見にはいたりませんでした。
メートルサイズのもっと小さな小惑星では、2019 OKよりさらに地球に接近するものが多く発見されていて、最近では「2022 FD1」という小惑星がことしの3月25日に地球の表面から8470km(地球の中心=地心からだと1万4845kmほど)のところを通過しています。また発見直後に地球に衝突する軌道であることが判明し、実際に衝突したケースも2008年以降ことし3月までに5件ありますが、いずれも小さいものです。
お礼
うわー 2019OKでさえも、前日に発見ですか! こりゃ、いつ地球が終わっても、不思議はないですね。 核兵器だけじゃない、宇宙人侵略を待つまでもない、人類終焉はいつでも訪れ得ます。ああ、こわー。 小さい物なら既にいくつもニヤミスしてるんですね。思えばそれも当然で、宇宙に無数の天体が浮遊しているのに、地球だけを避けてくれる地場などあるはずもない。 プラネタリュウムを見て、天体ショーを楽しんでいる場合じゃァない。 類卵の危うさを実感しました。ありがとうございました。