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銀行の信用創造

銀行の信用創造は準備金が仮に10%として銀行の預金総額が1億としたら9億貸し出せるということですか?

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  • kzr260v2
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回答No.1

信用創造は貸付の限界を示してはいないです。銀行が貸し出すと【全体のお金が増える】ということを示しています。 銀行は現金としてのお金を扱うだけでなく、数字としてのお金を扱っていることにご注目ください。 大きな金額になるほど、貸付の際はいずれかの銀行口座に振り込みという結果になります。この瞬間、数字としてのお金は増えました。ここを切り取り、信用創造と言っているわけです。 ※ 銀行が無限に貸し出すことができないよう銀行法で制限されています。貸し出しの上限はそれとして、信用創造はそれとして、それぞれ理解すると納得しやすいと思います。 ※ 蛇足かもしれませんがご案内いたします。銀行としては、現金の預金などは扱わず、数字だけ扱うことができれば、とても楽なビジネスとなります。なので、ATMの引き出し手数料や振込手数料より、インターネットバンキングの方が安く設定していたりします。 つまり、銀行がこれだけ社会に定置していますと、いまさら現金の預金なんて集めなくても、銀行は成り立ってしまうのです。 そして、信用創造された数字としてのお金は、返済されると消えてなくなります。「せっかく増えたのに!」と思う人もいるかもしれませんが、これが数字のお金の気持ち悪さです。 お金にまつわる気持ち悪いことの代表格に、国が発行するお金と税金の関係があります。現在、農産物や地下資源などと関係なく、無からお金は作り出されます。その無から生まれたお金が税金として国に戻ったとき、再び無となります。信用創造されたお金が消えたように、税金として納められた時点でもお金は消えています。 黎明期の銀行が預金によって運営されていたり、黎明期の日本で米の税を予算とされていたりは、社会が何周も周る前の過去の話しなのです。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。

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