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中華思想って中国共産党の思想ですか
中華思想という言葉をよく耳にします。チベットやウイグルに対する強圧政策、南沙諸島や尖閣諸島への侵略政策、強硬な反日政策、反国家分裂法の採択等による中華民国(台湾)に対する圧力、侵略予備行動、反日デモの激化や軍事力の増強等は中華思想によってなりたっていると。 例えば台湾やチベット問題ですが、中国はいろんな国の領土を侵略して欲しがっています(彼らの考えは違うでしょうが)。これは中国の人民の思想というよりは、中国共産党の思想で台湾やチベットを欲しがっているということでしょうか?台湾や他の中国系の人はこんな大それた考えは持っていないような気がします。中国の人民も自分たちの暮らしがよければ別に台湾やチベットなんてどうでもいいと思っているような気がします。となれば中華思想で他の国が欲しいと思っている思想は共産党の思想とういことでしょうか?
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中華思想についての解説は、No.2の方の解説どおりで、中国人が古来から持っていた考え方です。 中国政府の世界戦略に対する考え方は、あなたの思っておられるのとはかなり違います。 中国共産党は、共産党でありながら経済を資本主義化しているように(共産主義が、経済を資本主義化すれば共産主義の実態は何もなくなってしまいます。実質は単なる一党独裁軍事政権と言うだけです。)、政治の基本路線は超現実主義です。 少しでも権利のありそうなことは、先ず最大限に主張し、その後の交渉で落としどころを見つければよいとの方針。 とにかく、13億の人間の生活レベルが向上し始め、大幅なエネルギー消費量の増加を確保するために必死です。 現実主義に立って、戦争を起こさないで、紛争を交渉で解決するのか大方針と言って良いでしょう。 中国共産党は、1979年の中越戦争以後、全く政治方針が変わりました。戦争の結果、毛沢東思想派=純粋共産派と鄧小平派=経済重視派の政権争いに対し、軍が鄧小平派側支持に回ったのです。 この戦争では、ベトナムの数倍もの死傷者を出しながらも、人海戦術で侵攻しましたが、補給物資が底を付き、結局撤退をするしかありませんでした。 そして、軍は国力の不足が戦闘継続力に直結することを痛感し、毛沢東思想では戦えないと、資本主義経済路線を支持したのです。 その後の中国外交政策は、しぶとい交渉と現実路線を取っています。 なぜなら、全人口の半分が、日本並みの経済活動をするようになれば、アメリカの二倍の経済力を持てます。そうなれば軍事力でもアメリカを凌ぐことができます。資源を確保して現状を維持すれば、世界の覇権が転がり込んでくるのが見えているのですから、わざわざ戦争を起こして、経済成長の原動力である、大もうけしている貿易を規制されるような、馬鹿なことはしません。 実際、最近の外交行動では経済発展の著しいアセアン諸国とは、国境紛争にけりをつけて(以前の中国側の主張する国境よりも中国よりで国境確定しています。)、国境貿易の拡大や海底油田の共同開発に走っています。 今ではロシア・やアセアン諸国と国境線を確定し、インドとも国境確定交渉を行っていて、国境問題で進展がないのは、日本だけという状況です。(尖閣諸島の海底油田開発が日中共同となり、ある程度の石油が確保できるのであれば、日本の領有権を認めるのは間違いないでしょう。日本が実効支配していますし、貿易で大もうけさせてくれる日本と争う気はありません。) ただ、台湾・チベット・ウイグルについては、全く事情が異なります。 チベット・ウイグル地域が独立国となれば、国境防衛のための経費が膨大な額に跳ね上がります。戦車の通れる数箇所の峠道を守ればよいだけの現在の国境から、さえぎるもののない砂漠・高原地帯の国境に防衛地点が変更になれば、道路・港湾設備などの経済開発への投資(=経済発展により、国家財政増収となって返ってくる)を減らして、軍事費(=投資しても、何も帰ってこない)に使わなければならなくなりますから、中国は世界覇権を握るのが遅くなります。 また、中国が台湾に対する主権にこだわる最大の理由は、海岸線の防衛です。台湾を中国の主権下に置けば、現在は裸同然である中国本土の海岸線が格段に安全になります。台湾住民とトラブルを起こして無駄なお金を使うつもりはなく、台湾の東海岸に防衛ラインを移動したいというのが実体でしょう。(アメリカも本土防衛はヨーロッパと日本を拠点として、できるだけ本土から遠いところで守ろうとしています。) また、台湾の輸出相手国第一位は中国で、中国が発展するにつれ、台湾経済への中国の影響力は強くなっています。 中国がアメリカを凌いで世界の覇権を握れば、台湾での世論が、政治的にも経済的にも中国の一部になった方がよいとの考えが主流になるかもしれません。 中国としては、香港のように台湾を扱うから、中国と一体となっても、住民には何等問題ないということをアピールしていくでしょう。
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- sinjitsuha
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中華思想は、中夏思想とも戦前は書かれたようです・・ 【夏】の国・・中国初めての王朝 BC21~16Cごろ 13代16王の治世で、 ケツは恐怖政治暴君だったというので、 殷が滅ぼしたと、殷が書いて残している・・?!? 仮定ですが・・ 殷がいわゆる・・ゾロアスター教に始まる世界侵略?征服主義の民族が 殷に組していたなら・・ そして・・ それをもって夏の国王ケツを極悪非道の王と手意義付けているのなら・・ この【中夏思想】という定義づけそのものが、 ユダヤ政商らの戦略として作られたラベル、レッテルではないだろうか?!? 実は!その殷以降が、本当の世界侵略をもくろむ ゾロアスター信仰が関与した中国朝鮮の歴史になるのではないか?!? それが・・ロスチャイルドら一部のユダヤ金融しゃらが 大きな資産を持つようになり、 欧州国王に近づき、 戦費を貸付け、隣国同士戦争をさせ、 国王を支配下に置き、 欧州が征服できてから世界へ海を渡り侵略の手をのばすのが、 15C初、大航海時代のはじまり・・・ 1494年、 トルデシーリャス条約:(カトリック内でのユダヤ政商侵略防衛対策?) ポルトガルは東回り、 スペインは西回りで、世界征服の手先として放つ・・?! ポルトガル: インド⇒東南アジア⇒中国、アジアへ スペイン : アメリカ大陸⇒マゼラン海峡⇒アジアへ 遅れますが、英に滅ぼされたオランダ船が くる事になると・・文章が日本でも残っています・・ 407年:赫連勃勃が夏を建国したそうですが、 社会を遠くの言葉の世界にしか捉えられなかった不勉強の私が ざっと!年表(戦前の歴史年表、戦後すぐの資料の方が GHQによる修正がなくて、 日本の学者らが国を思って調べたことが書かれている可能性が高い!)を見て・・ この【夏】の支配者が、相当な裏切り戦術術策工作員活動で できた国だとすると・・ 396年: 後燕の慕容垂死去し、慕容宝が継ぐも国内が乱れ、 北魏が侵攻(【魏志倭人伝】は彼らの視点で残された文章?) この年に! 高句麗の好太王が水軍で"百済”と【倭】の連合軍を破る・・ とあります・・ 百済は、古いお宮さんに石碑で子供時分見かけたものです・・ 百済とは、それこそ!縄文人の中に弥生人として現れ、 仲良く、古墳文化を創って日本の文化の基本ができたお仲間の民族なのかもしれません・・ ゾロアスター系に始まる二元論文化、かつ性悪説を持ち込む、 それ以降の侵略者らが・・この時期で言うと・・ 朝鮮半島の高句麗だったのでしょうか?? で・・高句麗民族は、仏教とともに”高麗”に一旦、落ち着くが・・野望も持つ?野望に火をたきつける中東の世界支配思想は 中国、朝鮮半島でずっと!戦乱が続けられる・・?? 厳密に言うと・・ BC6C~ ペルシャ(古代イラン)の民を治めるために、 世界最古の一神教・二元論「ゾロアスター教(拝火教)」(当初は性善説)が 性悪説にことば上でひっくり返して大衆の中に広げられ、 人々をものごとを考えないロボットとして・・つまり、奴隷として 扱いやすいように洗脳されたのが始まり・・?? 追われた性善説のゾロアスター教徒はインドへ流れ込み、 又、その後をさらに征服の手を広げようと 追ってくる性悪説軍団に対して、 土着の宗教哲学と融合して・・ その戦乱と虚偽と仕掛けられた事故、わなの社会を倦んで 仏陀は出家し、 火に対抗して水からの信仰二よりどころを求めたのではないか・・ それを後の弟子が文章化したのがお経? が、これに対しても、征服者らはまた! 性悪説の二元論でカルトをつくり、 人々の心を巣食っていく・・ こうして中国の唐にわたり、 中国の土着の宗教哲学とこれら二元論の仏教が融合し、 征服者らの政権者への侵入(色目人)とともに、、 中国仏教として派生していき・・ この時に、小野妹子らが使命感だけでなく、 当時とて大変な財力資本が必要だった遣唐使、遣隋使で日本に輸入している・・ 他方、本家大本のほうではヨーロッパにむけ、 ユダヤ教、マニ教(一部、インド、中国にも、又日本にもきてる:3C半、マニ教(ゾロアスター教をベースに、 キリスト教と仏教をブレンドした宗教:摩尼=マリア?摩利支天??)⇒ゾロアスターの迫害により、ウィグル族へ逃げ伝導?⇒中国の唐代に、則“天武”后を心服させ、国家権力に侵食し始める(宗教は女性が引っ掛かりやすい?!? 751年:中国・唐の高仙之、 イスラム(コーランが経典?(a)イスラエルと似た語感?!?)に敗戦: ↓ 755年:チベット王?最盛期に、ラマ教? (ペルシャで生まれた世界初の一神教、二元論信仰の (a)ゾロアスター教から変異した マニ教?からのバリエーション?!?) 要は、侵略者イスラムが持ち込んだ、 非占領国民・唐人の国民思想洗脳に使う為の宗教??!?) イスラム教、 キリスト教(これも!火を消す水に意義を求めてる)が生まれたのではないだろうか?) (当時のインドでの状態を手塚治虫の《ブッダ》や 昔の映画のシーンの印象で言うと・・) 本来、大自然、宇宙の発生からの過程をみて、 生まれたものを【良し(善)】と前提することから始まる【性善説】に対して、 性悪説は、【悪(克すべきもの)】としてみなす・・?? 性善説は、本来在るものを認めるので、 言葉での説明(理論)はさほど必要なく、 感性、感受性で信頼、一体感を築いていく・・ 他方、【性悪説】は、 それらを言葉によって、屈服させねばならないから、 そこから論理学が発展し、 他方、性善説のほうも自然科学の分野でその発展を進めるが、 他方、社会のほうは、性悪説が のんびり信頼をして暮らしてるのを だまし討ち、ヤラセ事件での工作活動で、 戦争へと向かわされ、あっという間に!征服されていく・・ 世界中に広がり、 征服する手段としてカルトを様々な土着信仰と結びつけ、 政権と戸近くでそれを広め、 他方、又それに対抗して、土着信仰哲学とブレンドした それらの性善説版で対抗して、 人々の安寧を作ろうとする・・ やがて資本主義化が広まり始めると・・ 今度は、目先の資本(利益)を餌にしたカルトを作り出し、 より一層!強固な性悪説論理で社会を作り上げていく・・・ 不穏になったから、防備するのではなく、 不穏にしておいて、防備と言う産業で資本をかき集める・・ というやり方?? 戦争がおこったから、治安部隊が出動してるのではなく、 治安部隊が出動して、当地を征服し、 自分好みの街、社会を作り上げるために 戦争を起こしている・・・?? (ユダヤ教もマニ教もその教えの下で成立) もちろん!キリスト教新約聖書もイスラム教も! ちなみに・・京都の仏教寺院・ これが今につながっている・・??
なかなかNO2の方の論評はよろしいかと思います。 付け加えるなら、また、中国が台湾に対する主権にこだわる最大の理由については、中華民国政府を滅ぼしたときが完全な中国統一であると言うことと、面子でしょうね。 意外と面子も重要なファクターであると思われます。
- tanuki4u
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中華思想自体は、それぞれの民族が持っている「エスノセントリズム」自民族優位思想の中国人版でしかありません。 古代ギリシャ人が、蛮族をバーバリアン(言葉の通じない人々)と言っていたのと大差はありません。 現代中国における質問者が挙げている事例は、 中国共産党の支配の正当化 このために行われています。 支配の正当化のひとつとして、前政権の正当なる継承者という方向があります。前政権とは、清になります。清の支配領域は全て現在の中国が支配すべきであり、支配することによって正当性が証明されるというもの。 もう一つの正当化が、ちゃんと国民を食わせていくということ。ウィグルや尖閣諸島・南沙諸島への支配権主張は、そこに地下資源があるからです。国民を食わせて行くにはエネルギーが必要でありそのエネルギーを確保するための主張です。 三つ目の正当化の方法が、解放の旗手主張。現在の中国の独立は中国共産党が実現したというもの。そのための悪玉役をさせられているのが日本と言うことになります。
- wolf125
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中華思想というのは、中国が古来から栄えている事から、中国人・中国文化が一番優れていて世界の中心にあるのだという思想です。 日本では視野の狭い人を指して蔑称として使われる事もある言葉です。 中国人の中でも漢民族によく見られる思想ですね。 昔は中国の王朝に世界中から使節が送り込まれたそうですから、そのように思ってしまっても不思議は無いでしょうね。 最近の経済発展によって外国に目を向ける方はかなり増えましたが、実際に中国に行くと中華思想の方はまだまだ沢山いらっしゃいますよ。 例えば中国人が外国語を覚えるのではなく、外国人が中国語を覚えるべきだという壮年の方は本当に多いです。 でも若い方は視野が広く、枠に捕われず何事にも意欲的な方が多いです。
- harepanda
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中国は国内向けに情報操作を行っていますので、中国人が共産党の意見に強く影響されてしまう現象は事実として存在します。共産党の発想としては、単に、清王朝が支配していた地域が中国の本来の領土であって、それを取り戻そうとしているだけのような気がします。つまり、中国共産党の頭の中では、まだ独立戦争は終わっていないのです。 ただ中国共産党も世代が若返るたびに現実感覚を取り戻しており、すぐに中国が他国に軍事侵攻するということは考えにくいでしょう。毛沢東に対する公然たる批判が行われるようになっていますので、彼らも馬鹿ではないのです。中国は原則としては共産主義国家でありながら、現実としては限りなく資本主義国家に近づいてきています。実は、中国共産党は日本の自民党を良く研究しています。どうすれば形式上の民主主義制度のうえで、実質的な一党支配を続けることが出来るのかという問題意識があり、いずれは一党独裁体制を捨てなくてはいけないことを理解しているのです。 ただ、やはり台湾やチベットにおける中国の行動には、感心しません。例えば、鳥インフルエンザに関する国際会議から、台湾を締め出したのは、ひどい例だと思います。渡り鳥によって感染が拡大していく鳥インフルエンザのようなテーマについては、政治的な意図は別として、人類全体の課題として対応して欲しいものだと思います。 台湾問題については、各国に思惑の違いがあり、台湾を死守したいアメリカや、台湾との関係が良好である日本としては、極東アジアにおける不安定要素として、中国が台湾に攻め入ることがあってはならないという緊張感を持って観察しています。他方、ヨーロッパ諸国は中国に武器輸出をして儲けていますので、非常に困ったものだと思います。幸い、安倍政権が対中関係の改善に成功し、後を次ぐ者が福田であっても小沢であっても、比較的、中国との関係には造詣の深い人々なので、中国との外交をうまく進めて行ってくれることでしょう。外交は個人的な信頼感によるところも大きいのですが、真の友人であれば、ズバリ、「お前が台湾やチベットで悪いことばかりしているから、日米だけでなく、ASEAN諸国からも、中国の軍備拡大路線に不安の声が上がって来るんだよ」と助言することも可能です。言いにくいことを言うには、個人的な信頼関係が不可欠なのです。 ちなみに、中国のインターネットは政府のファイアウォールを通っており、チベットと台湾に関するサイトは、半分が接続拒否されます。恐ろしい世界です。