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神経症と適応障害の違い
神経症と適応障害の違いは何ですか? 私自身がこれに当たるのではないかと思い、質問をさせて頂きました。 宜しくお願い致します。
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以前、カウンセラーとして精神科クリニックで仕事をしていた者です。「神経症」とは俗に言うノイローゼのことです。広い意味では、精神病レベルでない心の不調は全て神経症と呼ぶこともできます。あなたの症状がわかりませんが、一般に神経症と呼ばれるものには種類があり、不安神経症や強迫神経症が有名ですが、抑うつ神経症と呼ばれるものもあり、うつ病は厳密には精神病とされるので、そこまででない抑うつ状態は抑うつ神経症となります。一般の方が、「私、うつ病で…」とおっしゃる場合、うつ病ではなく、この抑うつ神経症のことを指す場合も多いです。医師が、「うつ状態だねぇ」と言っても、うつ病を指しているとは限りません。 一方、「適応障害」ですが、現在の仕事や生活に適応できなくなった状態を指すのですが、環境にストレス因がなくても発症するものを「うつ病」や「神経症」とするのに対して、明らかに職場などの環境にストレスなどの発症因が想定される場合に、「適応障害」と診断されます。ただし余計なことですが、抑うつ状態になる場合、きっかけになるストレスがある方が多いので、実際にはあまり区別して使わない医師もいます。 数人の医師と仕事をして感じるのは、医師により診断に癖があるということです。体の病気と異なり、目で確認できない心の病は、医師によって診断名が異なるのはよくあることです。ですから、どっちかな?とこだわるより、御自身の心の不調を受け入れ、主治医に相談されることをお勧めします。
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- pipipi911
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病理の本を読めば詳細が 判然とするでしょう。 神経症は、かなり以前は、神経衰弱と 云われていて、ドイツ語のノイローゼという 言葉に充てられていました。 私は、山頭火さん関連の本で、 彼が「神経衰弱」を事由に、東京市(=現、東京都)の 臨時職員の職を辞していたことを知りました。 また、その本で、飲酒が「神経症」の行為である ことも知りました。 「適応障害」は、比較的に新しい病名ですね。 私の感覚では、この「適応障害」は、 OCD・SADetc.と共に、症状的に「神経症」に 内包される障害ではないかと 思われます。 BPD(=境界性人格障害<境界例人格障害)という 症状があるのですが、これは「精神分裂病」と「神経症」の 中間に位置づけられる症状ということで名づけられた 経緯があります。以前は、 精神病とは分裂病のことで、他は、神経症として 分類されていたのです。そういう 次第ですので、病理の本を読むことを お勧めします。詳細が判然としますので。 ふろく: [「適応障害」は、今上皇后陛下が 皇太子妃の時代に、長い年月、苦しまれた症状ですが、 皇后陛下になり不本意な環境から本意の環境状況に 変わったことで、自身の才能を活かせる状況となり 急速に回復されましたね] Adieu.
お礼
ご回答ありがとうございます。 神経症に関しましては、ある程度調べましたが、もしかしたら適応障害も同じようなものではないかと感じたため、質問をさせて頂きました。 詳しく説明していただきありがとうございました。 参考にさせて頂きます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 神経症に関しましては、ある程度調べましたが、もしかしたら適応障害も同じようなものではないかと感じたため、質問をさせて頂きました。 詳しく説明していただきありがとうございました。 参考にさせて頂きます。