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中国の現状について
- 一部の人が戦争を期待し、台湾取り込みを信じている
- 共産党も戦争が起きて欲しいと思う
- 共産党に逆らうことは国の害になると言われる
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台湾政府は、元々中華民国といって中国の公式な政府でした。かつて日本は太平洋戦争でアメリカと戦争する前に日中戦争という中国との戦争をしていたのですが、その相手国が中華民国でした。太平洋戦争中、アメリカは中華民国に武器を供与していました。 第二次世界大戦が終了して日本が中国本土から撤退すると、中国の支配を巡って中華民国の国民党と共産党との間で内戦になりました。 そして共産党はその内戦に勝利をして、中華人民共和国を建国しました。中華民国は戦争に敗れて台湾に逃れたのです。 これは日本で例えるなら、日本で内乱が起きて日本政府が東京から沖縄に逃れたようなものですね。新しく東京と日本本土を制圧した新政府は新しい国を名乗ったようなものです。 当然、新政府としては「沖縄は日本の領土だ」と主張するでしょうし、沖縄を自分たちの勢力下に置くことで「日本国内を統一した」と宣言することを望むでしょう。そして沖縄の旧政府は「日本における唯一の正しい政府は自分たちで、いつか東京も北海道も取り戻す」と宣言するでしょう。 台湾を巡る問題というのは、そういうことなのです。 日本は1972年に日中で国交を回復しましたが、そのときに中国政府から求められたのは「日本政府は公式に中華人民共和国が中国の正しい政府であることを認めること」で、それを認めたから国交が回復しました。なので日本政府は建前上は「中国唯一の公式政府は中華人民共和国」というのを認めているのです。これはアメリカも同じです。 中国は近年軍事力、とりわけ海軍力を増強しています。人民解放軍にとって海軍力が弱いことは長年のネックでした。中国本土の目と鼻の先に金門島という台湾領の島があり、人民解放軍はかつて何度もこの島に軍事攻撃をかけて占領しようとしましたが、ことごとく失敗してきました。目で見えるほど目の前にある島に上陸作戦を行える海軍力がなかったからです。 だから海軍力の増強は非常に重要なテーマだったのですが、社会主義国とはいえ、軍事力の増強には口実が必要です。その口実が「悲願である台湾の奪回のため」であるんですね。 実際に中国人と接すると分かるのですが、あの人たちの「それはそれ。これはこれ」の使い分けの能力はすごいですよ。だから中国人が口でいったことを必ず実行するかというと、それこそ「それはそれ。これはこれ」なんですよ。
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- gungnir7
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私も国家と個人は切り離して考えたいのですが、ほとんどの中国人は共産党のやっていることを正しいと信じ込んでいるようです。思い出して欲しいのが北京五輪の時の聖火リレー。 当時は各国で聖火リレーの妨害が相次ぎ、日本でも同じでした。ところが5000人もの中国人が集結し、妨害を阻止しようとして暴動を起こしました。このことは中国人の本性が如実に出ていると思われます。私はこの一件以来、中国人に関しては国家と個人を切り離して考えるのは危険だと思っています。 私の分析では台湾有事は90%という高確率で起こります。米国は近いうちに自滅に近い形でアジア地域への影響力が低下します。その時中国はその機を逃さず、台湾併合に動くでしょう。
台湾の設立のことは既に書かれて居るので、 その後、残念ながら中国と台湾の経済格差が生まれたわけなんです。 中国は共産主義を取り入れ貧しかった。 台湾は自由経済を取り入れたので発展して豊かになった。 中国から負けて逃げて行った方が豊かになり、勝ったはずの中国の方が貧しかった。 こういう考え方があるので、中国としては台湾が豊かなのは悔しいんですよね。 この辺は中国本土の人は結構思って居る内容なので、この辺の話で討論をすると、どんなに仲が良い人であっても、取り返しがつかないくらいの亀裂が走る問題なので、触れてはいけないと、言われたりするんですよ。
- tzd78886
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中国は独裁国家ですから極端なことを言えば国民の大多数がどう思っているかなど関係ないことで、習近平の考えだけですべてが動きます。他の共産党員は全て習近平の傀儡ですから絶対に逆らうことはありません。形の上では共産党の方針であっても実態は習近平一人の考えです。
- tnwhern
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こういうことってどの時代・地域にも言えますが、国粋主義的な考えに凝り固まって自分達の力を誇示したり自分達の欲を最優先したりする輩って、一定数存在するんですよ。そういう輩が多数派になると、かなりの確率で戦争が起こります。 わかりやすい例が、満州事変や日中戦争が起こった頃の大日本帝国です。最近のロシアがウクライナに対して行っているトチ狂った行動も、当時の大日本帝国とレベル的には大して変わりません。「歴史は繰り返す」「歴史を学んでも大して得られるものはないが、歴史を知らないと歴史に復讐される」とはよく言ったもので。
- sutorama
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「安定」という言葉や「現状維持」という考えが無く、常に「成長をし続ける」ことが、企業に求められるように、中国の場合は、明確な目的を持たないと、国自身が倒れてしまうという恐怖感があるのだと思います 日本などの安定(精神や経済)した国などは、環境問題など、地球を俯瞰的に見た政治や議論を重ねようとしています しかし、アメリカ(トランプ思考)や中国は、世界各国が「環境問題を一緒に解決しましょう」と呼びかけても、それには参加せず「そのことは、こっちのルールでやるから」という姿勢を貫き、結果、経済成長ができています つまりは、どの国とも歩調を合わせないことで、経済大国になったという成功例の元で、今も国を動かしているわけです 言い換えれば、他の国の常識とは違うことをしてきたことで、成功ししています(思い込み)から、書かれているようなことさえも、非常識な内容であっても、それを良しとしているのです もうすぐ中国も、経済面では淘汰されます 多くの企業のように、成長が止まると、あとは、他社に勝つために顧客(国民)へのサービスを過剰にしつつ、他社を取り込むような行動に移行するように、中国は、世界の領土・海・環境を奪うことが次の目標でしょう そして、過去の日本(明治から昭和初期)や大国のように、戦争をする(準備をする)ことで、経済が潤っていく様子をみてきた中国は、同じことをしたいのだと思います ロシアがもうすぐ崩壊するように、過去の大国が失敗したようなことは、私たちはそうはならない・・・と、思っているのでしょう 「人口を増やせば経済が発展し、欧米諸国に追いつくことができる」という毛沢東思想は間違えであったのに、未だに過去の大国のやり方を模範にしているので、止まらないとは思います 中国が環境問題で言う言葉は、「過去の日本だって、大国だって、経済成長するために、環境を破壊していたでしょう?だから、私たちに、何も言うな」というモノです なので、侵略戦争や植民地戦争さえも、同じロジックなのだと思います